外壁塗装で塗る場所はどこ?塗装箇所と範囲を徹底解説

外壁塗装を検討するとき、多くの方が「どこまで塗ってもらえるのか?」と疑問に思います。

「外壁塗装」という言葉から、家の壁だけをイメージしがちですが、実際の塗装工事では、外壁以外のさまざまな箇所も含めて塗装するのが一般的です。

外壁だけ新しく塗り替えても、周囲の部位が古いままだと、見た目にちぐはぐになったり、塗装していない部分の劣化が早く進んで後々後悔するケースもあります。

 

本記事では、外壁塗装工事で実際に塗るべき主な場所と、塗装しない(できない)場所について詳しく解説します。

さらに、見積もり時に塗装範囲を確認するポイントや、付帯部(ふたいぶ)も含めて塗装するメリット・注意点も紹介します。

 

初めて塗装工事を依頼する方でも、この記事を読めば「どの部分を塗るべきか」「何を事前に確認すべきか」など、外壁塗装工事で塗る場所に関しての知識が明確になります。

大切なお住まいを長持ちさせ、仕上がりにも満足できるよう、塗装範囲の考え方をしっかり押さえておきましょう。

外壁塗装で塗る場所:基本は家の外側全体

外壁塗装工事の塗装範囲は、基本的に、建物の外側に露出している部分全体と考えてください。

一般的な戸建住宅の場合、メインとなる外壁本体はもちろん、屋根(※別途依頼時)や付帯部(ふたいぶ)と呼ばれる細かな付属部分も含め、家の外側の様々な箇所が塗装の対象になります。

 

塗る場所は、契約内容によって決まりますが、通常は外壁に面するあらゆる箇所を塗装すると考えて良いでしょう。

例えば、2階建て住宅なら、1階も2階も全ての外壁面を塗りますし、ベランダの外側壁面も外壁の一部として塗装します。

 

また、雨樋(あまどい)や破風板(はふいた)などの付帯部分も、多くの場合は見積もりに含まれており、一緒に塗り替えを行います。

契約内容によっては、「外壁塗装 一式」「付帯部 塗装一式」などと一括表記されることがありますが、その場合でも、実際には具体的な箇所すべてを塗装するのが一般的です。

 

重要なのは、工事前にどの箇所まで塗るのかを施主と業者で明確にしておくことです。

後から、「ここは塗られていなかった」という行き違いがないように、契約前の打ち合わせ段階でしっかり確認しましょう。

 

次章から、外壁塗装で具体的に塗る場所について、外壁本体と付帯部に分けて詳しく見ていきます。

外壁塗装で塗る場所一覧:外壁本体と付帯部

外壁塗装工事では、塗装範囲を大きく二つに分類できます。

まず家の「外壁本体」、そして外壁や屋根に付属する「付帯部」です。

 

この章では、外壁本体、および主要な付帯部について、それぞれ塗装する理由やポイントを説明します。

普段、聞き慣れない部位の名称も出てきますが、一つ一つ確認していきましょう。

外壁本体(建物の壁面部分)

まずは、塗装工事の主役である外壁本体です。

建物の外周を囲む壁面そのもので、家の「顔」となる部分になります。

 

外壁には、窯業系サイディング、モルタル壁、ALCパネルなど様々な素材が使われていますが、いずれも年月とともに劣化し、防水性能や美観が損なわれていきます。

塗装により、外壁表面に新しい保護塗膜を作ることで、防水性・耐候性を回復させ、外壁材の寿命を延ばすことができます。

 

外壁塗装を行う主な目的は以下の通りです。

  • 雨風や紫外線から建物を守り、内部への水の浸入を防ぐ(防水性の確保)
  • チョーキング現象(壁を触ると白い粉が付く)や色あせ、汚れをリセットし、美観を取り戻す
  • ひび割れや欠損を補修し、構造躯体へのダメージを防止する

 

適切な時期に外壁を塗り替えることで、雨漏りや構造材の腐食といった重大なトラブルを未然に防ぐことができます。

一般的には、新築後10年程度が最初の塗り替え目安とされ、それ以降も、定期的なメンテナンス塗装が推奨されます。

 

なお、外壁の素材によって、使用する塗料の種類が異なる点にも注意が必要です(モルタル壁にはモルタル用、サイディングには相性の良い塗料など)。

家の素材に合った塗料選びをすることで、塗膜の密着性と耐久性が高まり、より長持ちする塗装になります。

 

外壁本体の塗装は、外壁塗装工事の要であり、この部分をしっかり塗り直すことで、建物の保護と見た目の刷新が達成されます。

しかし、それだけでは完全とは言えません。

続いて、外壁や屋根を取り巻く様々な付属部分「付帯部」の塗装について見ていきましょう。

付帯部とは?外壁塗装で塗るべき付帯部

付帯部(ふたいぶ)とは、建物の屋根や外壁「そのもの」以外に取り付いている付属部位の総称です。

簡単に言えば、家の外側にある細かなパーツ類が付帯部にあたります。

 

