格安の外壁塗装リフォームは危険?善良な業者を選ぶ7大ポイント

外壁塗装のムラの原因

そろそろ外壁や屋根の塗装を行いたいけど、高額な費用がかかると聞いてお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そんな依頼主の不安に付け込んで、格安工事を持ちかける業者もいますが、格安料金の塗装は手抜きや施工不良が起きる可能性が極めて高く、せっかく塗装をしても、家の寿命を縮める結果になりかねません。

 

この記事では、格安塗装工事の危険性と、適正価格で安全に外壁塗装を行ってくれる、優良業者を見つけるポイントなどについてご紹介します。

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外壁塗装の前に知っておきたいリフォーム会社の内情とは?

大手外壁塗装業者

リフォームの前に知っておきたい、外壁塗装会社の内情とは?

「外壁塗装を行う会社」と聞くと、足場の上で壁に塗料を塗っている職人の姿をイメージするのではないでしょうか。

しかし、塗装を請け負う会社は、塗装作業だけなく、家一棟を塗り替えるために様々な設備を揃え、より多くの顧客を獲得するために多くの営業努力を重ねています。

塗装会社の経営の内情を知ることができれば、見積もりや打ち合わせがスムーズになり、最も理想に近い業者と出会う確率が高まるでしょう。

この記事では、塗装会社がどのようにお店を経営しているのかについて紹介します。

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200~300万円の外壁塗装が戸建て住宅ではありえない理由

中間マージンはたくさんかかる

塗装工事費用の見積もりを取った業者から「200万円または300万円かかります」と言われたら、その会社は高確率でぼったくりか詐欺会社である可能性が高いです。

 

高額な費用を請求する悪質業者にひっかからないためにも、戸建住宅の外壁塗装工事の費用相場や実際に200~300万円かかる工事の内容について確認しておきましょう。

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外壁塗装の例を信用してはいけない理由と見る時の注意点

外壁塗装例

外壁塗装リフォーム工事では、ホームページや業者さんの営業の時などに実際に施工した実例、料金例などの例を見る機会がたびたびあります。その業者を信用するかどうかの材料として、例を見る方もいらっしゃるでしょう。しかし、例というのは実際にあったように偽装することは非常に簡単で、多くの業者が例を偽装しています。もちろん、評判を上げるために良い例しか載せないなど、多少の誇張は問題ない範囲もあるかもしれませんが、許容範囲を超えている虚偽の例も多数あります。

例に書いてあることをそのまま鵜呑みにしてしまうなど、例の見方を誤ってしまうと、悪徳業者に引っかかってしまったり、信用がない業者と関わってしったりすることもあり得ます。外壁塗装工事はこちら側の住所が相手方に知られてしまいますし、「ここは相場よりも高い工事でも断らない」というような悪徳業者のリストに載ってしまったら、様々な悪徳業者から詐欺まがいの営業をかけられる場合もあります。

例の善し悪しをしっかりと見抜いて、その業者が本当に良い業者か悪い業者かを見極め、外壁塗装工事を適切に行ってくれる業者にお願いしましょう。

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外壁塗装で必要な材料費

フッ素塗料は高い

外壁塗装で必ず発生する「材料費」のしくみを理解しよう

外壁・屋根の補修や塗装では塗料など多くの材料が使われており、その分は材料費として工事費用に含まれています。

 

しかし外壁塗装費用の内訳を見てみると、全体に占める材料費の割合は案外低いものです。

それにも関わらず、外壁塗装では一回につき数十万円の費用が発生するのは何故なのでしょうか?

 

この記事では、外壁塗装における材料費の内容と、見積もりから適正な材料費かどうか判断するポイントを解説します。

■外壁塗装における材料費の割合

外壁塗装作業では塗料の材料費が必ず発生します。

そして、人件費や業者の取り分といった様々な要素が加わって外壁塗装の費用が決まります。

1.外壁塗装費用の内訳

まずは塗装工事費用の内訳を確認しておきましょう。

  • 人件費30%
  • 運営費30%
  • 塗料などの材料費20%
  • 足場代20%

塗装を行う施工会社によって内訳の比率は異なりますが、ほとんどの業者では上記のような料金内訳になります。

 

