季節によっては外壁塗装が行えない?

外壁塗装は屋外で行う工事ですので、雨が降りやすい梅雨や寒い冬は工事ができるの?と心配される方も少なくありません。

外壁塗装は確かに屋外の気象条件や環境によっては行えないこともありますが、季節ごとの気候の特徴を予測し対策していれば、作業が何度も中断したり無駄に延期したりするリスクは減らせます。

 

この記事では季節が外壁塗装工事に与える影響とその理由について徹底解説します。

■外壁塗装工事を行うためには3つの条件が必要

まず大前提として、外壁塗装を行うためには最低でも以下の3つの条件が整っていなければなりません。

そしてこれらの条件が揃うかどうかは、季節がそれぞれ持つ気候の特徴に大きく左右されます。

 

季節別のメリットやデメリットがより把握できるように、まずは外壁塗装を行うための条件を確認しておきましょう。

1.塗料を使用できる環境であること

屋外で行われる外壁塗装では、現場の環境が塗料の品質に大きく影響します。

基本的に低温でも高温でも外壁塗装は行えますが、気温があまりに低すぎたり湿度が高すぎたりする環境では塗料自体が使用できなくなるため工事が中断されます。

 

塗料が使用できる最低条件
気温5℃以上

湿度85%未満

 

塗料は気温が低いほどと乾きにくくなるが、気温が5℃を下回ると正しく乾燥できなくなり、剥がれや縮みなどの施工不良を起こしてしまいます。

 

さらに、雨が降りそうなときなどに空気中の湿気が多すぎると水分が塗料に混ざってしまい、こちらも施工不良の原因となってしまいます。

近年の外壁塗装は約10年耐久性を保ち続けますが、施工不良を起こした塗料は5年以内に耐久性を失ってしまいますので、塗装工事後10年も経たずにすぐに塗り直しが必要になってしまいます。

2.雨が降っていないこと

原則として、雨が降っている日は外壁塗装を行うことができません。

雨が降っているときに塗料を使用すると、雨が塗料に混入して高湿時と同じように施工不良を起こしてしまいます。

近年では真水で薄めて使用する「水性塗料」なども登場していますが、薄める水の量には決まりがありますので雨が混ざってはいけません。

 

小雨程度であれば凌げるのではないかと思ってしまいますが、雨が降るような天気ということは湿度も85%近くなっていますので、大雨・小雨に関係なく降雨時は工事を中断しなくてはなりません。

なお、湿気や雨だけでなく雪も水分ですので、当然工事は行えません。

 

業者の中には工事をさっさと終わらせたいために「このくらいの雨なら大丈夫ですよ」などと言って工事を強行しようとする所もありますが、このような施工品質を無視する業者は施工不良が起きても保証してくれません。

 

雨が降りやすい季節に塗装を行うときは、できるだけ雨を避けて工事予定を考えてくれる良心的な業者と契約するようにしましょう。

3.安全に作業が行えること

外壁塗装でははじめに建物の周りに足場を組みますが、足場はしっかり組み立てなければ崩れたり倒壊したりして非常に危険です。

もし設置が甘い足場で高所作業を行えば、作業員が落下したり鋼材が揺れて建物が傷ついたりして重大な事故を引き起こす恐れがあります。

 

その他にも、強風時は足場が揺れたり道具が吹き飛んだりする恐れがありますので、安全上の理由から工事が行えなくなります。

 

また、足場には「飛散防止ネット」を張り巡らせて工事中のしぶきや粉塵が周囲に飛散しないよう処理されますが、台風接近時のような風が強い日はこの飛散防止ネットをいったん収納する作業が行われます。

もし強風でネットが煽られると足場まで引っ張られてしまい、揺れたり倒壊したりして建物を傷つける恐れがあるためです。

■条件が揃えば外壁塗装はどの季節でも行える

季節ごとの気候の特徴に多少左右はされるものの、外壁塗装には「絶対に工事が行えない季節」というものはなく、反対に「これがベストシーズン」と言えるような季節もありません。

 

最も恐ろしいのは、「梅雨は雨が降って延期になりやすいし、夏は窓が締め切られて部屋が暑い」などと考えすぎて、いつまで経ってもメンテナンスに踏み切らず建物の劣化を早めてしまうことです。

1.外壁塗装は一年中いつでも実施可能

外壁塗装が行えない条件は上記でご説明した通りですが、言い換えれば、条件さえしっかり守れば外壁塗装は季節に関係なく一年中行える工事ということです。

 

6月の梅雨や9月の台風シーズンなど、天候が荒れやすい時期はなかなか予定どおりに進まないかもしれません。

しかし外壁塗装業者はどの季節であろうと、天気予報を見ながら工事日程を組むのが当たり前です。

万が一天候が原因で工事が行えなくなっても、すぐに施主に連絡したりスケジュールを見直したりするなどして対応してくれます。

 

長年外壁塗装を行ってきた業者は悪天候になったときの対応にも慣れていますので、実績が豊富な業者であればあるほど現場の施工管理を徹底してくれるでしょう。

●季節がいつであっても建物のメンテナンスは必要

塗装は雨水や紫外線から家全体を保護しており、塗料が耐用年数を迎えて耐久性を失ったときは、すぐに新しい塗料に塗替えなくてはなりません。

 

塗替えを行うべきサインには以下のようなものがあります。

 

サインの種類 発生原因と危険な理由
外壁表面に触れると粉が付着する(チョーキング現象) 発生原因:塗料が雨や紫外線で劣化して結合力を失い、成分の顔料が表面に現れ始めている

