外壁塗装業者の迷惑電話撃退方法と適切な電話相談窓口について

屋根や外壁の塗装リフォーム工事は、約10年ごとに行われる工事であり、頻繁に行われるものではないため、持ち家に住んでいても塗装リフォーム工事の対応に慣れているという人はあまりいません。

 

そのような「何が適切であるかわからない」という状況につけこみ、電話による営業で相場よりも非常に高い金額で契約しようとしてくる悪徳業者が存在します。

 

外壁や屋根の塗装リフォーム工事を成功させるために重要なのは、悪徳業者からの営業を断り、適切な相手に相談し、相場をきちんと守った業者に依頼することです。

この記事では、悪徳業者からの電話営業の断り方や、外壁塗装リフォーム工事が必要であれば誰に相談するべきなのかまとめています。

■何度もしつこく営業電話をしてくる外壁塗装業者の断り方

外壁塗装に関する知識を持っている人が外壁や屋根を見れば、「外壁塗装をするべき家」ということはすぐに判断できますし、外壁や屋根は外から丸見えなので、業者が営業するべき家かどうかは、その家の外観を見るだけで判断することができます。

 

塗装リフォームをするべき時期が来ている家を業者が発見した場合、そのまま訪問営業をする業者もいますが、住所から電話番号を調べて、電話による営業を行う外壁塗装業者もたくさんいるのです。

外壁塗装工事は、一戸建ての場合、50万円〜100万円という非常に高額で、利益率が高い工事であるため、業者によっては非常にしつこく営業電話をしてくる場合があります。

 

大抵の営業電話は、

  • 「今、外壁塗装のことは考えていない。」
  • 「営業電話は不要です」

といえば、引き下がって、その後は営業電話をしてこないのですが、先述の通り、利益率が高いので、マナーの悪い悪徳業者の場合は、どれだけ断ったとしてもしつこく電話をしてきます。

 

悪徳な外壁塗装業者にしつこい営業電話をされた場合の断り方や、その後の適切な対応を以下にまとめました。

1.「不要です」と営業電話を断った上で優良業者に相談する

営業電話自体は、ビジネスにおいてはよくある手法であり、しつこい電話でなければそこまで悪徳な営業方法とはいえません。

しかし、断ったのにも関わらず何度も電話をしてくるような外壁塗装業者は悪徳業者の可能性が高いため、まずは「不要です」といってすぐに電話を切りましょう。

電話営業のプロが電話をしてきているので、すぐに電話を切らずに相手の話を聞いてしまうと、うまく引き込まれて訪問などの次の段階の営業をされてしまう可能性があるので、相手の話を全く聞かずに切る方が良いでしょう。

 

ただし、悪徳業者が家の外壁や屋根を見て、リフォームが必要であると判断した可能性もあるので、電話営業を断った上で、近所の優良な外壁塗装業者に無料診断を依頼するようにしましょう。

Googleなどで近所の外壁塗装業者を検索しても良いですし、当サービス「外壁塗装駆け込み寺」にご相談いただければ、無料で外壁診断をしてくれる優良業者をお調べすることもできます。

2.営業電話がしつこい場合は消費者ホットラインに電話相談を行う

引用:https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/hotline/pdf/hotline_190605_0001.pdf

 

何度断っても何食わぬ顔で再び電話してくる業者もかなり存在しており、外壁塗装駆け込み寺では、そのような方からの相談も受け付けることが多いです。

ただ、弊社サービスでは近隣の良い業者を紹介し、その業者に工事を依頼することで、悪徳業者が工事できない状態にすることは可能ですが、工事が終わるまでの数週間は迷惑な営業電話を止めることはできません(工事が完了するまで「うちで工事した方が良い」と営業電話をされる可能性が高いです)。

 

そこでオススメなのが、消費者庁が設置している消費者ホットラインに電話して相談することです。

消費者ホットラインに電話をすると、近隣の消費生活センターや消費生活相談窓口を紹介してもらえるので、その後、担当窓口に電話をし、外壁塗装業者の連絡先を伝えることで、迷惑電話を止めるよう依頼することができるでしょう。

