外壁塗装を行うべき6つのサインを知っておこう

外壁や屋根の塗装はいつか必ず塗り替えが必要になります。

塗り替えを行うべきタイミングとしては前回使用された塗装から10年が目安ですが、それだけでなく塗装になんらかの劣化のサインが出ているときも気を付けなければなりません。

 

劣化が軽度のうちに早めにメンテナンスを済ませて大掛かりな工事を発生させないためにも、外壁や屋根に現れる劣化のサインを知っておきましょう。

■塗り替えのサインを知って劣化を早期解決しよう

外壁塗装を塗り替えるタイミングは約10年に1度と言われますが、建物の構造や立地環境によってはそれより早く劣化することも十分あり得ます。

 

劣化が起きているときは外壁や屋根に何かしらの「サイン」が出ています。

劣化そのものが深刻化してしまう前に早めにサインに気づいて補修しておくと、建物の老朽化が防がれて家の寿命を延ばすことができるでしょう。

 

ただしサインの中にはプロの塗装業者でなければ気づけない種類もあることに注意が必要です。

1.劣化を早期解決することにメリットがある

劣化は発生した初期の段階で補修することが肝心です。

劣化が進行するとダメージがひどくなるだけでなく、劣化が起きていない周りの部材まで広がることがあるためです。

 

もし劣化のサインに気づいて初期の段階で補修できれば、作業範囲はわずかで済み補修費用も高額にはなりません。

しかし劣化のサインを見逃して補修を怠ると、カンタンな作業で済んだはずの工事が思わぬ費用を発生させることがあります。

●外壁・屋根を早めに塗り替えておくべき理由

戸建て住宅一棟あたりの外壁塗装費用は約70~90万円と言われます。

しかし塗装では劣化の補修が追い付かず外壁材・屋根材自体を張り替えることになってしまった場合は100万円以下の金額では済みません。

 

外壁材の張替え費用は戸建て住宅一棟あたり200~240万円が相場です。

外壁材を張り替えず、既存の外壁材の上から新しい部材を重ね張りする方法であれば解体撤去費用や産廃処分費用が発生せず幾分安くはなりますが、それでも120~150万円の費用は避けられません。

 

劣化のサインを早期に見つけてすぐに塗り替えを行うことは、余分なリフォーム費用を発生させないためにも重要です。

2.すべてのサインに気づくことはできない

劣化のサインには一目でわかるものもあれば凝視しなければわからないものまで様々です。

 

わかりやすさのレベルは以下の5段階にわけることができます。

レベル(高いほどわかりにくい) 内容
レベル1:明らかに見た目に異変が生じているもの 広範囲の剥がれ、膨れ、縮み、錆び、染み、深く大きなひび割れ、雨漏りによる室内壁のカビ・腐食、瓦やタイルの剥がれなど
レベル2:よく見ると異変だとわかるもの 部分的な剥がれといった小さな劣化、外装材の反り、色あせ、瓦やタイルの欠けなど
レベル3:言われなければ気づけないもの 小さなひび割れ、1~3mmのピンホール、瓦やタイルの浮きなど
レベル4:知識がなければわからないもの 顔料が表面に付着するチョーキング、目地のシーリングの劣化など
レベル5:専門家に教えられなければわからないもの 外装材下地の腐食、内部結露、鉄筋コンクリートの鉄筋の腐食、塗料の施工不良など

 

上記はあくまでも目安ですが、レベル1~2は普段生活していれば気づけますが、レベル3になると見逃しがちになります。

レベル3以降になると専門家を呼ばなければ気づきようがないため発見が遅れる可能性は非常に高くなるでしょう。

 

ただしレベル4、5以降のサインでも早期補修が可能なものもありますので、約10年に1度は塗装業者などに家の検査を依頼して早めに見つけることが大切です。

■主な塗り替えのサイン6つ

外壁塗装を行うべき劣化現象のサインとしては以下の6つが代表的です。

ただしいずれも早期に発見しておけば、すぐに外壁や屋根が壊れたり崩れたりすることはありません。

 

悪徳な訪問業者などは「外壁にこんなひび割れがありました!家が非常に危険です!」などと不安を煽って高額な契約金額で塗装工事をもちかけてきますが、このような口車に乗ってはいけません。

 

以下のサインがどのような劣化を表すのか、またどのような対処法で補修が行われるのか知って悪徳業者の手抜き工事から自宅を守りましょう。

1.チョーキング

最も代表的な塗り替えのサインといえばチョーキング現象です。

 

