外壁塗装の優良業者を探す時のコツ

外壁や屋根の塗装の仕上がりは工事を依頼した業者の技術で決まるため、業者選びは非常に重要ですが、業者のホームページなどでその業者のアピールポイントを読んでいると、どの業者も魅力的に見えてしまい、どうやって決めたらいいのかわからないという方が多いです。

 

外壁塗装業者のホームページや広告には、客を獲得するため工事に関する魅力的な内容が盛り込まれているので、それらの業者の営業トークやアピールポイントを信じて契約してしまうと、それほど優良な外壁塗装業者ではなかった場合に期待通りのリフォームにならず、後悔してしまう恐れがあります。

 

本ページではお住まいの外壁や屋根のリフォーム工事を安心して任せられる優良業者と出会うために知っておくべき

  • 優良業者に共通する3つの特徴
  • 業者の選び方のコツ

などを解説しています。

■優良な外壁塗装業者の3つの特徴

外壁塗装は、

  • 外壁塗装専門業者
  • 外壁塗装もできるリフォーム業者
  • 工務店
  • 全国展開する大手ハウスメーカー

など依頼できる業者の種類が多く、それぞれの業者で施工方法も違うため比較しづらく、優良業者を見つけ出すのは非常に時間がかかりますが、どの種類の業者であっても優良な外壁塗装業者には3つの共通する特徴があるので、この点を踏まえながら、様々な業者を比較していくとよいでしょう。

1.作業の安全性を重視

外壁や屋根の塗装をはじめとする家のリフォーム工事では、その家に住む人や作業をする職人が事故やケガに巻き込まれないように工事環境の安全性を常に最優先する必要があり、そのような考えを持った業者に外壁塗装工事を依頼するのが望ましいです。

●足場設置費用をきちんと請求して設置する

外壁や屋根の塗装リフォーム工事で安全性を確保するために必要なものが仮設足場ですが、この仮設足場を設置する費用の相場は住宅1棟あたり約20~30万円であり、決して安い金額ではありません。

 

できるだけ工事全体費用を安く見せて顧客を獲得しようとする業者は、「足場費用無料」と提示して仮設足場費用を引くことで工事全体の費用の安さをアピールします。

しかし、このような「足場費用無料」などのアピールで実際に業者が仮設足場費用を全額負担することはなく、材料費などの工事代金の他の部分に仮設足場設置の費用が上乗せされているため注意が必要です。

ちなみに、「自社で仮設足場を持っているので費用はかからない」という業者のアピールに関しても、

  • 仮設足場を購入した時の費用
  • 仮設足場材の保管場所の土地代
  • 仮設足場材のメンテナンスや買い替え費用
  • 仮設足場設置するための人件費

などは発生するはずなので仮設足場費用を無料で顧客に提供できるという事はありません。

ロープで施工する業者は選択肢から除外するべき

仮設足場を設置せずにロープ屋上からぶら下がって施工することで仮設足場設置費用がかからないとアピールする業者がいますが、ロープなどの不安定な足場を使って高所で作業を行うと、重大な事故に繋がりかねませんし、外壁塗装の品質も仮設足場を使った場合と同等の品質にならない可能性があります。

 

ロープでぶら下がって行う塗装は建物同士の間が狭くて仮設足場を設置できないなどの正当な理由がない限りはやめておいた方がよい施工方法であり、安さを追求して作業員の安全性を確保せずにこのような施工方法を採用している優良業者であるはずがありません。

参考:外壁塗装に足場は必要?足場の重要性と費用相場について

●雨の日でも工事を行う業者は悪徳業者の可能性がある

雨が降っている日は雨水が塗料に混ざって薄まることで品質が悪くなってしまうため、外壁塗装工事は行なえませんし、雨が降ることで湿度が85%以上になった場合も、大気中に含まれる大量の湿気が塗料の乾燥を妨げるので、この場合も外壁塗装工事は行えません。

参考:外壁塗装は雨の日に出来る?湿度や気温、追加料金について

 

ほとんどの外壁塗装業者は雨の日の塗装工事を行わず、晴れて湿度が下がるまで待ち、天気予報や実際の空模様などをチェックしてその後の工事予定を組み直します。

 

悪徳な外壁塗装業者は少しでも工事を早く終わらせて人件費を浮かせながら施工する件数を増やすために「この程度の雨なら塗装できます」などといい、雨の日でも外壁塗装工事を行おうとする傾向があります。

先に述べたとおり雨の場合は塗料の品質を保てず質の低い塗装になってしまいますし、雨で濡れて滑りやすい仮設足場や屋根で施工を行うのは非常に危険な行為です

作業員の安全や塗装の品質を保つこを無視して、会社利益を優先しようとする悪質業者は選択肢から除外するようにしましょう。

 

安全性をしっかりと保ちながら高品質な工事を行ってくれる優良な外壁塗装業者をお探しの場合は、外壁塗装駆け込み寺にご相談ください。

2.専門知識をわかりやすく解説してくれる

優良な外壁塗装業者は施主が施工内容を十分に理解した状態で工事を進めることを重視するため、外壁塗装工事の現地調査の時や打ち合わせの時などに施主にわからないことがあれば、どのようなことでも施主に分かるように説明してくれます。