消費生活センター(消費者センター)に依頼した後にさらに営業電話がかかってきた場合は、「消費者センターに連絡しました」とだけ伝えて、そのまま電話を切るようにしましょう。

電話で断った後に、万が一、その業者が訪問してきた場合、対応せずに再度消費者センターに連絡し、どのように行動するべきかのアドバイスを受けましょう。

3.消費者センターに連絡する以外の方法では営業電話は止まらない

相手が悪徳業者の場合、電話口で何を言ったとしても切り替えされる可能性があります。

  • 「外壁塗装のためのお金がない」→「リフォームローンがあります」
  • 「もう他の業者に頼みました」→家がバレているので数週間経って工事されていな場合はまた営業電話が来る
  • 「今忙しい」→次の日には電話が来ます

など、業者としては、電話一本で100万円前後の契約が取れると思って、しつこく電話してくるのです。

 

このような悪徳業者には何を言っても通じないので、迷わず消費者センターに相談するようにしましょう。

■外壁塗装リフォームに関する電話相談を受け付けてくれる窓口

悪徳業者からの営業電話がないとしても、外壁や屋根の塗装に関する相談をしたいという方も多いでしょう。

外壁塗装リフォームに関する電話相談の相手として信頼できるのは公共機関の相談窓口です。

非営利目的の公共機関であれば、トラブルの解決方法や不安に思う点について中立的な観点でアドバイスや情報提供を行ってくれます。

 

外壁塗装リフォーム工事に関して誰でも簡単に電話相談できる公共機関には下記のようなものがあります。

1.消費者センター

通販やネットショップを含むあらゆる売買契約のトラブルやカードローンなど、国民の消費生活全般に関する電話相談を総合的に受け付けているのが、迷惑電話の撃退に関する項にも出てきた「消費者センター」や「国民生活センター」で、これらは消費者庁が管轄する公的な機関なので安心して利用できます。

全国の消費者センターの連絡先はこちら

 

国民生活センターのWEBサイトには、

  • 消費者から多く相談が寄せられているトラブル事例
  • 消費者が被害に遭わないための事前情報

などの相談前に参考することができる情報が公開されていますのでまずは調べてみるとよいでしょう。

http://www.kokusen.go.jp/index.html

ホームページ右上の検索窓に「外壁塗装」や「リフォーム」と打ち込んで検索します。

2.住まいるダイヤル

公益財団法人である「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」が運営している「住まいるダイヤル」という電話相談サービスにも外壁塗装リフォーム工事に関することを相談できます。

 

住まいるダイヤルでは新築物件・中古物件・賃貸物件・リフォームなど住まいに関するトラブル全般の解決のための相談を受け付けています。

住宅専門の電話相談窓口として国土交通大臣から指定を受けており、問題解決のスペシャリストがたくさん在籍しているので、民間の外壁塗装業者に相談するよりも公平なアドバイスを聞くことができるでしょう。

住まいるダイヤルのページはこちら

 

ただし、住まいるダイヤルでは

  • 外壁塗装リフォーム工事の契約を結ぶ前
  • 外壁塗装に関する何らかのトラブルが発生する前

に関する心配や不安を電話で相談することができますが、トラブルが発生してしまった後の相談をすることは難しいです。

トラブルが発生してしまった際に住まいるダイヤルに相談すると、

  • 緊急の場合はすぐに相談できる窓口の相談員へ
  • 時間に余裕がある場合は予約制の弁護士・建築士へ

つないでもらう流れとなるので、自身の状況を伝えた上で適切な場所に相談するようにしましょう。

 

住まいるダイヤルで専門家へ無料で相談できる時間は1時間に限定されているので、電話相談する際は状況を正確かつ簡潔に伝えるために手元にトラブルの内容や被害状況などをまとめた資料や契約書などを用意しておくようにしましょう。

 