塗料は樹脂に顔料や接着剤が混ぜてできていますが、塗装された直後はこれらが高い結合力を発揮しているため、撫でたり強い力で押したりしても手に塗料が付着することはありません。

 

しかし有機質で構成されている塗料は紫外線や雨などの外的要因で徐々に劣化していきます。

この紫外線や雨などに耐える力を「耐候性」と呼びますが、塗料の耐候性は約10年目から急速に低下してどんどん結合力が低下していきます。

 

結合力が低下すると、塗料に含まれていた顔料は粉状になって塗膜表面に付着するようになります。

この状態で外壁表面に触れると塗料と同じ色の粉が指にも付着してしまうようになります。

これが「チョーキング現象」であり、粉がチョークの粉に似ていることからこのように呼ばれています。

 

チョーキングが起きている塗装は結合力、つまり保護機能も低下しており外壁表面を雨や太陽光から守れなくなっていますので、できるだけ早めに塗り替えることをおすすめします。

2.鉄部の錆び

雨や大気中の湿気などに濡れることを想定して作られている外壁・屋根は、防水処理がなされています。

屋根であれば横殴りの雨が入らないように破風板や鼻隠し板がサイドを保護し、外壁にいたっては目地から雨水が浸水しないようにシーリング材が充填されます。

もちろんそれらも雨で傷まないように塗装などで表面が保護されています。

 

しかしなんらかの原因で水分が隙間から浸水したり本体にダイレクトに当たったりしてしまうと、お住まいの外装材に使われている鉄製の部材が錆びてしまいます。

 

錆びはどんどん広がって周りの鉄部にも拡がり、錆びの膨れが大きくなると部材本代に穴が空いて耐久性を落としてしまいます。

ベランダの手すりや屋外の鉄骨階段などの錆びを放置すれば、人が体重をかけたとき破損して落下や転倒などの重大な事故に繋がってしまう危険性があります。

金属系の外装材や屋根材などであれば雨漏りや躯体内部の腐食にも繋がってしまうでしょう。

●鉄部はケレン処理が行われる

ケレン処理とは鉄部の錆びを落とす工程のことで、外壁塗装工事では塗装作業前の「下地補修(下地処理)」の段階で行われます。

塗装前に行っておかなければ塗料が外壁に密着できず、塗膜が錆びを塞いでしまって錆びを除去できなくなるためです。

 

ケレン作業は錆びの進行度によって4段階に分かれます。

 

  • 1種ケレン…錆びがかなり激しいときに行われるが、戸建て住宅ではほぼ実施されない。
  • 2種ケレン…電動工事を使ってある程度進行した錆びを落とすが、2種ケレンが必要なほど錆びている場合は鉄部そのものの交換リフォームになることが多い
  • 3種ケレン…ヤスリや電動工具を使って手作業で錆びを落とす
  • 4種ケレン…わずかな変色程度の軽度な錆びをブラシなどで清掃する

 

外壁塗装で行われるのは3種または4種ケレン作業です。

 

4種ケレンはごくカンタンな清掃ですので費用も㎡あたり500~700円とわずかで済みますが、2種、3種となると㎡あたりの費用が1,000~2,000円かかり、大きな音や粉末が飛散して周囲にも配慮しなければなりません。

 

また3種以上のケレン作業が必要な錆びになると塗装では保護できませんので、部材自体の交換が必要になり当然塗装よりも費用は割高になります。

3.色あせ

塗料の劣化具合を示すサインとしては色あせが挙げられます。

色あせはチョーキングよりも先に発生しますので、チョーキングが起きて塗料が結合力を失う前段階のサインとして覚えておくとよいでしょう。

 

しかし外壁を毎日目にしているとわずかな変化に気づきにくくなるため、塗料が色あせたかどうかを比較する場合は新築完成時や前回の塗装完了直後の写真と見比べなければわからないかもしれません。

 

外壁塗装で一般的に使用されているシリコン塗料などは耐久年数が10~15年ですのでその期間内には色あせが生じるようになります。

4.大きなひび割れ

モルタルやコンクリートの壁は表面にひび割れが発生することがあります。

ひび割れは専門用語では「クラック」とも呼ばれ、割れの幅や深さによって2種類に分かれています。

 

