外壁塗装の会社を取り巻くお金の裏事情と善し悪しの見極め方

(この記事は2016年12月20日に更新されました)

外壁塗装を初めとするリフォーム業界は、お店でものを買うのと違い、契約の中で様々な業者が絡んでくる場合があります(すべてを一社でこなすことが出来る業者もいます)。

足場をかける専門の業者がいたり、破損箇所を直す専門の業者がいたり(左官職人など)、外壁塗装専門以外の様々な会社が入り交じって工事を行う場合もあるのです。

外壁塗装業者が足場の設置を足場屋さんに任せるのぐらいの業務提携は問題ないのですが、品質が高くない原価の安い塗料を製造し、それを提携している業者に使わせ、品質の悪い工事をさせようとする、悪い意味での業務提供(癒着ともいえます)をしている可能性もあります。

質の悪い塗料を使えば、コスト削減にはなりますが、しっかりと外壁や屋根に塗料が密着せず、結果、数年以内にはがれたり、チョーキング現象(塗料が粉化して外壁を保護しなくなる現象)が起こり、またすぐに外壁塗装を行わなければならない、なんてことももちろん考えられます。せっかく高額の費用をかけて行うのですから、トラブル工事はなんとしても避けたいという要望を持つのは当然です。

品質の良い工事を、腕のある業者に的確に行ってもらい、より長く家を保護するためにも、業務提携などの会社間のつながりなどを見ながら、外壁塗装を頼む上での業者選びの知識にしましょう。

 

外壁塗装会社の力だけで集客することは不可能

会社同士の協力は必要不可欠

まず一番初めに知っておきたい事は、外壁塗装会社は、あくまで家に塗装を施すのが仕事であって(工事をする業者なので工事業者と言います)、集客も合わせてするのは非常に難しいと言う事です。何らかのお金をかける必要があります。全国に2万件も外壁塗装業者があるので、電話帳に外壁塗装店として名前を載せるだけでは、食べていけるほどの受注をもらうことは不可能な時代なのです。

大企業のように地元テレビ局と契約してCMを流す、というのは広告としてイメージしやすいかもしれませんが、広告費が非常に高額なコストがかかり、塗装店は個人でやっている小規模なところが多いため、難しい集客方法です。

以下がよくある外壁塗装会社の集客方法です。お金が非常にたくさんかかる方法から、無料で出来る方法など様々な方法があります。

お伝えしたいことは様々な会社が協力して(お金もかけて)、外壁塗装を希望する人に外壁リフォームを行う事が出来ているという事です。

テレビ、ラジオCMを流す

外壁塗装のテレビコマーシャル

外壁塗装集客方法の中で一番お金がかかり、多くの皆様に知ってもらうのに手っ取り早いと言われているのがテレビCMです。

47都道府県すべてのテレビで放映されるような全国でのテレビCMは莫大な金額がかかるので、予算的なハードルが高いです。それだけではなく、全国のどこのお客さんから申し込みがあったとしても対応できるような全国的に外壁塗装店舗を展開しているような会社でないとそもそも工事の供給も出来ません。例えば、関東にしか店舗がない外壁塗装業者が四国、北海道、九州などのテレビCMに出ていたとしてもあまり効果がないのです。それ故、外壁塗装業者で全国CMをしているところは一つもないでしょう。

千葉県内のみ、神奈川県内のみ、関東圏のみ、近畿圏のみ、のような地域を絞ってCMをするローカルのテレビCMなら、ある程度予算がある会社であれば出す事が出来まし、実際に出しているところもあるでしょう。15秒単位で地方なら15,000円~、都市部であれば200,000円~という感じです。

ただ、テレビだけで申し込むということは出来ませんので、電話、インターネット申し込み、FAX、はがきなどの申し込み手段に頼る必要があります。インターネットであれば見やすく、申し込みしやすいホームページでスマホにも対応しているものが必要ですし、電話であれば、電話代を気にしなくて良いようなフリーダイヤルの設置が必要になるでしょう。つまりホームページやフリーダイヤル等を用意するのにテレビ以外の部分でもお金がかかるという事です。