外壁塗装にひび割れや剥がれなどの実際の被害が生じている場合には、

  • 被害状況を写真で撮影しておく
  • 自分で補修したり業者に中途半端な補修をさせたりしない

などもトラブルをきちんと解決する上で大切なことなので覚えておきましょう。

●住まいるダイヤルに寄せられた相談内容

引用元:http://www.chord.or.jp/case/jokyo.html

上記の画像は、住まいるダイヤルに寄せられたリフォームに関する電話相談の内容をまとめたものです。

 

住宅に関するトラブル全体の中でも「ひび割れ」「雨漏り」「剥がれ」といった屋根・外壁に関する相談事例の比率が非常に高くなっており、住まいるダイヤルは屋根・外壁塗装のトラブルの電話相談にも十分な実績があります。

外壁や屋根の塗装リフォームに関する不安、心配、トラブルがあれば、まずは無料で相談できる「住まいるダイヤル」へ相談してみましょう。

■塗装業者や第三者機関への電話相談はメリット・デメリットを把握した上で行う

公共機関以外に、外壁塗装業者の中にもフリーダイヤルや相談専用電話番号などを設けて積極的に相談を受け付けている業者もありますが、もし相談した業者が優良な業者ではなく悪徳業者だった場合、相談してしまうとトラブルが解決しないどころか大きくなってしまうおそれもあるため、信頼に値する優良業者かどうかをしっかりと見極めた上で電話相談を行うようにしましょう。

1.いきなり外壁塗装業者に電話相談するのはリスクがある

外壁塗装リフォームに関する電話相談を行って問題がきちんと解決するかどうかは、電話をかける前にその相談先をしっかり調べるかどうかにかかっています。

 

電話帳やインターネットを使えば、自分の住んでいる地域で営業している業者を簡単に見つけられますが、電話帳の業者名や所在地だけでは業者の良し悪しは判断できませんし、お金をかけさえすればどんな業者でも優良そうなホームページを作成できてしまうため、勘や単なる印象に基づいて相談相手を選ぶのは危険です。

 

もし、問題の解決や相談者の不安を和らげることよりも自社の利益を優先するような悪徳業者に相談してしまうと、業者はなんとかして工事の契約を結ぶために相談者の望まない現地調査や打ち合わせを強引に提案してくる可能性があります。

●良い外壁塗装業者なのかを見分ける方法

相談相手が直接利益につながらなくても快く相談に応じてくれる優良業者か、相談をなんとかして自社の利益につなげようとする信頼に値しない業者かを見分けるための情報収集の方法としては、

  • インターネットで会社情報や評判を調べる
  • 実際に店舗やショールームを訪問してみる

という二通りの方法があります。

 

効率的に調査するためには、

  1. インターネットで情報収集を行う
  2. 店舗やショールームを訪ねる
  3. 良さそうなら自宅の外壁や屋根の悩みを相談する

という順番で行なうとよいでしょう。

 

インターネットでの情報収集はGoogleやYahoo!の検索で

  • 「〇〇塗装 クチコミ」
  • 「〇〇塗装 評判」
  • 「〇〇塗装 感想」

のように、いくつかの検索ワードと組み合わせて調べるなら業者の信頼度を判断するのに役立つ情報を見つけられます。

ただし、特定の業者に対する悪い評価の中にはクレーマー、逆恨み、同業他社による妨害のコメントのような妥当性のないものもあるため、全体的な評価を総合的に判断することも大切です。

 

外壁塗装業者のホームページからその業者が良いかどうかを判断する方法は、外壁塗装業者選びで確認すべき6つのチェックポイントのページをご覧ください。
また、電話での悪質な営業を繰り返している業者は「迷惑業者」や「悪徳業者」の電話番号をまとめたサイトにリストアップされていることもありますので、電話番号のみで検索してみるのも有効です(ただし、受付窓口の電話番号と営業電話をする電話番号が違う場合もあるので、電話番号が迷惑電話リストに載っていないからといって安心できるわけではありません)。

2.第三者機関に電話相談するメリットとデメリット

第三者機関とは公的機関でも施工業者でもなく、自社に加盟する外壁塗装業者と消費者の間に立ってサービスを展開している会社のことで、当サイト「外壁塗装駆け込み寺」も第三者機関の一つです。

 