危険な理由:塗料が防水性や耐候性(紫外線に対抗する力)を失っている

モルタル壁などの表面にひび割れ(クラック)ができている 発生原因:モルタルの乾燥による収縮や、建物にかかった地震や強風の負荷で割れている

危険な理由:割れ目から雨水が外壁内部に浸水する恐れがある

雨漏り 発生原因:雨水がどこかから建物内部に浸水している

危険な理由:構造材や屋内の設備が水分で腐食する恐れがある

広範囲のカビや藻、黒ずみ 発生原因:カビや藻などが好む湿気や水分が多い状態になっている

危険な理由:塗膜が防水効果を失っている恐れがある、アレルギーの原因になることがある

サイディングボードの目地に詰められているシーリング材(コーキング材)の劣化 発生原因:紫外線や雨水でシーリング材が劣化し、縮んだり割れたりしている

危険な理由:縮んだ部分や割れ目から雨水が外壁内部に浸水する恐れがある

 

いずれも塗膜の強度や建物の防水性が劣化して起きる現象であり、工事を行うべき時期を知らせるサインばかりです。

 

これらの劣化症状が進行すると塗装では補修できなくなり、外装材の交換や建物躯体部分に手を入れるなどの大掛かりなリフォームが必要になってしまいます。

劣化を放置して建物を危険な状態にする前に、季節に関係なくお住まいの劣化診断をしてもらい、塗装やシーリング工事で建物のメンテナンスを済ませておきましょう。

2.一部地域では例外もある

全国どの地域でも、季節に関係なく外壁塗装を行う事はできます。

ただし東北・北海道や日本海側、その他積雪量の多い地域や寒冷地などでは冬場は一切工事が行えなくなることがあるため、該当地域にお住まいの方は注意が必要です。

 

冒頭で紹介した通り、雪は塗料の乾燥を阻害するだけでなく、積もると足場の設置や足場上での作業をストップさせてしまいます。

また、気温が氷点下を超える日が続くことも珍しくないため、塗料が使用できる「気温5℃以上」という条件をクリアできません。

さらに冬場はただでさえ明るい時間帯が短く作業時間が限られて、工事期間が延びやすい季節ですが、一部地域の中には他のエリア以上に明るい時間が少なく、何日もかけて工事しなければなりません。

 

 

このような理由から積雪エリアの塗装業者は、冬場になると外壁塗装工事をお休みし、塗装以外の外装リフォームや室内工事のみ行うようにしている業者もいます。

●気候条件が気になるときは地域密着業者がおすすめ

おすまいのエリアが季節にどのような影響を受けるか心配な方は、地域内の施工実績が多い地域密着タイプの業者に塗装を依頼するとよいでしょう。

 

地域で長年施工してきた地域密着業者であれば、施工地域の気候の特徴に合わせて工事予定や工事内容を考えてくれます。

 

地域の気候に合わせた工事の例)

  • 雨で水捌けが悪くなるエリアなので、基礎部分の防水を入念に行ってくれる
  • 海に近い沿岸部なので、塩害によるサビ対策として防錆処理を徹底してくれる
  • 毎年台風が接近する時期になると、施工後でもアフター点検の連絡をくれる

など

 

この他にも、外壁塗装の依頼が増え始めているエリアや雨漏りの報告件数が多いエリアといった地域の業者にしかわからない情報も地域密着であれば豊富に持っているでしょう。

 

もちろん、地域密着業者だからといってやみくもに選ぶのではなく、業者選びの際は、複数の会社から見積もりを取って価格や工事内容を比較し、優良業者を選ぶようにしましょう。

■季節別の外壁塗装メリット・デメリットまとめ

以下は季節ごとの外壁塗装のデメリットをまとめた表です。

「そろそろ外壁塗装をするべきかな」と思ったときに、施工業者選びやスケジュール調整の参考としてお役立てください。

春に外壁塗装を行うメリット・デメリット
メリット 一年の中でも比較的天候が落ち着いている

気温が塗料の使用に適している

デメリット 梅雨を前に受注が殺到する繁忙期のため、依頼したい業者の予約が取りづらくなる可能性がある

 

夏に外壁塗装を行うメリット・デメリット
メリット 気温が高いため塗料が伸びやすく塗りムラになりにくい

日照時間が長いため午前中から作業に取り掛かれる

デメリット 屋根面が高温になるため昼間を避けて気温が落ち着いた時間に作業することになる

窓とエアコンが養生シートで塞がれるため室内の暑さ対策が必須

 

秋に外壁塗装を行うメリット・デメリット
メリット 天候が落ち着いている

空気が乾燥していて塗料が乾燥しやすい

デメリット 台風が接近しやすいエリアは工事が延期になりやすい

台風通過後は雨樋・雨戸や雨漏り補修などが殺到して塗装の予約が取りにくくなる

 

冬に外壁塗装を行うメリット・デメリット
メリット 低温のため塗料が固まるまで時間はかかるが、空気が乾燥しているので施工不良が起きにくい
デメリット 寒さで職人の手元が狂い塗りムラになりやすい

作業時間が限られて工期が延びやすい

積雪地域では「足場が設置できない」「降雪で塗料が使えなくなる」などの理由で冬季のみ工事自体が行えなくなることがある

 

■おわりに

外壁塗装工事は塗料が耐用年数を迎えるたびに再び行わなければなりませんが、建物の防水性や耐久性を守るために欠かせない大切なリフォームです。

天候が気になってなかなかスケジュールが組めないとお悩みであれば、思い切って地域の業者に相談し、降雨や積雪など様々な環境化での施工方法を教えてもらうことをおすすめします。

 

季節ごとのメリット・デメリットをしっかり把握したうえで複数社から見積もりを取り、最も安全な工事内容を相場価格で提案してくれる業者に依頼しましょう。

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