付帯部には、住宅を雨風から守る上で重要な役割を持つものが多く、材質も外壁とは異なる木部や金属部品でできていることが一般的です。

そのため、放置すると劣化が進み破損や機能低下を起こす恐れがあり、外壁塗装の際にはこれら付帯部もまとめて塗装するのが通常です。

 

付帯部を塗装せず、外壁だけ新しくすると、外壁以外の部分の古びた色やサビがかえって目立ってしまい、せっかくの塗装効果が半減してしまいます。

美観と耐久性の両面から、付帯部塗装は外壁塗装とセットで行うのが望ましいと言えます。

 

ここからは、主な付帯部ごとに塗装の必要性や注意点を解説します。

雨樋(あまどい)

雨樋は、屋根に降った雨水を受けて、地上まで排水するための縦横に設置された筒状の部材です。

雨樋は、戸建住宅で必ず設置されているもので、外壁塗装時には塗装範囲に含めるのが一般的な箇所です。

 

もし、雨樋だけ古いままだと、外壁を塗装して新築同様に綺麗になったとしても、雨樋の色あせや汚れが際立ってしまいます。

そのため通常、外壁塗装工事では雨樋も外壁と同時に塗装します。

 

雨樋の素材には、塩化ビニール(塩ビ)製と金属製があります。

近年は耐久性のある塩ビ製が多いですが、どちらも紫外線で塗膜が劣化し、退色や表面の粉吹き(チョーキング)を起こします。

塩ビ製雨樋は、塗装しないまま、長年経つと、素材自体が硬化・脆化し、割れやすくなることもあります。

 

塗装によって、雨樋表面に新たな保護膜を作ることで、色ツヤが蘇るだけでなく樋自体の耐久性も向上します。

雨樋塗装には、通常、下塗りにプライマー(塩ビ用接着剤塗料)を使用し、上塗りには耐候性の高いウレタン系やシリコン系塗料を用います。

素材に適した塗料を選ぶことで、塗膜剥がれを防ぎ美観を長持ちさせることができます。

 

なお、雨樋は建物の高所にあるため、足場設置時でないと塗りにくい部位です。

足場を組んで行う外壁塗装の機会に一緒に塗っておくのが効率的と言えるでしょう。

破風板・鼻隠し(はふいた・はなかくし)

破風板(はふいた)鼻隠し(はなかくし)は、屋根の側面に取り付けられた板状の部材です。

簡単に言うと、屋根の縁を覆うように取り付けられた木の板のことを指します。

 

破風板と鼻隠しは、役割は似ていますが、呼び名が異なるのは場所による違いです。

雨樋が取り付けられていない側の屋根縁板を「破風板」と呼び、雨樋を固定する側の板を「鼻隠し」と呼びます。

 

破風板は、屋根裏に風雨が吹き込むのを防ぐ役割、鼻隠しは、屋根の垂木(構造材)を隠して見栄えを良くする役割があります。

どちらも、木材で作られていることが多く、外壁塗装時には標準的に塗装対象となる付帯部です。

 

木部である破風板・鼻隠しは、塗装せず放置すると雨水や紫外線による腐食や劣化が進みやすい箇所です。

塗膜が剥がれて、木地が露出すると、雨染みや腐り、さらには、シロアリ被害の原因にもなりかねません。

そのため、塗装工事の際には、忘れずに塗り替えて保護する必要があります。

軒先の高い位置にあるため、自分では気づきにくいですが、新たな塗膜でしっかり覆っておくことで防水性が高まり、木材の寿命を延ばすことができます。

 

塗料は、耐候性の高いウレタン系やシリコン系塗料が用いられることが多く、下地が木部の場合は、下塗りに木部用プライマーを使用します。

古い塗膜がある場合は、研磨(ケレン)でしっかり除去してから塗装することが重要です。

 

なお、屋根形状によっては、破風板や鼻隠しが存在しない家もあります(陸屋根や片流れ屋根などの場合)。

ただ、これらがある場合は、外壁塗装と同時に屋根塗装をする際は必ず塗装される部位です。

外壁のみ塗装の場合でも、業者に要望すれば、一緒に塗ってもらえますので、忘れずに依頼しましょう。

軒天井(のきてん)

軒天井(のきてん、軒天とも略称します)は、屋根の突き出し部分の裏側にある天井板のことです。

外壁から外に張り出した屋根の裏面、および、ベランダや玄関ポーチの天井部分も広い意味で軒天井に含まれます。

 

軒天井は、普段あまり目につかない箇所ですが、外壁塗装時には軒天もセットで塗装するのが一般的です。

軒天井板は、木質系ボードやケイカル板(ケイ酸カルシウム板)などでできており、こちらも経年で劣化します。

 