第三者機関は自社の加盟店に対して消費者への適切な対応方法やサービス展開のための指導を行ったり、消費者・施主側には業者の提出する見積書が適正かどうかを確認する方法や塗装工事に関してトラブルが発生してしまった場合の解決方法などをアドバイスしたりしています。

第三者機関は業者と消費者・施主の間に立って双方のサポートを行うことにより、トラブルが生じがちな外壁塗装を適正かつ安全に行われることを目的に活動しています。

●第三者機関に相談するメリット

外壁塗装の第三者機関の活動は、消費者にとって利益のあるサービスを提供することによって消費者からの良い評価と信頼の上に成り立っているものであるため、消費者を裏切って不利益になるような案内はせず、よくわからない外壁塗装業者に相談するよりは安心であるといえます。

 

第三者機関では、

  • 外壁塗装に関する電話相談
  • 外壁塗装リフォーム工事の複数業者に対する一括見積もり
  • 外壁塗装リフォーム工事を依頼する業者選びについてのアドバイスやサポート

などを無料で提供していますので先述した公的機関と同様に外壁塗装工事に関して気軽に相談することができます。

●第三者機関に相談するデメリットや相談できないケース

外壁塗装駆け込み寺などの第三者機関はトラブルの解決を無償で行っている機関ではなく、あくまで利益を目的とした営利組織であり、外壁塗装リフォーム工事をしたいという人に優良な外壁塗装業者を紹介し、その紹介料を業者から得ることで成り立っているビジネスです。

 

ちなみに紹介料を業者からとっているからといって外壁塗装業者に直接連絡をすればその分安くなるということはなく、あくまで外壁塗装業者が一般に工事費用に含めている事業運用費用などから支払われています。

 

第三者機関はこのような営利組織であるため、例えば「すでに終えてしまった工事のトラブルを工事を行った業者に賠償させたい」などの相談内容の場合には、先に上げた問題解決のスペシャリストが在籍している住まいるダイヤルなどの公的機関に電話相談するほうが解決しやすいでしょう。

●第三者機関を装った詐欺サイトに注意

第三者機関は、WEBサイトや電話相談を通して

  • 外壁塗装を考えている人の住んでいるエリア
  • 行ないたいリフォーム工事内容
  • 希望する塗料のグレード

などを伝えるだけで希望条件に合う工事を施工可能な業者名と、その業者に依頼する場合のおおよその相場を一度に調べられる「一括見積もり」というサービスを提供していますが、第三者機関の中には悪徳業者が運営しているサイトも存在するため、相談する際は信頼できるサイトかどうかを十分に確認する必要があります。

 

一括見積もりサイトを装った悪徳業者のサイトを利用してしまうと、入力した住所や電話番号、メールアドレスなどの個人情報が簡単に抜き取られて、その個人情報が悪徳業者に流出してしまい、

  • 悪質な業者からしつこく営業の電話がかかってくる
  • 外壁塗装とは無関係の架空請求が届く

といった被害につながるおそれもあります。

 

悪徳業者が運営しているサイトかどうかを見極めるためにその一括見積もりサイトに「運営会社」の情報が十分に明示されているかどうかを確認しましょう。

悪徳業者が運営しているサイトは第三者機関が運営しているように見せかけていても、

  • 実際に存在する運営会社情報がどこにも載せられていない
  • 〇〇事務局のような曖昧な名前の運営機関である
  • 会社名がイニシャルのようなアルファベット表記になっている
  • 企業名が架空である
  • 住所が画像表記になっていて検索されないようになっている

といった場合にはそのサイトは信用しないようにし、個人情報を入力するのはやめましょう。

■おわりに

外壁塗装リフォームは小規模でも数十万円の費用がかかる工事なので、はじめての人でも何度か経験のある人でも不安に思う点がたくさんあるのは当然です。

 

不安に思う点を解決してくれる公的機関や第三者機関はたくさんありますが、消費者の不安につけ込んで高額な契約をしてくる悪徳業者や個人情報を抜き取ることが目的の悪徳業者もたくさんあるので個人情報を入力する際や電話相談をする際には十分注意して相談先を選ぶようにしましょう。

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