テレビCMなら一度に多くの方に外壁塗装業者の名前を知ってもらうことができます。さらに「有名な会社」という印象が強まり安心感が強まるというメリットもあります。悪質業者はテレビCMを流すことは少ないので、一般住宅の外壁塗装工事をしようという方が選ぶ時に「優良業者」と判断する基準となることでしょう(もちろんテレビCMを出す悪徳業者もいます)。

ただ、テレビCMを流すにあたって、お客様が相談しやすいように電話・FAX・ホームページなどの窓口を完備するためのコストがかかることが避けられないので、それがデメリットとなり工事が高くなるなど、工事契約金額に反映されがちです。

またCMで流す映像にもお金がかかります。静止画だけの簡単なCMだとしても、制作会社に依頼すれば30万円近くかかりますし、ロケ等があるものであれば300万円以上かかります。どちらにしろテレビCMは非常に予算がかかり、それを回収出来るぐらいの利益は外壁塗装工事だけでは出づらい、という事です。リフォーム会社とかであれば外壁塗装以外にもキッチン、風呂、リビングなど様々なリフォームが可能なのでCMも出来るかもしれません。

ラジオCMはテレビとは違う層にアプローチ出来ますし、テレビに比べて音だけなので広告自体を用意するのも簡単です(社員が台詞を吹き込むだけでもOK)。ラジオCMは20秒で20,000円~という感じです。

Google、Yahoo!で広告を出す

インターネット集客

今は気軽にインターネットで様々な事を検索できるようになっていますが、検索結果画面の横や上にある広告をご存じでしょうか?Google、Yahoo!、bingといった検索エンジンは基本的に広告収入で運営しており、検索結果に広告が出るような仕組みになっています。ホームページがあれば、外壁塗装業者でもここに広告を出すことが可能です。

GoogleやYahoo!の検索結果画面にほとんど現れる広告枠は、ワンクリック○円で、クリックされなければお金はかからない、というクリック課金制になっています。ただ、それだけではなく、アメブロ、ライブドアブログのようなブログや、YouTubeなどの動画投稿サイトにも広告を同じように表示させることが可能です。あらゆるインターネット利用者層にアプローチすることが出来ます。それだけではなく、山梨県だけ、静岡県だけ、北海道だけ、などのように地域に限定して広告表示することも可能ですし、なんと男性、女性のみに表示、20歳以上、30歳以上などの年齢別に表示することも可能です。例えば、神奈川県内で横浜市内から○km圏内に住んでいる30歳以上の女性に表示、というように絞って表示させる事も出来ますし、そうすることでビジネスにあった客層にアプローチすることが可能です。

テレビ広告には莫大な広告費がかかりますが、Google等の広告であれば、予算の都合に合わせて効率的に予算をかけることが可能です。そういった都合の良さや、インターネット検索したサイトに申し込む事に対して抵抗がなくなっている今は非常に効率の良い集客方法と言えます。

一括見積もりサイト運営会社と提携する

外壁塗装一括見積もりサイトと提携

外壁塗装会社は工事をすることを専門としているので、集客にそこまで関心があるわけではありませんし、ネット上の集客方法を知らない業者さんも多いです。しかし、アマゾンの通信販売や、ヤフーショッピングなどでインターネットによる契約というものが一般化しており、契約のほとんどがインターネット上でおこなわれているといっても過言ではありません。そんな昨今、商売として成り立たせていくためにはどうしてもウェブ上での集客を行わなくてはなりません。その場合、ウェブ上での集客に特化した第三者に集客を任せる、という方法をとる外壁塗装業者もいます。外壁塗装業界で集客代行を行っているのが一括見積もりサイトです。

私どもの外壁塗装駆け込み寺はこの一括見積もりサイトに分類されます。ただ一括見積もりサイトといってもただ集客したお客様を業者に丸投げするような送客だけのサイトもありますが、弊社の外壁塗装駆け込み寺の場合は、外壁塗装会社の経営指導などもしています。これまで仕事一本でやってきた、というような職人さんが多いので、コンピューター等に疎い方や、職人気質でお客様とコミュニケーションがとれない方もいらっしゃる場合、その指導も行っています。