軒天は、直射日光こそ当たりませんが、地面や壁からの照り返しの紫外線、風雨による湿気や埃の付着などで徐々に痛んでいきます。

特に、古い住宅では、軒天板に穴が空いたり、シミが広がるケースもあり、塗装前に板自体の補修や張替えが必要になることもあります。

軒天井を塗装することで、雨染みなどの汚れを隠して明るい見た目に一新でき、防カビ・防湿効果のある塗料を使えばカビや腐食の発生も抑えられます。

 

軒天塗装には、比較的湿気に強く透湿性(内部の湿気を通す性質)のある塗料が適しています。

白や薄いクリーム色など、明るい色で塗られることが多く、家全体の印象をさりげなく向上させる部分です。

 

なお、軒天に小さな穴(有孔ボード)が開いている場合は、それは屋根裏の通気口です。

塗装の際は、その穴を塗料で塞がないように注意しながら作業する必要があります。

経験豊富な塗装業者であれば、その点も踏まえて丁寧に塗装してくれるので、問題となることはありませんが、手抜き業者対策として覚えておきましょう。

幕板・帯板(まくいた・おびいた)

幕板(まくいた)帯板(おびいた)は、建物の外壁に設けられた横長の化粧板です。

これらは、2階建て住宅で、1階部分と2階部分の外壁色を変える際の境目に取り付けられることが多く、外観デザイン上のアクセントになっています。

 

幕板・帯板も、素材は木材や硬質塩ビなどでできており、多くの場合外壁塗装時に一緒に塗装する対象です。

外壁の一部ではありますが、独立した部材なので、塗り残さず塗装する必要があります。

 

幕板等を塗装せずそのままにしておくと、板表面の塗膜が劣化して色あせ、外壁とのコントラストが悪くなります。

また、塗膜の劣化が進むと防水性が失われ、木製の場合は内部に雨水が染み込んで腐食や反り、最終的には板がボロボロになる恐れもあります。

そのため、外壁を塗り替える際には幕板・帯板も忘れずに塗装して保護することが大切です。

 

塗装を行う際の塗料は、破風板と同様のもの(木部なら下塗りに木部用下地材+上塗り塗料)を用います。

幕板・帯板を綺麗に保つことで、外壁の色分け部分がくっきり映え、家全体のデザイン性が向上します。

小さな部分ですが、家の印象を左右する要素なので、きちんとメンテナンスしておきましょう。

窓まわりの小庇・霧除け、ベランダの笠木

窓の小庇(ひさし)・霧除けや、ベランダの笠木(かさぎ)も塗装対象となる付帯部です。

窓の上部に突き出している小さな屋根状の板金を「霧除け(きりよけ)」と呼びます(雨除けの庇の一種)。

 

また、出窓の上面に被さる板金も同様の役割を持つ部材です。

これらは、鋼板などの金属でできていることが多く、経年で錆びたり塗膜が剥がれたりします。

 

霧除けは、雨水や霧を防ぐ重要な部分で、劣化して錆穴などが開くと、そこから雨水が室内に侵入し雨漏りの原因になることもあります。

したがって塗装による定期的なメンテナンスが必要不可欠です。

 

塗装では、ケレン作業(サンドペーパー等での錆落とし)を十分に行った上で、防錆効果の高い下塗り塗料(錆止め塗料)を塗布し、上塗りを行います。

錆穴が生じる前に保護塗装することで、霧除け板金の寿命を延ばすことができます。

 

ベランダの笠木とは、ベランダの手すりや腰壁の最上部に被せてある仕上げ板金のことです。

こちらも金属製である場合が多く、塗装しないまま放置すると、錆びや塗膜の剥離が起こります。

笠木は、ベランダ内部に雨水が侵入するのを防ぐカバーとして機能しており、錆などで隙間ができると、雨漏りや構造腐食につながります。

塗装による表面保護で防水性を維持し、美観も整えることが大切です。

 

なお、アルミ製の笠木や手すりの場合は、塗装には不向きです(詳細は後述の「塗装しない箇所」で解説)。

金属部で塗装可能な場合に限り、塗り替えを行うと覚えておきましょう。

雨戸・シャッターボックス

雨戸(あまど)シャッターも、状態によっては塗装が行われる付帯部です。

家の窓を守る戸袋式の雨戸板や、近年多い巻き上げ式シャッターは、日光や風雨にさらされて色あせやサビが発生します。

 

一般的に、戸袋式の雨戸(鋼板製)については、定期的な再塗装が必要とされ、外壁塗装の際に一緒に塗ってもらうケースが多いです。

雨戸を塗装することでサビを防ぎ、開閉もスムーズに保つことができます。

塗装時は雨戸板を取り外し、スプレーや刷毛で両面を塗装するのが一般的です。

 

シャッターボックスとは、巻き上げ式シャッターの本体が収納されるボックス部分のことです。

こちらも金属製で、外部に露出しているため、塗装して保護します。

シャッターボックスに関しては、壁と同色やアクセント色に塗り替えると、建物全体が引き締まった印象になります。

 