上記の費用は、どれを削っても外壁塗装が失敗する原因になりかねません。

そのため、見積もりの際に「足場を無くしてほしい」「塗料のグレードも施工内容も最低限のものにしてほしい」「人件費を節約するためにあまり職人さんを呼ばないでほしい」などといった無理な要求は控えましょう(参考:値切ると失敗する)。

●大手会社は内訳が異なる

ハウスメーカーや大手工務店などは、上記の円グラフとは違う内訳になっています。

その理由は、大手の会社になるほど「宣伝広告費」が発生するようになり、多くの工事件数をこなすために外注業者を使うため「中間マージン」が発生するためです。

 

それらの費用が発生したからといって材料費や足場代が安くなることはなく、当然全体の費用も高額になります。

2.材料費は工事費全体の2割程度

塗料などの材料費は塗装工事費用全体の2割ほどでしかなく、工事費用全体にそこまで大きく影響するものではありません。

例えば、グレードが近いシリコン塗料とウレタン塗料で悩んで、価格が若干安いウレタン塗料を選んだとしても、塗装の合計価格が大幅に安くなるわけではありません。

(※塗料のグレードについては後述します)

つまり、少し安めのウレタン塗料を選んで塗装の耐久性を犠牲にしたところで、大きな節約効果は期待できないばかりか、塗装のグレードだけ落ちることになってしまうのです。

 

塗装費用が高いか安いか検討するときは、耐久性を無視しないよう注意しましょう。

■材料費に含まれるものは何か

外壁塗装における材料費には以下のようなものがあります。

  • 養生部材…マスキングテープ、マスカー、ビニールシートなど
  • 下塗り塗料…上塗り塗料の外壁への密着性を高めるために塗る、シーラーやフィラーなどの下塗り材。3回塗りのうち、下塗りの工程で使われる。
  • 上塗り塗料…塗装の仕上げで使う塗料。3回塗りのうち、中塗りと上塗りの工程で使われる。
  • 下地処理用の部材…モルタルパテ、エポキシ樹脂、サビ落とし剤、シーリング材(コーキング材。サイディングボードやサッシ周りの目地(境目)部分に充填する部材)

このように、塗装だけでなく塗装前の各工程で様々な材料が登場します。

1.    塗装で発生する材料費

外壁塗装では、下塗りと上塗りに分けて塗装を行います。

厳密には、下塗りで下塗り専用の塗料を使い、中塗りと上塗りという仕上げの2工程で上塗り専用塗料が使われます。

 

下塗り塗料と上塗り塗料の価格は通常、施工する費用を合計した価格で見積もりに記載されています。

2.塗装以外で発生する材料費

下地処理とは塗装前に外壁の状態を整え、割れや汚れを補修する作業のことです。

下地処理の内容は主に、クラックやシーリング部、鉄部を補修する作業や、ベランダの防水工事などになります。

また、各工程で行う養生の材料代も含まれます。

●クラック補修

モルタル外壁のひび割れやサイディングボードの欠けなどに起きたクラック(ひび割れ)や傷を補修する作業です。

クラック補修では、割れを埋めるゴムのようなエポキシ樹脂や、エポキシ樹脂と割れた部分を密着させる下塗り剤、割れの周囲を保護するマスキングテープといった材料費が発生します。

●鉄部の補修

鉄部とは屋外の鉄骨階段や金属製のフェンス、手すり、玄関ドアのことです。

鉄部は塗装が剥がれたり傷ついたりすると錆びが拡がり耐久性が落ちてしまいますので、塗装前にケレン作業と呼ばれる錆び落とし作業を行い、錆び止め材を塗布しておきます。

この作業ではケレン作業に使うヤスリや金属タワシ、錆び止め材などの材料費がかかります。

●シーリング工事

外壁のボード部分を繋ぐ目地や窓サッシの隙間などは、シーリング材で隙間が埋められています。

シーリング材は約5年経つとひび割れが起きたり痩せて小さくなったりして、防水機能が衰えてきます。

たとえ外壁をきれいに塗り直してもシーリングの劣化を放置したままだと、外壁内部へ雨水が浸水し、構造材の腐食や雨漏りなどのリスクも高まってしまいます。

そのため、塗装前には漏れなくシーリング打ち替え工事が行われます。

シーリング補修では目地の周囲を保護するマスキングテープや、シーリング材の費用が発生します。

 