全国に20,000件以上ある外壁塗装業者には本当に様々な業者が存在しているので、塗装技能士が在籍しているか、悪い口コミがないか、まじめに施工を行っているかなどで優良な外壁塗装業者を厳選し、契約しています。悪徳業者、ぼったくり業者などが非常に多い業界なので、私ども専門家が代わりに良い会社を厳選し、その代わりに業者側から少し紹介料をいただいております。今は非常にたくさんの一括見積もりサイトがあるので、業者さんはそこまで苦労せずに集客出来ていると思います。

「一括見積もりサイトは紹介料が高く、それが工事価格に反映しているため、外壁塗装工事費用が高くつく」ということを言っている方もいますが、それは正しい指摘とは言えません。どんな外壁塗装会社でも必ず何かしらの集客方法を利用して集客しており、そのためにはある程度のお金をかけているため、どのような申し込み方であっても工事費用の中に集客費用は含まれているものです。逆に私どもが集客に特化することで外壁塗装会社は「塗装」という自らの分野に力を入れることが出来るので良い工事が出来ると考えております。

一般住宅の外壁塗装工事を本気で検討している消費者は、インターネット上でさまざまな情報を入手することが多いでしょう。一括見積もりサイトならば、気軽に見積書をもらうことができ、さらには他社との比較ができるのが嬉しいポイントになっています。

一社だけに見積もり依頼をした場合、見積もりの内容が適正価格であるかどうかの判断が難しいものです。他社との比較できないので、価格相場が分からず工事契約をためらってしまう方もいます。しかし、一括見積もりサイトならば、地元業者を中心に複数の会社に見積りを依頼することもでき、外壁塗装の専門業者の情報を比較しながら確認することができる効率的な方法となっています。

チラシを配る、ポスティングする

外壁塗装チラシ

自社のチラシを刷って、駅前などで配ったり、家に投函します。外壁塗装を行いそうな家を厳選してポスティングするのはかなり効率が悪いので、基本的にはとにかく全部の家に配るという方法になるかと思います。チラシを家に入れる専門の業者に頼む場合もあります。

折り込み広告として新聞と一緒に配ってもらうという方法もありますが、予算はかなりかかります。外壁塗装のチラシを新聞の折り込み広告で見たことがある方も多いのではないでしょうか。一回朝刊に折り込み広告を掲載するのは約10万円~です。

自社ホームページで情報を発信する

ホームページで会社をアピール

電話番号と店名、住所、業種が掲載されているだけのタウンページなどの電話帳に登録してあるだけでは集客はほぼ出来ません(電話帳掲載は電話番号を取得すれば無料で出来ます)。なぜなら店名だけではその会社の善し悪しが分からない客は、数十万円もする工事を任せる気にならないからです。

そこでよりもっと自分の会社をお客様に知ってもらい、良い会社だとアピールするためにホームページを作成します。ホームページの作成はアメブロ、ライブドアブログなどの無料ブログサービスでも作成可能ですが、見た感じ信頼できるものではないので、一般的に会社はホームページを作るべきとされています。集客用のホームページ作成料はかなり高額で、数十万円~100万円以上する場合もあります。また、内容がしっかりしたものであること、Googleなどの検索システムを理解しておかないと、一般のお客様の目につくことはありません。機能を理解することはとても大変ですが、ホームページの構成や記事内容の充実によっては高い宣伝効果を生む方法です。

ホームページの役割は、その業者自身の実績や事例、技術の高さをアピールできることです。施工写真、施工事例などの施工実績を掲載することで、作業内容が分かりやすくなります。専門知識の少ないお客様のニーズにあっている広告手法です。写真と記事で工事説明をすることは、イメージがしやすいものです。モデル工事の現場作業写真として掲載すると、外壁塗装工事がどのような工程かが分かりやすいので、契約に結び付きやすいというメリットがあります。

