外壁塗装の価格を塗料や家の大きさなどから比較

外壁塗装は、選んだ塗料や塗装する建物の種類によって、価格が変動する工事であるため、どのような家でも相場通りの金額で施工できるとは限らず、予算が立てられずお困りの方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、外壁塗装の価格を、塗料代、工事内容、建物の大きさ、外装材の種類別に比較して一覧にしました。

■塗料の価格比較

外壁塗装では塗料はグレードが高いほど価格も高くなり、耐久性も高くなるため、選んだ塗料のグレードで費用が変動します。

１．塗料のグレード別に価格を比較

現在、外壁塗装用塗料には、アクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、ラジカル抑制型塗料、フッ素樹脂塗料という5段階のグレードが主に使用されており、それぞれ特徴、耐用性、1㎡あたりの施工価格相場も違います。

ぼったくられないために、まずはあなたの街の適正価格をチェック！

記載している金額は、施工費用と塗料価格を含む参考価格です。

ぼったくられないために、まずはあなたの街の適正価格をチェック！

２．機能性塗料を種類別に価格比較

外壁塗装用塗料には、シリコンやフッ素といった樹脂の違い以外に、断熱性や遮熱性、弾性といった特殊な機能が付与された「機能性塗料」という違いがあり、機能が違う分、施工価格や選ぶときの注意点も異なります。

機能性塗料は機能を持たない塗料に比べると、施工価格はやや高くなりますが、お家の困り事に適した機能性塗料を選べば、より外壁塗装を長持ちさせることができるでしょう。

ただし、自宅にあっていない間違った塗料を使うと、短い期間で再塗装が必要になる場合があります。

その前にこちらでご相談ください

記載している金額は、施工費用と塗料価格を含む参考価格です。

●ご自宅に使用できない塗料に注意

優れた性能を持つ機能性塗料ですが、お住まいの外壁材によっては効果がなかったり、そもそも使用できなかったりするため注意が必要です。

例えば、無色のクリヤー塗料でコーティングをしても、外壁材自体が色あせていたり汚れがこびりついていたりすると、塗膜から劣化が透けて見えてしまい、塗装後に、美観の向上効果を得ることはできません。

そのほか、窯業系サイディングボードの外壁には熱に弱い弾性塗料の塗装が禁じられており、もし弾性塗料を塗装すると、サイディングボードが蓄えた太陽光の熱が塗膜を溶かして変性させてしまい、施工後はがれてしまったり、たるんで気泡ができたりして長持ちしません。

間違った塗料を使ってしまう前にこちらでご相談ください

■塗装工事の内容別・価格比較

外壁塗装でも、外壁のみ塗装することもあれば、屋根もセットで塗装されることもあり、雨戸やポストなど気になる箇所の部分的な塗装のみ行うこともあるでしょう。

以下は、約30坪の平均的な戸建て住宅における、工事内容別の塗装費用をメリット、デメリットと合わせて比較したものです。

上記価格は目安で、地域ごとで価格は変わります。

お住まいのエリア付近で、適正価格で工事ができる塗装業者を見つけたい方はこちらのページへ

■施工面積別の価格比較

ここまで、外壁塗装の施工面積を約30坪と仮定してご紹介しましたが、もちろん、それより小さい建物や大きな家でも塗装は行われ、施工面積に応じて総費用も変動します。

以下は、施工面積別に塗料ごとの施工価格を比較したものです。

記載金額は参考価格です。立地や建物形状によって金額は変動します。

お住いの外壁塗装の価格をさらに詳しくお知りになりたい方はこちらから無料でご案内いたします。

■外装材別・塗装費用の比較

外壁塗装工事では塗料を使った塗替えだけでなく、外壁に生じたひび割れや鉄部に発生した錆びの補修、外壁や窓周りの目地に充填されているコーキング材（シーリング材）の交換工事も同時に行い、外壁表面の補修工事が行われますが、お住まいの外装材によって必要な補修工事にはばらつきがあります。

例えば、パネル同士の目地が外壁に沢山あるサイディングボードの家は、継ぎ目が少ないモルタル外壁の家よりもコーキング材の交換費用が増えますし、反対にモルタル外壁はひび割れが起きやすく、割れを樹脂で埋める補修工事が発生する可能性が高いですが、滅多にひび割れが起きないサイディングボードは外壁材本体の補修費用はあまり発生しません。

１．外壁材別・塗装費用の比較

30坪の戸建て住宅を想定して、外壁材の種類別に、塗装工事にかかる価格の相場をまとめました。

上記価格は目安で、地域ごとで価格は変わります。

あなたの街の適正価格の業者をこちらで無料紹介いたします！

２．屋根材別・塗装費用の比較

屋根も住宅によって使われている屋根材に違いがありますが、屋根は普段目にする機会が少ない部位ですので、劣化を進行させて補修工事費用がかさまないように早めの塗替えやリフォームを検討しましょう。

以下の表は、屋根材の種類別に屋根塗装のみの費用を比較したものです。

上記価格は目安で、地域ごとで価格は変わります。

あなたの街の適正価格の業者をこちらで無料紹介いたします！

■おわりに

外壁塗装の施工価格は、建物に生じているひび割れやサビなどの劣化状況や、外装材の種類によって大きく変動し、建物の大きさが違えばその分、作業面積も変動しますので、家によって全く金額が異なります。

つまり、別のお住まいで行われた外壁塗装工事の費用などを調べてご自宅にかかる塗装費用をどれだけ予測しても、塗装業者がご自宅のために作成した見積書が届くまでは、正確な塗装費用を把握することはできないのです。

今回ご紹介した価格比較は、あくまでも参考として考え、お住まいの状況を的確に把握して見積もりを作ってくれる優良業者と出会うことが、塗装リフォームを成功させるためには欠かせません。

外壁塗装駆け込み寺でも、お住まいの条件に合わせて無料診断や業者紹介を行っていますので、ぜひご利用ください。