特にサイディングボードの外壁はモルタル外壁と違って目地が多く、シーリングが広範囲に打たれていますので、外壁塗装の見積もりにシーリングの材料費が含まれていることを必ず確認しておきましょう。

●ベランダの防水工事

ベランダの床部分にはシートや塗料で防水層が形成されていますが、雨水や太陽の紫外線を浴び続けることによってどんどん劣化していきます。

防水層が剥がれたり浮いたりしてくると、水分が床の内部に溜まって住居内の雨漏りを引き起こすことがあります。

ベランダの防水工事も忘れずに済ませておきたいリフォームです。

 

ベランダ防水には2種類の方法があり、塗料のみで防水層を作るものもあればシートを使うものなど様々ですが、ベランダ防水の項目に材料費がまとめて記載されています。

参考:バルコニー・ベランダ・屋上防水工事の工法の違いや価格相場

●養生

養生とは、塗料や水などが付着してはいけない箇所をあらかじめ覆っておくことです。

ビニールシートをマスキングテープで留めてシート養生したり、マスキングテープ単体で施工箇所の周囲を保護したりします。

 

養生用の部材はいずれも単価が安いため、人件費を含めても建物一棟当たり3~5万円程度です。

2.交換リフォームになると材料費は高額になる

もしお住まいの外壁に張られているサイディングボードなどが、表面の塗装では補修が追い付かないほど劣化していると、塗装ではなく外壁材の交換リフォームを行わなくてはなりません。

 

外壁材の交換リフォームでは、新しく貼るボードの材料費も発生します。

また、ボードを交換する手間賃も当然増え、古いサイディングボードを業者が引き取ってくれる際に廃材処理費用も発生します。

 

このように、外壁材や屋根材の交換リフォームは塗装だけのリフォームよりも材料費の割合が増える分、高額なリフォームとなります。

我が家の外壁材本体が劣化してしまう前に、塗装やシーリング工事で保護しておきましょう。

■塗料のグレードの違いによる材料費の変化

どのような建物の塗装でも、必要な材料はほとんど共通しています。

しかし塗料だけは「グレードの違い」が存在します。

アクリル、ウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素といった塗料のグレードによって材料費は大きく変動します。

 

塗料はグレードが高いほど耐久性が高くなり、塗装後に家を長期間保護してくれます。

また、塗料には色やツヤの有無のほか、断熱や防水といった機能性の違いもありますので、価格面だけでなくこれらの項目もしっかり比較したうえで選びましょう。

1.塗料のグレード別・価格とその特徴

以下からは、塗料別の価格や特徴をグレード順に解説します。

●アクリル塗料

平米あたりの単価が最も安く、リーズナブルなのがアクリル系塗料です。

他の高機能な塗料が登場するまでは、一戸建て住宅の外壁塗装で最も多く使用されてきました。

 

アクリル塗料には、耐久性が非常に低いというデメリットがあります。

耐用年数も5~8年程度と、現存する塗料の中では最も低く、一度塗装してもすぐに次の塗り替えのタイミングが訪れてしまいます。

足場代やその他の費用なども当然何度も発生することになり、結局上位グレードの塗料で塗装したときよりトータルのメンテナンスコストが割高になりかねません。

 

現在、ほとんどの塗装業者はアクリル塗料を選択肢から除外していますが、もし利用できる業者があっても、絶対に材料費の安さだけで決めてしまわないようご注意ください。

参考:アクリル塗料が使われない理由とシリコン、ウレタンとの比較

●ウレタン塗料

ウレタン塗料はアクリル塗料の次に価格が安い塗料です。

耐久性も7~10年と少し長くはなりますが、これよりも上位グレードの塗料に比べれば短いと言わざるを得ません。

 

ただし、ウレタン塗料には若干の弾性があります。

そのため上位グレードの硬い塗料よりも柔らかいウレタン塗料の方が適している外壁材もあります。

あるいは、10年以内などすぐに建て替えや売却を予定している建物であれば、一時的にウレタン塗料で保護するというテクニックもあります。

参考:外壁塗装でウレタン塗料を選ぶメリットはある?