例えば、外壁塗装工事では耐久性の高い完成度にするためには、下地作業で下地を整えることは重要です。しかし、外壁塗装工事の依頼が初めてというお客様には、どんな工事かがイメージしにくいものです。そんな時に、現場の施工写真があれば、その業者の技術力は明瞭で工事契約をしたいという気持ちが増すことでしょう。

さらに、自社施工で専属職人や専属施工スタッフがいる場合には、写真でのアピールは効果的です。写真での説明記事は、従業員や自社職人たちの人間性をも垣間見ることができます。特に、声が聞こえるような職人個人の笑顔の写真があると「工事を任せてみたい」という安心感にも繋がることでしょう。写真とともに、「創業〇年」「実績多数」「当社の強みは・・・」などという自社アピールをすると、専門性の高さが感じられお客様の目に留まりやすいです。自社足場や自社開発塗料がある、マンションや公共工事の外壁塗装など大きな実績がある、というような内容も消費者としては気になる部分でしょうから、ホームページの充実は宣伝効果を左右するものとなります。

自社施工の外壁塗装業者の場合、建築士、建築施工管理技士、足場作業主任者など、国や自治体からの許認可された住まいに関する資格があると依頼する時に安心感があります。資格とともに実績があるかどうかの確認もでき、塗装をしたいというお客様にとっては判断基準のひとつにもなるでしょう。そのため、ホームページが分かりやすい、見やすい業者は、選ばれやすくなっているのが現状です。

ただ、ホームページがない業者は間違いなく評価されない、問題外の扱いになる事が最近は多いので、持っておいた方が良いのは間違いありません。作った後に、前述した一括見積もりサイトなどに登録して集客をお願いしたり、自分でお金を出してGoogleなどに広告を出すというのが一般的な集客方法と言えます。

Yahoo!知恵袋、教えてgoo!などの質問掲示板に塗装会社の専門家として回答する

こちらはチラシ同様、かなり高度で手間がかかる集客方法です。しかし、悩んでいる方に直接アプローチ出来るのでかなり効果は高いです。

ただ、そもそもYahoo!知恵袋などは宣伝、広告的な利用を禁止していますので、ルール違反を犯しながら活動していることになります。ただ、専門家として回答するだけで自社のサイト等に誘導しなければ良いのですが、リンクを貼って自社ホームページに誘導するのは宣伝利用でルール違反となります。ルール違反を行うような業者さんが、必ずしも外壁塗装工事でまっとうに行ってくれるかというと判断がつかないので避けた方が無難です。

もちろん、ある程度の見返りがないと専門家は知恵袋には答えられないものですが、質問掲示板というのは基本的に広告的な利用を禁止しているので(お金がからんだ回答が横行しては何が正しいか分からなくなるため)、知名度を上げるのみにするのが無難な使い方です。

ちなみに、無料と思われがちなYahoo!知恵袋や教えてgoo!などの回答による集客ですが、こちらも会社の社員が勤務時間を使って回答しているのであれば人件費が発生しますし、社長が自ら行っているのであれば、社員よりさらにお金がかかった集客方法となります(社長の方が社員よりも給料が高い為)。

例外:客の口コミはお金がかからない集客法

客の口コミがお金のかからない集客方法

会社間のつながりが必要なく、また労力を一切必要としない集客方法としては、顧客の口コミ効果があります。それも、インターネット上の掲示板などの話ではなく、本当に生の口コミです。「あそこの外壁塗装会社良かったからやるならオススメだよ」と聞いた近所の人が「うちもやってみようかしら」とお願いし、またそこにも満足してもらったらさらに口コミが広まっていくというものです。

純粋にそれだけならお金はかかりませんが、だいたいは口コミで広めてもらいやすいように「ご紹介キャンペーン」として、紹介する側、される側ともに数千円のキャッシュバック等を行うのが効果的と言われています。