一方で、シャッターの可動部分(スラット部分)は通常、塗装を行いません。

塗料で表面を塗ってしまうと、巻き上げた際にシャッター同士が塗膜で貼り付き、動かなくなる恐れがあるためです。

塗った直後は良くても、夏場の高温で塗膜が軟化・癒着し、シャッターが降りなくなるトラブル例もあります。

そのため、シャッターがある場合はシャッターボックスのみ塗装し、シャッター本体は塗装しません

 

木製の雨戸が使われている古民家などでは、専用の木材保護塗料で塗り直すこともありますが、一般的な戸建て住宅では金属雨戸の再塗装が主なケースとなります。

水切り・換気フード

水切り換気フードも見落としがちな付帯部ですが、塗装可能な素材であれば塗装しておきたい部分です。

 

水切りは、外壁と基礎コンクリートの境目に取り付けられたL字型の金属板で、外壁をつたって流れてくる雨水を、基礎部分へ流さずに、排出する役割があります。

位置的に目立ちにくい部分ではありますが、金属製の場合は、錆びて腐食すると機能を果たせなくなるため、塗装による保護が必要です。

 

換気フードとは、キッチンや浴室などの換気口に取り付けられた小型のフード(半円形や四角形のフタ)のことです。

こちらも金属(スチールやアルミ)製が多く、屋外側に露出しています。

金属製の換気フードは、塗膜が劣化すると錆びてきますので、外壁塗装の際に一緒に塗装するのが望ましいです。

外壁と同系色で塗り直すことで見た目もすっきりと綺麗になります。

なお、換気フードがアルミ製の場合は、無理に塗装しなくても大丈夫なケースもあります(アルミは錆びにくく、塗装しても剥がれやすいため)。

その場合は、高圧洗浄で洗う程度に留め、塗装しない選択をすることもあります。

 

水切り・換気フードは細かい部分で塗り残しが発生しやすいため、見積もり段階で契約内容に含まれているかを確認しておきましょう。

業者によっては、付帯部一式に含めていて、水切りや換気フードも塗ってくれることもありますが、契約時や塗装後にチェックすることで、「そこだけ塗られていなかった」という事態を防げます。

その他の塗装できる細かな箇所

上記で挙げたもの以外にも、状況によっては塗装を検討できる箇所があります。

ただし、これらは基本の見積もりには含まれない場合が多いため、塗装してほしい場合は事前に業者へ依頼する必要があります。

ウッドデッキ・濡れ縁

木製のウッドデッキや縁側(濡れ縁)は、日射や雨で劣化しやすいため、塗装可能です。

塗装せず放置すると、木材が腐ったり、シロアリの温床になったりする恐れがあるので、保護塗料や防腐塗料を塗布するでメンテナンスできます。

 

ただし、人工樹脂製デッキは塗装不要(というよりも塗料が密着しない)なので注意してください。

門塀(門柱・塀)

家の敷地にある門柱や塀がモルタル仕上げの場合、外壁と同様に塗装できます。

塀は、ひび割れが生じやすいので、塗装で表面を保護しておくと、劣化を抑制できるでしょう。

 

ただし、ブロック塀の場合は、内部から湿気を帯びて塗膜が剥がれやすいため、塗装はあまり推奨されません(どうしても塗るなら通気性の高い塗料を使用してください)。

玄関ドア・表札・門扉

金属製や木製の玄関ドアは、素材によっては塗装可能です。

ただし、木製ドアや鉄製ドアなら、再塗装で美観を取り戻せますが、アルミ製のドアは塗装が乗りにくく、耐久性も下がるため通常は塗りません。

また、意匠性の高い玄関ドアの場合、外壁塗装業者ではなく、ドア塗装専門業者に依頼するほうが失敗しないでしょう。

詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

 

門扉や表札も同様で、塗装できる素材かどうかを確認しましょう。

ポスト(郵便受け)

鋳鉄製やスチール製のポストなら塗装で錆止め・美装が可能です。

外壁塗装と同時に塗り替えることで、ポストも新品同様の見栄えになります。

 

ただし、アルミ製・ステンレス製のポストは、塗料が密着しにくく剥がれやすいため、基本的に塗装には向きません。

犬小屋・物置

家屋付属の小型の犬小屋や木製物置なども、希望すれば塗装してもらえる場合があります。

これらも、素材次第ですが、木部であれば防腐塗装、トタン製であれば錆止め塗装などが考えられます。

エアコン室外機・配管カバー

エアコンの室外機本体や配管用ダクトカバーについても、依頼すれば塗ってくれる業者もあります。

ただし、通常は塗装範囲に含まれません

 

特に、配管カバー(樹脂製)は塗装すると、メンテナンス時に塗膜が割れて外しにくくなるため、業者側の考えで、あえて塗らないことも多いです。

室外機も、塗装自体は可能ですが、塗装が剥げたとしても内部機能にはあまり関与しないので、見た目を気にしなければ、無理に塗らなくても問題ありません。

 