●シリコン系塗料

シリコン樹脂塗料は、耐久性と塗料性能、価格などが塗料の中では最も安定しており、多くの外壁塗装業者がおすすめしています。

耐用年数は10年から15年持つものもあるため、建物にかける塗替え回数を少なくしたい方におすすめです。

 

シリコン塗料よりも上位グレードの塗料になると、材料費が占める割合が増えて塗装費用が予算オーバーする傾向にあるため、そう言った意味でも、多くの人が一定の性能を備えており価格も安定しているシリコン塗料に落ち着いていると考えられます。

参考:外壁塗装におけるシリコン塗料の特徴と他塗料との比較まとめ

●ラジカル塗料

ラジカル塗料は、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素といった、これまで存在していた塗料と異なり、近年新しく開発された塗料です。

グレードとしてはシリコン塗料とフッ素塗料の中間に位置します。

 

ラジカル塗料は「ラジカル制御塗料」とも呼ばれており、紫外線によるダメージで発生する「ラジカル」を抑えて塗膜の劣化を防ぐ効果を持っています。

そのため、耐久年数も15年程度は持ちフッ素樹脂塗料より安いということから、外壁の色や耐久性を長持ちさせたいという人の間で知名度と人気が徐々に高まりつつあります。

参考:ラジカル塗料ニッペパーフェクトトップは良い?価格、評価

●フッ素系塗料

現存する塗料のグレード中、最も耐久年数が高く材料費も高額なのが、フッ素塗料です。

15~20年という非常に長い耐久年数を誇る塗料ではありますが、材料費が増える分、塗装費用が100万円を上回るケースもあります。

100万円を超える塗装費用というのは、戸建住宅における外壁塗装の相場価格と比較してもかなり高めです。

そのため、フッ素塗料は一般住宅使われることは少なく、高層ビルや大規模タワーマンションなど、何度も塗装が行えない大規模な建物の塗装で使われることが多い傾向にあります。

 

しかし、近年は「住まいを長持ちさせよう」という考え方が一般家庭にも浸透しつつあり、その流れからお住まいの塗装にフッ素塗料を選ぶ方も徐々に増えてきています。

参考:フッ素塗料の価格相場やメリット、デメリットを確認しよう

●その他の特殊塗料

様々な付加機能を持つ「次世代塗料」と言われる新型の塗料も徐々に登場しています。

 

遮熱塗料は、建物に当たる熱をカットできる機能を持つため、夏の冷房費用を抑えることができ、家計にも環境にも優しいエコ塗料とも呼ばれています。

あるいは、冬場の暖かい空気を屋外に逃がしにくくする断熱効果を持つ塗料などもあり、遮熱と断熱両方の機能を持つ塗料などもあり、日進産業の『断熱塗料ガイナ』などが有名です。

その他、防水性と防カビ性を持つ塗料や、外壁に汚れが付着しにくくなる耐汚染性塗料、汚れを自力で分解する光触媒塗料、紫外線のダメージを受けにくい無機塗料なども、一般住宅向けの商品が登場するようになりました。

 

これらの機能型塗料は、塗料メーカーが公開している価格リストを見ても価格帯が非常に高めです。

よって、これらの塗料を使って作られた見積りは自ずと高くなってしまいます。

また、熟練した職人の技が必要な塗料も多く施工できる店舗も限られるため、希望の予算で塗装できないこともありますので、材料費をかける価値があるか十分に検討が必要です。

2.水性塗料と油性塗料の違いによる価格差

塗料にはグレードの違いだけでなく、水で希釈して使う水性塗料と、シンナーなどの有機溶剤で希釈して使う溶剤塗料という違いがあります。

 

水性塗料は価格相場が安く、塗装中に臭いがあまり発生しないという大きなメリットを持っていますが、耐候性がやや弱いというデメリットがあります。

一方、溶剤系塗料は雨に強く高い防水効果が期待できます。

ただし材料費が水性塗料より高く強い刺激臭を発するため、人体に危険性を及ぼす恐れがあるというデメリットを持っています。

 

近年では、価格が安いという理由以上に、臭いによる近隣トラブルを避けるために水性塗料を選ぶ事例が増えています。

■工事見積書で材料費に注目するときの注意点

得体の知れない訪問販売業者の営業マンが作った見積書は、まれに材料費の記載がアバウトになっていることがあります。

信頼できる業者であれば、素人が見ても分かりやすい見積書を作ってくれます。

しかし、すべての業者が誰にでもわかりやすい簡潔な見積もりを作ってくれるとは限りません。

 