ただ、外壁塗装リフォーム工事をやったばかりの知人のオススメ業者は実はあまり当てになりません。「愛想が良かった」「対応が丁寧で説明がわかりやすい」「保証が手厚い」など契約時の対応の部分なら当てになるのですが、塗装の善し悪しに関してはすぐには分からないのが外壁塗装工事です。その会社でやってもらった外壁塗装工事が良い工事内容だったかの判断は5年ほどたってからでないと分かりません。10年もつ塗料が10年もつことで初めて「良い工事だった」ということが出来るのです。

もし近所の方の口コミを参考にしたいのであれば、実際にその方が塗装工事を行ったのが3~5年以上前なのかを確認しましょう。それで今でもまだ外壁や屋根がきれいな状態を保っており、トラブルがないのであれば、その工事をした業者は「良い業者」ということになります(支払い料金が相場内ということが前提です)。

外壁塗り替えをする上で、しっかりと現地の建物を調査するという「建物診断」は欠かせない工程です。屋根や外壁を細かく調査すると、塗替えだけでなく改修工事という大工工事が必要になることもあります。

経験豊かな優良業者は、建物診断により、根拠のある見積書の提出をするのが理想的な業者と言えるでしょう。また、見積りの前に建物診断をしてもらうことで、屋根や外壁の破損を発見してもらえることもあります。小さな破損であっても、その部分から雨水が建物の内部に侵入すると、柱をつたって室内の内装まで到達してしまい壁紙や柱の腐食の原因にもなってしまいます。このような場合は、塗り替えをするだけでなく、建物の補修から直していくことが大切になります。

見積りの段階で、このような損傷を見つけてもらえば、補修工事も含まれた額が初めの見積もり額に提示されるので依頼する方としては安心があります。多くの方は工事予算というものがあるものです。

建物診断なしで簡易な見積もりをされ場合には、工事が始まってから追加で費用がプラスされてしまう事になり、安く契約したつもりが結局は高額になってしまったと塗装業者に不信感を持ってしまうことに繋がります。

実は、悪質な営業業者などは、現地調査を怠り簡易な見積もりをすることも少なくありません。「激安」「キャンペーン」という言葉につられて、お得な感じがしてしまうこともあるかもしれません。しかし、外壁塗装工事の仕上がりは数年経った状態でトラブル被害が出てくることもあります。そういった背景もあるので、知人の口コミを参考にするなら、塗装工事を行ったばかりのお宅を参考にするのは控えた方が無難ではないでしょうか。

住まいは大切な資産です。価値のある工事をしてもらいたいので、知人の口コミを参考にしたい気持ちも分かりますが、その口コミの背景も十分に聞き入れ、冷静に判断したいものです。「担当者の愛想がよかった」「通常の値段よりも安かった」という理由の口コミだけで判断せずに、外壁塗装業者の経験値も参考にしたいところです。

外壁塗装費用には会社の集客費用が必ず含まれている

会社にはお金がかかる

上記の例で何を言いたいのかと言えば、外壁塗装工事には会社間の協力が必ず必要と言う事なのです。しかし、必要以上に予算をかけてしまうと、その予算が外壁塗装工事費用に上乗せされて顧客に反映されてしまうので、あまり莫大なお金を集客にかけるのは良くありません。つまりテレビCMでばんばん広告を出している場合、工事費用が高いか、安く下請けに投げているかなど、問題がある場合も多いです。場合によっては孫請け業者までに外注しているケースもあります。

ただ、勘違いされてしまいがちなのは、直接外壁塗装会社に工事を頼めば最も安くつくのではないかという事です。確かに、大手外壁塗装会社や、ハウスメーカー、工務店などに頼んだ場合、高額な中間マージンが発生するので、下請け業者は少ない工事費用で工事を行う必要があります。じゃあ、その下請けをしている業者は外壁塗装専門会社なのでそこに頼めばいいと考えるのも仕方ないことです。100万円元請け会社に支払って、元請けが下請けに50万円で仕事を回して下請けは50万円に収まるように工事を行う、というのが外壁塗装の下請け事情ですが、だからといって下請けにはじめから50万円で仕事を任せられるかと言えばそのようなことは出来ません。そもそも元請けが取り分を取り過ぎているだけで、50万円が適切な工事価格ではないからです。適切な工事価格で外壁塗装業者に頼むことはもちろん出来ますが、必要以上に安く済ませようと考えるのは外壁塗装工事では危ない考え方なのです。