相手が優良業者であれば、「塗装リフォーム工事の初歩的なことすら知らないと業者に思われたら、足元を見られるかもしれない」などと心配する必要はありませんので、少しでも自分ではわからない箇所があれば、積極的に質問しておきましょう。

●見積もり時に作成する資料がわかりやすい

優良な外壁塗装業者は、見積もりを行う際の資料作成にも手間と時間をかけ、施主にわかりやすいように工夫してくれます。

見積書を提示して工事費用を顧客に伝えるだけでなく、外壁や屋根の劣化箇所を複数の写真や動画に残し、どのような補修が必要かを冊子にまとめて具体的に説明してくれる業者もあります(このような外壁塗装業者がご希望であればこちらからお申し込みください)。

 

外壁塗装の見積書には「水性シリコン下塗り」や「鉄部ケレン」などの塗装リフォームに詳しくない人にはわかりづらい専門用語が並んでいますが、優良な外壁塗装業者はこのような専門用語も、

  • 何のために行うのか
  • どういった塗料なのか
  • 塗装後にどのようなメンテナンスが発生するのか

など含めて詳しく解説してくれます。

●工事内容をごまかしたり大げさにいったりしない

優良な外壁塗装業者ではありえないことですが、一部の外壁塗装業者は見積もり内容をごまかしたり、嘘や大げさな施工内容の見積もり書を作成したりする場合があります。

例えば、どこにでも売られている塗料をラベルだけ変更して

  • 「他社では使えない当社人気のオリジナル塗料を使えば、新築のように外壁が蘇ります。」
  • 「この塗料を使えば、今後の再塗装は不要です。」

と、ありえない説明や大げさな説明をする業者には絶対に依頼しないようにしましょう。

 

上記のように平気で嘘をついたり大げさにいう業者ほど、下塗り・中塗り・上塗りや下地処理の工程を省くような手抜き工事を行ったり、安全性を無視して施工を行ったりする傾向が高くなります。

 

ただ、外壁塗装リフォームに詳しくない方にとっては上記のような表現のどこに嘘があるかを見抜くことは容易ではないため、少しでも大げさな表現と感じた時に外壁塗装駆け込み寺にご相談いただければ見積書が適正かどうかを無料で確認させていただきます。

3.施主の立場になって考えて行動してくれる

優良な外壁塗装業者は自社の都合でむりやり工事を進めようとはせず、

  • 事前の現地調査
  • 見積もり
  • 工事工程の計画
  • 工事の最中
  • 工事後のサポート

などのリフォームの全過程で常に施主目線で動き、工事中も施主が安心して過ごせるようにしてくれます。

●必要以上に施主の不安を煽らない

悪徳業者が使う代表的な手口に「不安を煽る」というものがあり、例えば

  • 「今すぐ工事着工しないと住めなくなるほど外壁が非常に危険な状態です」
  • 「今すぐ契約書にサインすれば今だけ限定の工事費用で施工できます」

などの訪問販売会社の詐欺に近い営業を外壁塗装駆け込み寺にご相談いただく方が多いです。

 

地域密着の外壁塗装業者が何よりも恐れるものが、その業者の地域でのイメージが下がり依頼がなくなり営業ができなくなることです。

不安を煽った悪質な営業トークで無理やり契約をさせたという口コミはインターネットなどで簡単に拡散してしまうので、悪い口コミが地域や業界内で広がれば、そのエリアでは仕事ができなくなります。

 

悪徳業者の場合はすぐに違う地域に移動したり、そもそもが地域に事業所がなかったりする場合が多いために悪評が立ってでも強引な契約を行いますが、優良業者の場合は悪評が立ってしまうような営業は絶対に行わず、地域に根ざして地元の人から愛されるような営業を行います。

●施主の間違いも指摘してくれる

優良な外壁塗装業者は、施主が気づいていないような劣化や、補修が必要な箇所を見つけてもらえるというだけではなく、施主が万が一間違ったことを言ったり、損をしてしまうような依頼をしたりした場合にそれを指摘し、工事費用がかからなかったとしても施主と施主の家がよりよくなるように考えてくれます。

 

もちろん施主の希望や理想を優先してもらうことは大切ですが、工事完了後に「こんなことになるなら工事前に教えてほしかった」と施主をがっかりさせないことにも優良な外壁塗装業者はこだわります。

例えば、

  • 「ご希望されているブラックの外壁は、汚れが目立ちやすくなり、日射熱を吸収しやすくなります。こちらの色のほうが熱を持ちにくいですし、周りの家との調和がとれますよ。」
  • 「希望されている色とは少し変わりますが、外壁にひび割れが生じやすい家の構造なのでひび割れに強い弾性塗料を使って施工するのはいかがでしょうか」

など、施主の希望を取り入れつつ具体的な施工内容をアドバイスしてくれる業者であれば、より満足のいく外壁塗装が行えるでしょう(そのような業者がご希望の場合はこちらからご相談ください)。