材料費が適切に計算されているか、どの業者との打ち合わせでも判断できるように、見積もり額を見るときの注意点や基礎知識について知っておきましょう。

1.材料となる塗料の名前まで記載されているか

塗料名は材料費を判断するための重要な情報です。

塗料名が記載されていれば、メーカーホームページの価格表から相場を確認できます。

使用する塗料の名前やメーカー名の記載がない見積もりでは、後から見積もりの内容を調べることができませんので注意しましょう。

2.「一式」表記は材料費がわからない

まれに「施工代 一式○○円」などと表記されている見積もりがあります。

このように「一式」と表記されてしまっては、材料費が適切か調べることができません。

 

また、「延べ床面積○○㎡ 一式○○円」といった記載や、「○坪○円」と表記している見積もりにも注意しなければなりません。

建物の大きさと塗り面積はイコールではありません。

例えば床面積が同じ建物でも、窓の大きさや数、建物の形状によって塗装面積は全く異なります。

そのため、金額しか記載されていない見積もりや一式見積もりでは、塗り面積が正確に計算されたかどうかがわからないのです。

 

優良業者であれば、現場調査の際に家の周囲をしっかりチェックし、住宅の図面を確認して正確な塗り面積を算出してくれます。

このように、塗装面積の計算根拠までしっかり見積もりに記載してくれている業者を選ぶことをおすすめします。

3.定額プランは材料費をしっかり調べよう

業者によっては施工価格をわかりやすくするために、「コミコミ価格」や「パック価格」といった定額プランを用意している所もあります。

例えば、シリコン塗料を使った定額プランであれば、30坪で45万円の金額に対し、足場代、養生費用、高圧洗浄費用、下地処理費用、材料費用が全て含まれているという料金体系のことです。

 

定額プランで依頼するときも、必ずプランの詳細が書かれた見積もりを作ってもらいましょう。

●定額プランは損をする恐れがある

定額プランは非常に明朗会計でわかりやすいというメリットがあります。

しかし、家の状況は建物ごとに違っています。

例えば、劣化箇所が多く工事範囲も大規模で工事期間が長引いた家と、ほとんど問題なく基本の工程だけで済んだ家の施工価格を同じにするわけには行きません。

 

つまり、定額プランは場合によっては損をする恐れがあるのです。

●材料費がわからない定額プランは要注意

良心的な業者の中には、塗装費用がわからない初心者の方が、安心して見積もりを依頼するきっかけづくりとして定額プランを作っている所もあります。

しかし悪質な定額プランの中には「一軒49万円!」と言った具合に、施工面積の計算もせずざっくりと料金だけ記載されているものも存在します。

このような費用設定では、材料費などの内訳が分からず、使われている塗料の種類を調べることもできません。

 

優良業者は費用の計算根拠や、その材料を選んだ理由などについて、できるだけ詳しく説明しながら、その家にとって最も相応しい見積もりを提示してくれます。

どうしても定額プランを使いたいというときは、プランの詳細や根拠まで詳細に説明してくれる業者のものを選びましょう。

4.足場工事の項目を要チェック

塗装工事は現場によって作業内容は若干異なりますが、基本的な工事工程はほとんど同じです。

外壁・屋根塗装において必ず発生するのが、仮設足場工事費用です。

足場費用は住宅の床面積をもとに面積を算出して計算しますが、その計算式が分かるように記載されている見積もりかどうかをチェックしておきましょう。

 

また、足場設置後は、高圧水洗浄の際に水しぶきが周囲に飛散しないように飛散防止ネットの養生シートをかけます。

この養生の材料費が見積書に記載されていることもチェックしておきましょう。

5.大幅値引きは割引になっていないことがある

外壁塗装工事価格は高額ですので、業者の中にはモニター料金や初回キャンペーン価格などと言って、平均価格以下のような大幅な値引きで契約を迫ってくる所もあります。

しかし、ほとんどの大幅値引き業者は、値引きをしても利益が出るように大幅に上乗せした金額を値引き前の金額として提示するという手口を取っています。

あるいは、大幅値引きをした分大切な工程を省いて手抜きを行う業者の被害報告もあります。

 