以上のような細かな箇所を塗装したい場合、必ず契約前に業者と相談しましょう。

基本プラン外の作業になることが多いため、追加費用が発生するかどうかも含め、確認しておくことが大切です。

塗装しない・塗装できない箇所

ここまで、外壁塗装で塗るべき場所を見てきました。

しかし、家には塗装しないほうが良い部分や、そもそも塗装できない素材も存在します。

 

これらの箇所は、塗装を施さず既存の状態のまま残すのが一般的です。

塗装しない理由を知っておくことで、「なぜここはそのままなのか」と疑問に思った際にも納得できるでしょう。

代表的な「塗らない箇所」とその理由について解説します。

アルミ製の窓枠・サッシ、手すりなど

窓サッシ(窓枠)アルミ製の手すり玄関ドアなど、アルミニウム製の部分は、通常、塗装しません

理由は、アルミ素材は、表面に特殊な被膜処理(アルマイト処理等)が施されており、塗料を塗っても密着しにくく、剥がれやすいためです。

また、アルミ独特の金属光沢が塗装によって失われ、見た目が悪くなることもあります。

 

そのため、住宅の窓枠や玄関ドアがアルミ製の場合、外壁塗装工事でもその部分は塗らずに残すのが一般的です。

玄関ドアに関しては、最近の住宅では、アルミやスチールの複合材に、木目調やカラーの化粧シートを貼ったものが多く、塗装で色を変えるより、メーカー仕上げの風合いをそのまま活かすケースがほとんどです。

 

 

なお、こうした塗装しない部分の色は、新しい外壁色とのコーディネートを考慮する必要があります。

特に、窓サッシの色(黒やシルバー、ブロンズなど)は変えられませんので、外壁や付帯部の色を選ぶ際にはサッシとの調和を意識しましょう。

塗装後に「窓枠の色だけ浮いて見える」といった失敗を避けるため、業者とも相談しつつ配色を決めることが大切です。

コンクリート部分(基礎など)

建物を支える基礎コンクリートの部分は、基本的に塗装しないことが多いです。

一般的な住宅では基礎部分(地面から立ち上がって外壁を支えるコンクリート)は無塗装の灰色のまま仕上げられています。

 

基礎を塗装しない理由はいくつかあります。

まず、コンクリート自体が堅牢で、塗装による保護が必須ではない点です。

さらに、塗装してしまうと基礎に生じたひび割れや劣化を発見しづらくなるという側面もあります。

無塗装であれば、万が一、基礎に構造上の問題(クラック等)が生じても早期に目視確認できますが、塗膜で覆ってしまうと内部の異常を見逃す可能性があります。

 

また、基礎部分は地面に近く湿気が溜まりやすいため、普通の外壁用塗料を塗っても、塗膜が剥離しやすいという問題もあります。

日当たりや風通しが悪い基礎面に塗装すると、塗膜とコンクリート表面がうまく付着せず、しばらくして膨れや剥がれが発生しやすいのです。

 

こうした理由から、多くの塗装業者は、基礎部分を塗らない方針を取ります。

ただし、「基礎も綺麗に色を付けたい」「ひび割れ防止に塗装したい」という要望がある場合、専用の基礎保護塗料を用いて塗装することも可能です。

透湿性が高く、コンクリートに適した塗料を使えば、塗膜剥がれのリスクを減らしつつ基礎表面を保護できます。

 

基礎部分の塗装には賛否両論ありますので、希望する場合は業者とよく相談しましょう。

安易な塗装はせず、正しい方法で行えば、基礎の美観向上や保護効果を得ることもできます。

とはいえ、通常の外壁塗装プランでは、基礎部分の塗装は含まれないため、「基礎も塗りますか?」とこちらから確認するくらいで丁度良いでしょう。

無塗装の木部(白木部分)

白木(しらき)部分とは、ヒノキや杉などの無垢材で、表面に着色塗装を施していない木部のことです。

和風住宅の軒下や玄関柱など、木目の美しさを活かすためにクリアな仕上げ(または無塗装)になっている部分が該当します。

 

このような白木部分は、原則として塗装しません

理由は、塗料で塗りつぶしてしまうと木の風合いが損なわれるためです。

せっかくの自然な木目を見せるデザインであるのに、不用意にペンキを塗ってしまうと台無しになってしまいます。

 

白木部分のメンテナンスとしては、塗装ではなく洗浄や漂白剤によるクリーニングが一般的です。

経年で灰黒色に日焼けした木部は、白木専用の洗浄剤で洗ったり削り直したりすることで元の明るい色に戻せる場合があります。

塗装専門の業者では対応しないかもしれませんが、白木の洗い専門業者やハウスクリーニング業者が対応するケースもあります。

 