■優良な外壁塗装業者を探すコツ

優良な外壁塗装業者を探すためにたくさんの業者に手当たり次第に見積依頼をしたり、問い合わせの電話をかけ続けたりしていては膨大な時間がかかってしまいますし、外壁塗装業者の数は多いためそれでも見つかるとは限りません。

複数の打ち合わせや見積もりのチェックで余計な時間をかけないためにも、優良な外壁塗装業者を探すコツを知っておきましょう。

1.施工実績の特徴を捉える

優良な外壁塗装業者を探す時は、

  • 年間施工数
  • 創業年数
  • 業務内容
  • 会社形態

なども判断材料になりますが、その業者がどのような得意分野を持っているかにも注目してみましょう。

 

例えば、防水工事の実績が豊富な業者は、数多くの防水が必要な屋根や外壁を実際に見ていますので、雨漏りの兆候やひび割れの原因などを、現地調査で的確に見抜くことができますので雨漏りに困っている方や気になる方が相談するのによい業者といえます。

 

営業エリアに沿岸部を含んでおり、そこで長年実績を積んできた業者であれば、塩害対策に特化した工事工法を適正な価格で提供する手段を持っているなど、施工エリアにも業者の特徴が表れていることがあります。

 

そのほか、外壁のデザインにこだわりを持つ業者であれば、

  • エクステリアプランナー
  • カラーコーディネーター

などのデザインに関する資格を持った専門スタッフが在籍しています。

 

これらのこだわりを持った業者は、ホームページにもそのこだわりを記載していることが多いため判断しやすいですが、それでも優良な業者であるか判断に迷った場合は外壁塗装駆け込み寺にご相談ください。

2.工事に必要な資格の有無

外壁や屋根の塗装リフォーム工事は特別な資格や国や市町村などの行政からの許可がなくても行うことができる工事であり、許可証を持っていなくても悪徳業者であるとは限らず、長年地元で営業を続けてきた地域で評判の優良業者である場合もあります。

ただ、外壁塗装リフォームに関する資格や行政からの許可の有無で、施工品質や業者の技術力を、ある程度判断することは可能です。

外壁塗装工事に関連した資格に関しては以下で簡単に解説していますが、より詳しく知りたい方は、「外壁塗装業者選びの免許・資格チェックポイント」をご覧ください。

●「塗装工事許可」の有無

建設業の許可票

一般家庭ではまずありませんが、契約金額が500万円以上の外壁塗装工事を自社で行うためには、「塗装工事業許可」を取得する必要があり、この許可を取得するためには、

  • 常勤の役員が塗装工事業に5年以上従事している、または1級塗装技能士が在籍している
  • 法に違反する行為を過去に行っていない
  • 事業を運営する資本が整っている

などの条件をクリアする必要があります。

 

塗装工事業許可を保有している業者であれば、これまでに大きなマンションや公共施設等の大規模な外壁塗装工事をその地域で行ったということであり、少なくとも、すぐに外壁塗装事業から撤退してしまうような悪徳業者ではないと考えてよいでしょう。

●外壁・屋根塗装にまつわる資格の有無

技能士章

外壁塗装工事に関する資格も許可と同様になくても法律的には問題ありませんが、優良業者は多くの資格を持った職人が在籍している傾向にあります。

  • 一級塗装技能士、二級塗装技能士
    塗装技能士は、高い塗装技術と知識を持っていることを示す国家資格で、最も難しい「一級塗装技能士」を取るためには、7年以上の実務経験を満たし、実技試験と学科試験をクリアしなければならない資格であるため、一級塗装技能士の職人が在籍している業者は高い技術力を持っているといえます。
  • 雨漏り診断士
    雨漏り診断士が在籍している業者であれば、各現場ごとに異なるために特定が難しい雨漏りの原因を正確につきとめ、塗装工事に反映することができます。
  • 外壁診断士
    外壁診断士は、外壁塗装工事前の外壁の劣化状況を分析し、工事計画を立て、工事後にどのようなメンテナンスが必要かも予測してくれるアドバイザー資格です。
  • 外装劣化診断士
    外壁や屋根の劣化を見抜き、より良いすまいにするためにどのような工事を行うべきか考え、対応することができる人が持つ資格です。

さいごに

膨大な塗装業者の中から、優良業者を見つけだすためには、最低限の外壁塗装の知識と、業者情報の事前調査を行う必要がありますが、良心的な業者と出会うことができれば、塗料の種類や工法といった細かな知識がなくても、安全かつスムーズに工事を進めることができます。

 

地域の優良な外壁塗装業者を効率よく探したい場合は、外壁塗装駆け込み寺などの一括見積もりサービスを利用し、紹介された業者の中からさらに資格の有無や施工実績、工事の特徴などで施工を依頼する業者を決めましょう。

 

悪徳業者にだまされずに地元優良店を無料で探す秘訣

●全て無料で利用可能
●変な勧誘等はありません
●複数社に一括見積もりの依頼が可能
●お住まいの外壁塗装相場を適正診断
●お断り代行で業者と気まずくならない
●他社見積もり中でもOK

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