割れが軽度で外壁下地まで達していないものは「ヘア―クラック」と呼ばれます。

髪の毛のように細い割れですので、再塗装の際に厚みのある微弾性フィラーを下塗りすることで埋まります。

 

問題は幅0.3mm、深さ4mm以上の「構造クラック」です。

この状態になると外壁下地にまで割れが到達していることがあるため、雨水が浸水したり害虫や菌が割れから入ったりして、コンクリート内部の鉄筋や外壁下地を腐食させる恐れがあります。

 

構造クラックが発生しているときは下地調整作業で「Vカット工法」が行われます。

割れに沿って溝を掘り、内部を清掃して下地材を塗布し樹脂を詰めて割れを埋めます。

 

モルタル外壁などは乾燥収縮によって割れやすいため、再発を防ぐために弾性塗料による塗装リフォームが行われます。

弾性塗料とはゴムのように伸び縮みする性質を持つ塗料で、この塗料で外壁表面を保護しておくとモルタルが割れても塗膜がゴムのように伸びてヒビ割れをカバーするため、雨水などが浸水しにくくなります。

5.剥がれ

塗膜が剥がれてきた場合は、剥がれた箇所の外壁・屋根は保護されていませんので早めの塗替えが必要です。

剥がれた箇所がいつまでも雨水や紫外線にさらされ続けると、外装材が反ったり腐食したりして使い物にならなくなり、張り替えや葺き替えリフォームが必要になってしまいます。

 

また剥がれは経年劣化ではなく施工不良で起きることもあるため注意しなければなりません。

通常の外壁塗装では、最初に表面を水で高圧洗浄し下地調整で素地を整え、下塗り・中塗り・上塗りの計3回の重ね塗りを行って塗料をしっかり外壁に密着させます。

しかし手抜き工事によって上記の工程が省かれてしまうと、約5年も持たずに塗膜がぼろぼろと剥がれ落ちてしまうことがあります。

 

昨今使用されているシリコン塗料であれば10年程度は剥がれずに残り続けますので、1~5年以内に剥がれてしまったときはすぐに前回施工した業者に問い合わせて、施工不良かどうかを調べてもらい塗り直しを依頼しましょう。

6.コーキングの亀裂

コーキングとは窯業系サイディングボードや窓枠の目地に埋められている樹脂性のゴムのような部材のことです。

コーキングがあることによって目地から雨水が浸水せず、サイディングボード本体に乾燥収縮が起きても樹脂が追従して負荷を受け止めてくれます。

 

しかしコーキングは塗装よりも早く劣化することがあるため場合によってはコーキング単独の点検が必要になることもあります。

 

コーキングが劣化すると細かい亀裂が発生するようになります。

さらに劣化が進むと部材自体が小さく縮んでしまい、亀裂と縮んだ部材の隙間から雨水が浸水してコーキングの防水効果を発揮できなくなってしまいます。

 

コーキングの補修方法は2通り存在します。

ひとつは打ち替えと呼ばれる方法で、既存のコーキング材をすべて剥がし内部を整えたあと新しいコーキング材を注入する方法です。

もうひとつは増し打ちと呼ばれる方法で、既存コーキングを残して縮んだ分だけ新しいコーキング材を注入するというものです。

 

打ち替えは手間がかかる分増し打ちよりも高くなります。

しかし増し打ちをしてもあまり長持ちしないため、結局数年でまたリフォームが必要になってしまいます。

 

またコーキングは外壁の高い位置にも施されていますので、補修の際は足場の設置が必要です。

足場の設置・解体費用は一棟あたり25万円前後ですので、これを増し打ちのたびに行っていてはトータルのリフォーム費用が打ち替えよりも高くなるでしょう。

 

コーキングの補修はできるだけ外壁塗装とセットで行い、その際は打ち替えで根本からしっかり補修しておくことをおすすめします。

■おわりに

外壁や屋根のいくつかのサインの種類を知っておくことで、今ご自宅の外壁や屋根に何が起きているかすぐに気づけるようになり費用が安いうちにリフォームを済ませられるようになるでしょう。

 

ただしサインの中にはそれがサインだと知らなければ気づけないものや、塗装業者に調べてもらわなければわからないものもあるため、全てのサインを自分で見抜くことはカンタンではありません。

 

外壁塗装の周期と言われる10年に1度は塗装業者などに建物の点検を依頼して、小さな劣化も初期症状のうちに補修しましょう。

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