材料費の過剰な値引きは決して鵜呑みにせず、適正価格で正しい工事を行ってくれる業者を見つけましょう。

■材料費が適切かどうか確認する方法

見積書に記載されている材料費が本当に適切かどうかは、塗料の名前から判断することが可能です。

使われている塗料の名前がわかれば、その塗料を製造しているメーカーや、メーカーが公開している価格などが調べられます。

1.不安なときは大手メーカーの塗料を選ぶ

日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研は、日本の三大大手塗料メーカーと呼ばれ、長いあいだ塗料開発を牽引してきた最も信頼性の高い塗料メーカーです。

しかし、塗装業者の中には上記以外の中小塗料メーカーの製品を使う所もあります。

 

もし業者から提案された塗料が適切かどうか不安なときは、大手三代塗料メーカーの塗料を使う場合の見積もりも出してもらうと良いでしょう。

2.塗料の設計価格を調べよう

大手塗料メーカーは、ほとんどの塗料についてホームページやカタログ上で「設計価格表」を公開しています。

設計価格とは「業者さんの施工費を含めた、塗料の施工価格」のことです。

 

悪徳業者やぼったくり業者などから不当に高い工事費用を提案されても、メーカーホームページで設計価格を確認すれば、詐欺の被害を未然に防ぐことができます。

 

あまり聞いたことのない塗料メーカーやホームページを持たない塗料メーカーになると設計価格を調べにくく、もし業者から見積もりを提示されても材料費が適正かどうか判断できず、価格面で不安が残ってしまいます。

もし契約を検討している業者が、中小メーカーの塗料でしか見積もりを作ってくれないというときは、外壁塗装駆け込み寺にご相談ください。

業者の見積書が適正かどうかを診断し、価格が適正かどうかお調べいたします。

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3.大手メーカーに見積もりを頼むのは危険?

材料費の内訳で少し触れたように、大きなハウスメーカーや外壁塗装業者に依頼すると、広告費や下請け業者への中間マージンなどで、全体の費用が高くなる傾向にあります。

ただし、その分工事後にしっかり保証してもらえることがありますので、大手だからといって必ずしも悪い結果になるとは限りません。

 

しかし外壁塗装における保証は、施工店の判断で内容が大きく変わります。

本当に保証面を充実させるのであれば、第三者機関の保証に加入した方が最も安心です(参考:保証について)。

また、利益をしっかり取るにも関わらず、アフター保証の発行はおろか低品質の施工を行うようなとんでもない塗装業者などもいますので、複数社で見積もりを取り、金額だけでなく担当営業マンの信頼性や、OB客のリピート率などから業者の良し悪しを比較しましょう。

■おわりに

外壁塗装とは、単に塗料を壁に塗るだけの工事ではありません。

何のためにどのような材料が使われるか知っておくと、下地処理やその他の付帯部分の処置といった塗装以外の工事内容もわかるようになり、塗装後の耐久性もある程度予想できるようになります。

 

大切な外壁を長持ちさせるためにも、外壁塗装で必ず発生する材料費の詳細を知って、正しい材料で適切な施工をしてもらいましょう。

アクリル塗料が使われない理由とシリコン、ウレタンとの比較

オリジナル塗料

アクリル塗料は今現在、外壁塗装リフォームに使われることは少なくなった塗料です。

しかし、新築ではまだ使われている場合もありますし、リフォームの際に正しい知識を持っていないと、手抜き工事に使われるかもしれません。

グレードは低いですが、安価で塗り替えやすいという面もあるアクリル塗料について基本的な事柄をまとめました。

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外壁塗装のチョーキング現象が起こる原因と対策

チョーキング現象画像

サイディングやモルタルの外壁に塗装を行って5~10年以上たつと、触ったときに手に白い粉がつくという事が起こります。

これは外壁塗装の代表的な劣化現象の一つでチョーキング現象(白亜化現象)と呼ばれるものです。

 

チョーキング現象はある程度劣化した外壁であれば塗装に樹脂塗料を使っている限りはほとんどの場合に起こる現象なので、外壁の塗り替えを行う良い目安と言われています。

しかし、悪徳業者や強引な訪問業者もそのことは知っており、「チョーキング現象を放っておくと壁が崩れてきてしまう」などと嘘を言って契約を取るなどの行為を行う可能性もあります。

 

外壁塗装におけるチョーキング現象の正しい知識を身につけて、悪徳業者、手抜き業者の手口に引っかからないように注意しましょう。

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