また、ホームページによる集客、テレビやラジオCM、折り込みチラシ、Google広告などに関しては、集客費用ということで、本来、会社が使わなくてはいけないお金の一部なのです。100万円の外壁塗装工事があるとしたら、どのような業者であれ、集客費用というものを確保していて、上記のうちのどれかの集客方法を行っているのです。一括見積もりサイトを使ったから100万円払ったのに90万円分の工事しかされなかった、というのは優良な外壁塗装業者にはあり得ない事です。あらかじめ集客費用も100万円の中に入っており、それも踏まえた上できちんと適正な工事を行うからこそ優良外壁塗装業者と言えるのです。

文字通り自身の足で直接歩いて塗装作業員を探すという方法でもない限り、どうしても工事費用の中には広告費、集客費というものが含まれてしまうのです。会社としてやっていくためには外壁塗装業界のどこの会社であっても仕方ない事なのです。

外壁塗装会社周辺のお金の仕組み

悪徳業者

外壁塗装会社の集客方法とお金の動きが少しおわかりいただけたかと思います。基本的に会社と会社のつながりというのはお金であることが多いです。助け合ってお互いの会社を大きくしていく、というのはすばらしいことです。しかし、必要以上にお金のつながりが強いと癒着というあまり良くない言葉になります。お金のつながりが正しくない場合、お金がかからなくても良い所にまでお金がかかるので、客が相場以上のお金を払う事が多いです。

例えば、大手ハウスメーカーと下請けと孫請けがいたとして、客が支払う工事金額はまずハウスメーカーが半分ほど自分の会社の儲けにし、次に下請けがさらに半分をとります。最終的に施工する孫請けには全体の4分の1しか工事費用がもらえません。そこから自分の会社の儲けを確保しながら、客の家も塗装しないといけない、となると、塗料を薄めたり、塗り回数を減らしたりするしかないのです(赤字で工事をするわけにはいかないので)。集客力が少ない下請け、孫請けの外壁塗装業者は元請けからの仕事を断ってしまうと全く仕事がありません。生活するためには手抜き工事だと言われるとしても利益を出しながら低価格で仕事を受けなくてはいけない状況なのです。

完全自社施工の場合、中間マージン部分がないので、その部分をしっかりと工事の材料や人件費に回すことができます。大手塗料メーカーの耐久年数と質の良いペンキを材料として使うこともできるでしょう。また、大手メーカーの最新の商品である耐用年数の高い塗料を使って、最高ランクの仕上がりを実感することもあるかもしれません。中間マージンがない分、塗料メーカーの定価よりもお得な額を提示してくれるなど、塗料のランクアップの提案が可能にもなります。外壁塗装業者にとっても良い環境で責任施工ができることにも繋がります。

また、外壁塗装工事の際に、一緒に防水工事をすることもよくあることです。外壁の塗り替えをして、住まいの周りのメンテナンスを行っても、実はバルコニーやベランダから雨漏りが起こることもあります。創業から長く外壁塗装工事を専門で行っている会社の中には、防水工事を扱っている会社もありますが、防水専門工事店に外注に出しているケースもあります。そうなれば、その分の中間マージンはかかってしまうと認識しておきましょう。

一方、総合建設業などの大手業者は、下請け業者や孫請け業者までと仕事が繋がっているため、孫部分にいる業者は少ない利益で粗雑な仕事をしてしまうという可能性がゼロではないことになります。大手改修工事系のリフォーム会社なども、自社で職人業者がいるわけではないので、それぞれの工事を外注にまわすため、中間マージン部分が上乗せされて高めとなってしまうこともあります。下請けや孫請けの業者は、それほど利益がない状態でも仕事をしなければならずに、手抜きに近い工事をしてしまうこともあるのが現状です。