ただし、白木部分でも例外的に塗装する場合があります。

それは、過去に一度でも塗装されている木部です。

既に塗料が塗られてしまって木肌が見えなくなっている場合、その塗膜が劣化して剥がれてくれば、新たに塗装し直した方が見栄えも保護効果も良くなります。

「元が白木だから塗らないほうがいいですよ」と案内されるのは、あくまで未塗装で木目を生かした部分に限った話です。

 

まとめると、白木の意匠部分は極力現状維持、塗装歴のある木部は再塗装、と覚えておくと良いでしょう。

判断に迷う場合は、施工業者にその木部の材質や仕上げ状態を伝え、適切な対応方法を相談してください。

木部の塗装に関して、詳しくはこちらの記事もご覧ください。

その他:塗装しない箇所の例

上記以外にも、「ここは塗らないの?」と疑問に思う箇所がいくつかありますので補足します。

  • エアコンの配管ダクトカバー: 前述のとおり、多くの業者は塗装しません。塗ると、後のメンテナンスで不都合が出やすいためです。無塗装でも樹脂素材なので大きな問題はありません。
  • シャッターの可動部: こちらも先述の通り塗装NGです。塗装すると巻き取り時に不具合が出るためです。
  • ベランダの床面: ベランダの床面は外壁塗装ではなく、防水工事の領域であり、通常の塗装では対応しません。防水機能を持つ特殊な塗料による専門的な施工が必要なので、外壁塗装とは別工事です。知識のない業者が塗料で床を塗ってしまうと逆に雨漏りの原因になるため注意が必要です。ベランダの防水工事に関しては、こちらの記事もご覧ください。
  • 屋根瓦: 瓦屋根の場合、瓦自体は塗装しません(瓦は素焼きや釉薬で仕上がっており、塗料は弾かれます)。スレート屋根やトタン屋根なら塗装対象ですが、瓦屋根は塗りません。

 

このように、素材や用途によって、塗らない方が良い箇所が存在します。

塗装工事後に、「あれ、ここは塗ってないけど大丈夫?」と気になったら、遠慮なく業者に確認してみましょう。

優良業者であれば、理由も含めて丁寧に説明してくれるはずです。

見積もり時に塗装範囲を確認するポイント

外壁塗装工事で後悔しないためには、契約前の見積もり内容の確認が非常に重要です。

特に、「どこまで塗装してくれるのか」という範囲の部分は、細かくチェックしておきましょう。

塗装範囲を確認する際のポイントを以下にまとめます。

見積書の項目を細部まで確認

見積もりに、「外壁塗装 一式」「付帯部 一式」とだけ書かれている場合、その中身(具体的な塗装箇所)を業者に説明してもらいましょう。

「一式」とは、複数作業のまとめ表記ですが、「何が含まれていて、何が除外されるのか」が不明確です。

例えば、雨樋・破風・軒天など付帯部は全て含まれているか、ベランダ防水や鉄部塗装は別途か、などの説明を求めましょう。

塗装する箇所の明細を書面で残す

可能であれば、塗装予定の部位を明細に記載してもらいましょう。

「破風板塗装〇〇円、雨樋塗装〇〇円…」といった形で書いてもらえれば、それぞれの塗装が相場から見てどうなのかを判断できます。

そこまでは難しい場合も、口頭で確認した内容を契約書やメールに残してもらうだけでも、後から「言った、言わない」などのトラブルを避けることができます。

オプション箇所の有無

前章で挙げたようなオプション的箇所(室外機やポスト等)で塗ってほしいものがある場合、必ず事前に相談しましょう。

「それは今回は含まれていません」と後から言われないように、契約時に料金に含めてもらうか、追加費用で対応可能かを確認します。

ベランダ床の防水工事について

ベランダの床面は、先述の通り、塗装ではなく、防水トップコート塗り替えが必要です。

また、通常の塗装ではなく、防水用の特別な施工が行われます。

 

依頼した外壁塗装業者が、防水工事を手配してくれるのか、それとも別料金で同時に施工してくれるのかを確認しましょう。

同時に行わない場合、後日に別途、防水工事を検討する必要があります。

ベランダの防水工事は外壁塗装と同時に済ませよう

バルコニー・ベランダ・屋上防水工事の工法の違いや価格相場

足場や高所作業に関わる範囲

2階の高い位置や、屋根周りの付帯部(破風板や高所の換気口など)は、足場がないと作業困難です。

見積もりに足場代が含まれているなら、足場を使って届く範囲の部位は全て塗るよう依頼しましょう。

一度の足場設置で塗れるところを全て塗っておいたほうが得策です。

 

以上の点を踏まえ、契約前に業者とじっくり打ち合わせをしてください。

悪徳業者の場合、あえて必要な塗装箇所を見積もりに入れず、後から「〇〇は塗装が別料金になります」と追加契約を迫るケースも報告されています。

誠実な業者であれば最初から範囲を明示した見積もりを提示してくれますが、曖昧な場合はこちらから積極的に質問しましょう。

「ここも塗ってもらえると思っていたのに塗られていない」という行き違いを防ぐために、塗装範囲の明確化は施主側の大切な役目です。

 

