外壁塗装リフォームの工事が完了した後にどうしても仕上がりに納得がいかない点などがあれば、家主としてはやり直しをお願いしたい所です。
この記事では
- 外壁塗装工事後のやり直しは可能なのか
- どのような場合に可能なのか
など、外壁塗装のやり直しに関する様々なことを解説しています。
目次
■外壁塗装工事後にやり直しさせることはできる?
外壁塗装工事後に施主が「やり直ししてもらいたい」と思う時の理由には、
- 塗られていないところがある(塗り漏れ)
- 塗った塗料の膜(塗膜)が均一になっていない(塗りムラ)
- お願いした色と違う
- コーキング材がきちんと施工されていない
- 塗装が剥がれてきた、ふくれている(外壁の塗膜がふくれている)
- 錆が出てきた
などがあり、発覚するタイミングには外壁塗装工事直後の場合や、少し時間が経ってから工事の欠陥が発覚する場合などがあります。
外壁塗装工事後に業者に外壁塗装のやり直しをさせるということは状況によっては可能ですが、追加料金を求められる場合と追加料金が必要ない場合があります。
また、明らかに業者側の不手際でやり直しするべき内容だったとしても、業者の態度が悪くで外壁塗装工事をやり直してもらえないということもあるのです。
外壁塗装工事をやり直しなどなく適切な工事期間で終わらせたい場合、外壁塗装駆け込み寺にご相談いただき、地元の優良外壁塗装業者に依頼しましょう。
■外壁塗装工事のやり直しに追加料金がかかるかは状況による
外壁塗装工事は安くても50万円以上、高ければ100万円を超える工事ですが、者外壁塗装業者は必要以上の利益を得ているわけではないので、工事費用の中には人件費や材料費が含まれています。
外壁塗装工事のやり直しということになれば、当然、人件費や材料費が追加でかかるため、それを
- 施工した外壁塗装業者が負担するのか、
- 施主が負担するのか
はやり直す理由によります。
1.業者のミスによる場合は業者負担でやり直しできる
例えば、雨樋やエアコンの室外機を外さずに塗装を行い、その裏側の部分に塗料を全く塗ることが出来ていなかったなど、業者のせいで工事の後に問題が発生した場合は、施工した業者が優良な業者であれば、無償で塗装のやり直しを行ってくれるでしょう。
そもそもやり直しが必要な施工不良を起こさないのが優良業者ですが、施工するのは人間なので稀に施工不良などのミスもしてしまいます。
- 工事費用を業者側の負担で納得が行くまで対応してくれる
- 塗装工事やり直しのための追加費用を請求してくる
- やり直しをしてくれない
など、ミスをしたあとの対応が優良業者であるかそうでないかで変わってくるのです。
施工不良を出さない業者や、施工不良を出しても無償できちんと対応してくれる優良外壁塗装業者を知りたい場合は外壁塗装駆け込み寺にご相談ください。
2.顧客の都合の場合は追加料金を支払う必要がある
例えば、完成後の家を見た後に「やっぱり違う色が良い」などといって塗り直させた場合の塗り直しは顧客都合であるため、当然、追加で施工料金を支払う必要があります。
- 思っていた色と外壁塗装工事後の色が違う
- 色見本やカラーシミュレーションで見た色と家に塗装された色の見た目が違う
など、打ち合わせの時に選んだ色と家に塗られた色が違うというのは目の錯覚から起こる現象で、外壁塗装工事には非常によくある状況です。
参考:外壁塗装の色選び方法の注意点と絶対に失敗しないコツと流れ
外壁塗装の色の選択を絶対に失敗したくないという場合は、色決めに定評がある地域の外壁塗装業者を紹介いたしますので、外壁塗装駆け込み寺にご相談ください。
3.どちらの過失かわからない曖昧な場合のやり直しは施主負担
業者側が悪いとはいえず、施主側も悪いとは思っていない理由による塗装のやり直しは、施主都合と判断され、やり直しの工事費用を施主が負担する必要があります。
例えば、「塗装に塗りムラがあるから塗り直してほしい」と伝えた場合、無償で塗り直してくれる業者もいるかもしれませんが、ムラの塗り直しの追加料金を請求された場合は支払う必要があります。