このハウスメーカーとよく似た仕組みなのが、外壁塗装会社の一部で横行している「訪問販売」です。営業マンがいきなり家に訪ねてきて、「本日中に契約すれば安くなります」と、強引に契約を迫ったり、工事着工までの時間を短くしてすぐに工事に入ってキャンセル(クーリングオフなど)しづらくするなどの集客方法です。この場合、訪問販売を行っている会社は、契約会社、もしくは営業会社、訪問販売業者と呼ばれ、実際に塗装工事に参加しない場合が多いです。実際に塗装する会社を塗装会社と言いますが、ここもハウスメーカーの下請けと同じように、工事代金のうちの多くを中間マージンとして営業会社にとられてしまうため、あまりお金を受け取ることが出来ません。結果、下請けと同じように利益を出すために塗料を薄める、少ない職人で作業する、足場を少ない材料で組む(屋根工事に必要な足場を組まない)、工事期間を短くする、など安全や品質を確保していない安上がりの住宅リフォーム工事をする事になります。

しかもこういうシステムを取り入れる営業会社は表向きには完全な外壁塗装会社のように見せており、顧客には直接事務所に行かない限りは営業会社であることが絶対にばれないようになっています。悪評や苦情などを書き込む口コミサイトに何か書かれようものなら、専門の弁護士が削除要請をし、近日中に悪い口コミは削除されます。悪い業者に限って悪評が立ちづらくなっているのがリフォーム業界、そして外壁塗装業界なのです。

悪質な業者による手口は耳にする機会があるものの、「安さ」につられて契約と工事を早急に行って被害に遭う方もいます。外壁塗装工事のトラブルを避けるためには下記の点に注意したいものです。

  • 簡易な見積もり方法の業者は避ける
  • 急がせる契約には乗らない
  • 一社だけではなく複数業者からの見積もりをしてもらう
  • 外壁塗装を数年前に行った人の口コミを参考にする
  • 塗装会社の得意工事分野、資格についてもリサーチする

会社が良い会社かどうか見分けるためには

外壁塗装会社

良い会社かどうかを見分けるためには、「直接訪問する」という事です。しかし、大きなビルの一室など、行くのに抵抗がある場合は無理に行く必要はありません。その会社を選択肢から外せば良いのです。

地域密着の外壁塗装会社であれば、訪問はしやすいと思うので、良いか悪いかを確かめたい場合は是非訪問してみましょう。地域性の豊かな会社はアットホームな雰囲気が醸し出されているものです。相談がしやすいか、専門的なことを分かりやすく説明してくれるか、代表者はどんな人かなども訪問した場合にはチェックしたいところです。訪問してみることは、会社の雰囲気が分かるだけではなく、下請けに丸投げしているような営業会社かどうかも分かります。

また、建設工事や塗装工事に関する資格や許可票のチェックをすることもできます。多くの人が耳にしたことがある建設業許可ですが、実は契約金額が500万円以下の場合、建設業許可がなくても受注することが可能です。一般的な戸建住宅の塗装工事の場合、それだけ金額がかからないことも多いですから、必ずしも建設業許可がなくてもいいでしょう。しかし、こういった許可を受けている業者だと安心感は増すでしょう。建設業許可票には種類がいくつかありますが、外壁塗装工事の場合には、「塗装工事業」であると確認できます。許可票がある場合、会社の中に掲示してあるものですから、訪問時に許可票があるかどうかを確認してみるといいかもしれません。

ちなみに、「下請け」という言葉にはネガティブなイメージがありがちですが、実はそうではないと思っております。一部の悪徳業者や、ぼったくり業者が必要以上にお金を抜き取って下請けに投げて、下請けが満足な仕事を出来ないから悪いイメージがついたのです。下請け業者は仕事を受けた会社が手一杯で回らないときでも工事を受注できるように存在しているお助け的なすばらしい存在であると考える業者さんもいるのです。

さらにその会社の善し悪しを判断する方法はこちら

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