また、工事完了後の最終確認時には、足場が残っているうちに、塗り残しがないか自分の目でもチェックしましょう。

見落とされがちな箇所(エアコン室外機の裏、雨樋の裏側、細かな隙間など)も可能な範囲で確認し、気になる点はその場で指摘してください。

 

しっかり契約範囲を定め、施工後に隅々まで確認することで、満足のいく塗装工事にすることができます。

付帯部も塗装すべき理由と塗らずに後悔するケース

コスト削減のために、「外壁だけ塗って付帯部は塗らなくていいのでは?」と考える方もいらっしゃいます。

しかし、付帯部を塗装しないことで後悔につながった例が実際にあります。

 

ここでは、付帯部を塗らなかったことで起きがちな問題点と、逆に付帯部まで含めて塗装するメリットを整理します。

付帯部を塗らずに後悔した例

付帯部を塗装しなかったケースでは、次のような後悔の声が聞かれます。

  • 「外壁だけ綺麗になったら、雨樋のサビや黒ずみがかえって目立つようになってしまった。」
  • 「外壁とベランダの色の差が顕著で、塗装後の仕上がりに統一感がなく不満が残った。」
  • 「破風板などを塗らなかったら、数年で劣化が進み、結局付帯部だけ後で塗装することになり、再度足場代がかかってしまった。」

このような事態は、最初に「どこまで塗るか」を十分検討せずに工事を進めてしまったことが原因です。

塗装工事は決して安い買い物ではありません。

後で「ああしておけば良かった…」と後悔しないためにも、初めの計画段階で塗装範囲の全体像をしっかり把握しておくことが大切です。

付帯部まで塗装するメリット

一度の外壁塗装工事で付帯部も含めてすることには、以下のようなメリットがあります。

  • 見た目の統一感向上: 外壁と付帯部がどちらも新しい塗膜で覆われるため、家全体のデザインに統一感が生まれ、美しい仕上がりになります。特に外壁に接する雨樋や破風板などを塗装することで、「外壁だけ新しく他が古い」というアンバランスが解消されます。
  • 素材の保護と長寿命化: 付帯部も塗装することで、それぞれの素材(木部・鉄部など)の劣化を防ぎ、部材自体を長持ちさせることができます。塗装せず放置すればいずれ交換が必要になるところ、塗装によるメンテナンスで交換時期を延ばす効果が期待できます。
  • 足場コストの節約: 足場を設置する塗装工事は、一度にまとめて行う方が費用効率が良いです。付帯部を別の機会に塗るとなると再度足場を組む必要があり、二重に仮設費用がかかってしまいます。一回の工事でまとめて塗装すれば、トータルコストを抑えられます。
  • メンテナンス周期の集約: 外壁も付帯部も同時に塗装すれば、次回のメンテナンス時期を揃えることができます。例えば外壁だけ先に塗って付帯部を後に塗った場合、それぞれ劣化してくるタイミングがずれて効率が悪くなります。同時に施工しておけば、再塗装の時期も一緒に迎えられます。

 

以上の理由から、プロの塗装業者の立場から見ると付帯部も含めて塗装するのが最も合理的だと言えます。

特に、雨樋・破風板・軒天あたりは、付帯部の中でも建物保護と美観維持に直結する重要部分ですので、最低限これらは必ず塗装しておくことをおすすめします。

 

付帯部まできちんと塗装された住宅は、遠目にも全体が新築同様に美しく、機能面でも安心感があります。

費用面ばかりに捉われず、将来の満足度を重視して塗装範囲を判断することが大切です。

屋根塗装も同時に検討を(足場の有効活用)

外壁塗装と併せて、よく話題に上がるのが屋根塗装です。

屋根は、家の最上部で日射や雨を一番受ける過酷な部分ですので、塗装による保護が重要になります。

 

スレート屋根(コロニアル)や金属屋根であれば、定期的な塗装が必要で、外壁と同じくらいの周期(10年前後)で塗り替えが推奨されます。

屋根塗装は、通常、外壁塗装とは別の工事契約になりますが、足場を共用できることから、外壁と同時に施工するのがおすすめです。

 

同時施工のメリットは大きく2つあります。

  • 足場費用の節約:外壁と屋根を別々に塗ると、足場設置・解体を2回行うことになり、費用負担が増えます。一緒に塗装すれば、足場は1回で済み、その分、コストダウンにつながります。
  • 仕上がりとメンテナンスの効率化:屋根だけ汚れて外壁が綺麗、またはその逆だと、外観のバランスが悪くなります。同時に塗装すれば家全体が統一感のある仕上がりとなり、次回メンテナンスのタイミングも揃えられます。

 