明らかに施工不良なレベルのムラであると判断できる場合は、やり直し費用を業者が負担するべきですが、光を当ててやっと見えるぐらいのムラの場合、施主にとって納得がいかないとしても業者に無償でやり直しさせることはできません。
軽微なムラのように「施工不良ではないけれども施主が仕上がりに納得がいかない」などの判断基準が曖昧な状況の場合は、施主がやり直し費用を負担すると考えておきましょう。
■やり直ししないからといって支払いを拒否してはいけない
外壁塗装工事後の仕上がりが想像していたものとは全く違うためやり直しなどを要求したとしても「可能かどうか検討し、日程を調整します」などの文言で業者側がすぐにやり直しを行ってくれない場合があります。
この時、支払期日が来ても工事費用を支払わずにやり直し完了まで支払いを保留するという方がいますが、そのような支払い拒否や保留をしてしまうと、最悪の場合訴訟問題に発展してしまいます。
施工業者は、家主の要求通りに工事を終わらせる義務がありますが、家主にも工事の代金を支払う義務があるため、その支払う義務を長い間放置してしまうと、業者側が裁判所への申し立てなどの法的手段に出ることがあるのです。
やり直ししなければならないような状況が置きないのが最も良いですが、もしやり直しが必要な場合でも、お金を支払わないなどの強硬手段には出ず、できるだけ施工した業者と話し合って穏便に済ませるよう心がけましょう。
もし施主と業者だけでは解決しない問題である場合、消費者センターや住まいるダイヤルなどの公的な相談窓口へ相談し、対応を確認してみましょう。
参考:外壁塗装について電話で相談できるオススメの相談先と、避けるべき相談方法
■やり直しのない施工にするためのポイント
優良業者であれば全く心配はいりませんが、優良な業者かどうかわからないところに依頼してしまった場合、やり直しがない工事にするために施主ができることをまとめました。
1.外壁塗装工事の各工程を学習し、チェックできるようにする
優良業者であっても時にはミスを見逃してしまう可能性があるので、どのような外壁塗装業者に依頼したとしても必ず仕上がりを自分でもチェックしましょう。
また外壁塗装工事の各工程でどのようなことを行うのかを事前に学習しておき、各工程が正しく行われているかどうかを常にチェックし、不明点や不審な点があればすぐに質問する姿勢を持っておけば、外壁塗装業者の不備があったとしてもその場ですぐに指摘することができるでしょう。
2.アフターケアについて確認しておく
どの業者に外壁塗装工事を依頼するかを決める時に外壁や屋根の診断を行ってもらい見積書を提出してもらいますが、この時に外壁塗装工事費用だけでなく、
- 外壁塗装後にどんな不具合があったらやり直しをしてもらえるか
- 外壁塗装後の保証や定期検査などのアフターケアはどのようなことをしてもらえるか
などの外壁塗装工事後に業者がどのようなサポートをしてくれるかを確認しておきましょう。
参考:外壁塗装の保証は業者や団体で内容が全く異なるので注意!
外壁塗装工事完了時に一級建築士などの国家資格を持つ第三者のチェックが入る保証もあるので、そのような保証に加入している外壁塗装業者に依頼すると安心といえます。
■さいごに
外壁塗装工事は数十万円以上の高額なお金を支払うため、絶対に失敗したくありませんし、失敗したと感じた場合でもそれ以上支払いたくないため業者負担でやり直しをお願いしたいと感じてしまう方が多いです。
しかし、ただ施主が失敗だと感じていても実際には施工不良ではない場合もあり、そのような状況でやり直しや返金などの過剰な要求を行ってしまうと外壁塗装業者の心象を悪くしてしまいます。
外壁塗装業者との関係は塗装する2週間前後の工事期間だけで終わるものではなく、その後の保証やメンテナンスで10年以上の付き合いになるため、できるだけ業者側の気持ちにも立って対応をお願いするようにしましょう。
やり直しが発生するような外壁塗装工事をしたくない、万が一仕上がりに満足できない場合はやり直しをしてくれるような業者が良い、という場合は外壁塗装駆け込み寺にご相談いただき、その旨をスタッフにお伝えいただければ、柔軟なやり直し対応が可能な地域の外壁塗装業者を紹介いたします。