ただし、屋根塗装を行うかは屋根材の種類や劣化状況にもよります。

瓦屋根の場合は、基本的に塗装不要ですし、スレート屋根でも、痛みが激しい場合は、塗装よりカバー工法(新しい屋根材で覆う)が選択されることもあります。

 

重要なのは、現在の屋根の状態を専門家に点検してもらうことです。

外壁塗装の依頼時に屋根の無料診断をしてくれる業者も多いので、その結果次第で屋根も同時に塗装するか判断すると良いでしょう。

 

もし、屋根も時期的に塗り替えが必要であれば、思い切って外壁とセットで工事することを検討してください。

同時施工は一時的な出費としては増えますが、長期的に考えると割安になり、家全体の耐久性アップと将来のメンテナンス負担軽減に役立ちます。

屋根塗装に関しては、これらの記事でも詳しく解説しています。

木部・鉄部塗装の注意点(下地処理と適材適所の塗料)

外壁塗装工事では、外壁材だけでなく、木部や金属部への塗装も含まれます。

これらの素材を塗装する際には、下地処理適切な塗料選びがとても重要です。

最後に、木部・金属部塗装のポイントを押さえておきましょう。

木部塗装のポイント

木部(破風板や軒天、ウッドデッキなど)で使われる木は、呼吸する素材で、湿気の影響を受け伸縮します。

そのため、弾性(柔軟性)のある塗料を使うことが望ましいです。

木が呼吸して動いても、塗膜が追従し、割れにくい塗料が適しています。

木部は木が呼吸して動くので、弾性塗料を使う事で長持ちします。

また、塗装前には、木部が腐っていないか点検し、必要に応じて、腐食部の補修・交換を行います。

古い塗膜が残っている場合は、研磨紙でしっかり除去し、木部専用下塗り剤を塗ってから上塗り塗料を重ねます。

鉄部(金属部)塗装のポイント

金属部(雨戸、鉄柵、水切り金具など)は、何と言ってもケレン作業(下地調整)が命です。

ケレンとは、錆や旧塗膜をワイヤーブラシやサンドペーパーで落とし、表面をザラつかせて塗料の付着を良くする工程です。

この作業を怠ると、どんな良い塗料を塗ってもすぐに剥がれてしまいます。

鉄部はそのまま塗ると剥がれるので、わざと傷つけて(ケレン処理)から塗装をします。

適切にケレンした後、鉄部には錆止め塗料(エポキシ系など)を下塗りし、上塗りにはウレタン系・シリコン系といった密着力・耐候性の高い塗料を使用します。

ケレンに関して、詳しくは以下の記事もご覧ください。

適材適所の塗料選び

家の各部分に対して適切な塗料を使い分けることもプロの腕の見せ所です。

外壁には外壁用塗料、屋根には屋根用高耐久塗料、木部には木部用塗料、鉄部には鉄部用塗料…といった具合に、用途に合った塗料があります。

費用を抑えたいからといって、家のすべてを同じ塗料で塗るのはもちろん厳禁です。

逆に、場所ごとに最適な製品を選ぶことで、塗膜の寿命を揃えつつ、無駄なく施工することが可能になります。

 

以上のように、木部・鉄部塗装には外壁とは異なる注意点があります。

信頼できる業者であれば、これらを踏まえて施工してくれるので、心配はいりませんが、施主として「ちゃんと錆落とししているかな」「木部は適切な下塗りしてるかな」と工程を見守ることで、工事への理解も深まるでしょう。

 

DIYでの部分塗装を考える方もいるかもしれませんが、高所作業や専門下地処理を要する木部・鉄部の塗装リフォームは、プロに任せるのが安心です。

まとめ

外壁塗装において「どこまで塗るのか」を把握することは、施工後の満足度を左右する重要なポイントです。

おさらいすると、外壁塗装では、外壁本体はもちろん、軒天や破風板、雨樋などの付帯部まで含めて塗装するのが基本です。

塗装しないまま残すのは、アルミサッシ類や玄関ドアなど塗装不適な素材部分や、基礎コンクリートのように塗らない方が良い部分です。

 

施工前には、見積もりで塗装範囲を明確に確認し、塗り残しや想定外の追加費用を防ぎましょう。

付帯部も含めて塗装することで、見た目の統一感・建物保護・コスト効率の面で多くのメリットがあります。

 

逆に、付帯部を塗らずに外壁だけ塗装すると、仕上がりに不満が出たり、後で別途塗装が必要になって、結果的に損をする可能性が高いこともお伝えしました。

外壁と屋根の塗装を同時に行えば、一度の足場設置で済み経済的ですし、家全体が新品同様によみがえります。

 

大切なマイホームを長期間美しく保つためには、家全体を総合的にメンテナンスする視点が不可欠です。

「塗る場所」を正しく理解し、信頼できる塗装業者と十分に相談しながら、悔いのない塗装計画を立てましょう。

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