外壁塗装で弾性塗料を使用するメリット・デメリット

砂骨ローラー

モルタル外壁でどうしても避けることが出来ない劣化と言えば、クラック(ひび割れ)です。

クラック対策として使用される機能性塗料に、ゴムのような柔軟性と伸縮性を持つ「弾性塗料」があります。

ただし、弾性塗料を選択しても、きちんと工法を守らなければ施工後に膨れが生じたり、数年後に硬くなって結局ひび割れが起きたりする恐れがあります。

 

特殊塗料である弾性塗料について、しくみや工法の種類、注意点などを知っておきましょう。

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格安の外壁塗装リフォームは危険?善良な業者を選ぶ7大ポイント

外壁塗装のムラの原因

そろそろ外壁や屋根の塗装を行いたいけど、高額な費用がかかると聞いてお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そんな依頼主の不安に付け込んで、格安工事を持ちかける業者もいますが、格安料金の塗装は手抜きや施工不良が起きる可能性が極めて高く、せっかく塗装をしても、家の寿命を縮める結果になりかねません。

 

この記事では、格安塗装工事の危険性と、適正価格で安全に外壁塗装を行ってくれる、優良業者を見つけるポイントなどについてご紹介します。

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外壁塗装の前に知っておきたいリフォーム会社の内情とは?

大手外壁塗装業者

リフォームの前に知っておきたい、外壁塗装会社の内情とは?

「外壁塗装を行う会社」と聞くと、足場の上で壁に塗料を塗っている職人の姿をイメージするのではないでしょうか。

しかし、塗装を請け負う会社は、塗装作業だけなく、家一棟を塗り替えるために様々な設備を揃え、より多くの顧客を獲得するために多くの営業努力を重ねています。

塗装会社の経営の内情を知ることができれば、見積もりや打ち合わせがスムーズになり、最も理想に近い業者と出会う確率が高まるでしょう。

この記事では、塗装会社がどのようにお店を経営しているのかについて紹介します。

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200~300万円の外壁塗装が戸建て住宅ではありえない理由

中間マージンはたくさんかかる

塗装工事費用の見積もりを取った業者から「200万円または300万円かかります」と言われたら、その会社は高確率でぼったくりか詐欺会社である可能性が高いです。

 

高額な費用を請求する悪質業者にひっかからないためにも、戸建住宅の外壁塗装工事の費用相場や実際に200~300万円かかる工事の内容について確認しておきましょう。

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外壁塗装の施工例を見る時に知っておきたい注意点とは

外壁塗装例

外壁塗装リフォーム工事では、ホームページや業者さんの営業の時などに実際に施工した実例、料金例などの例を見る機会があり、その業者を信用するかどうかの材料として、例を見る方も多いかと思いますが、実は外壁塗装工事の例を偽装することはとても容易く、例を偽装している悪質な塗装業者もたくさんいます。

もちろん、評判を上げるために良い例しか載せないなど、多少の誇張は問題ない範囲もあるかもしれませんが、許容範囲を超えている虚偽の例も多数あります。

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外壁塗装で必要な材料費の割合や適正価格の調べ方

フッ素塗料は高い

外壁・屋根の補修や塗装では塗料など多くの材料が使われており、その分は材料費として工事費用に含まれていますが、外壁塗装費用の内訳を見てみると、全体に占める材料費の割合は20%前後と意外と低いです。

それにも関わらず、外壁塗装では一回につき数十万円の費用が発生するのは何故なのか、この記事では、外壁塗装における材料費の内容と、見積もりから適正な材料費かどうか判断するポイントを解説します。

■外壁塗装における材料費の割合

1.外壁塗装費用の内訳

塗装工事費用の内訳はぼとんどの業者で

  • 塗料などの材料費20%
  • 人件費30%
  • 運営費30%
  • 足場代20%

となっており、どの費用を削っても外壁塗装が失敗する原因になりかねないため、見積もりの際に「足場を無くしてほしい」「塗料のグレードも施工内容も最低限のものにしてほしい」「人件費を節約するためにあまり職人さんを呼ばないでほしい」などといった無理な要求は質の良い工事を行うために控えておきましょう(参考:値切ると失敗する)。

●大手会社は内訳が異なるがかけるべき材料費は同じ

ただし、大手のハウスメーカーや工務店などは「宣伝広告費」「中間マージン」が発生するため、上記の円グラフとは違う比率ではありますが、それらの費用が発生したからといって材料費や足場代が安くなることはなく(中には下請け業者が手抜きをして材料費などを浮かせるケースもあります)、外壁塗装工事全体の費用も高額になります。

2.材料費は工事費全体の2割程度なので節約しても大きく安くならない

塗料などの材料費は塗装工事費用全体の2割ほどで、工事費用全体にそこまで大きく影響するものではなく、例えばグレードが近いシリコン塗料とウレタン塗料で悩んで、価格が若干安いウレタン塗料を選んだとしても、材料費が大幅に安くなるわけではありません。

つまり、少し安めのウレタン塗料を選んで塗装の耐久性を犠牲にして材料費を多少浮かせたところで、工事費節約は期待できないばかりか、塗装のグレードだけ落ちることになってしまうのです。

参考:外壁塗装で使われる塗料の種類とご自宅に合った塗料の選び方

■材料費に含まれるものは何か

外壁塗装における材料費には

  • 養生部材…マスキングテープ、マスカー、ビニールシートなど
  • 下塗り塗料…上塗り塗料の外壁への密着性を高めるために塗る、シーラーやフィラーなどの下塗り材。3回塗りのうち、下塗りの工程で使われる
  • 上塗り塗料…塗装の仕上げで使う塗料。3回塗りのうち、中塗りと上塗りの工程で使われる
  • 下地処理用の部材…モルタルパテ、エポキシ樹脂、サビ落とし剤、シーリング材(コーキング材。サイディングボードやサッシ周りの目地(境目)部分に充填する部材)

などがあり、塗装だけでなく塗装前の各工程でも様々な材料が使用されます。

1.交換リフォームになると材料費は高額になる

もしお住まいの外壁に張られているサイディングボードなどが、表面の塗装では補修が追い付かないほど劣化していると、塗装ではなく外壁材の交換リフォームを行わなくてはなりません。

塗装を行うだけであれば塗料などの材料費のみの負担で済ませることができますが、外壁材自体を交換するリフォームでは

  • 新しく貼るボードなどといった材料費
  • ボードを交換する手間賃
  • 古いサイディングボードを業者が引き取ってくれる際の廃材処理費用

などが発生し、工事費用がかなり高額になってしまうため、外装材自体が劣化してしまう前の塗装のみが劣化してしまった段階で業者にリフォームの相談を行いましょう。

■工事見積書で材料費に注目するときの注意点

得体の知れない訪問販売業者の営業マンが作った見積書は、材料費の記載がアバウトになっていることがある一方、信頼できる業者であれば材料費も含めて素人が見て分かりやすい見積書を作ってくれます。

材料費が適切に計算されているか、どの業者との打ち合わせでも判断できるように、見積もり額を見るときの注意点や基礎知識について知っておきましょう。

1.材料となる塗料の名前まで記載されているか

塗料名は材料費を判断するための重要な情報であり、塗料名が記載されていれば、そのメーカーのホームページに書かれている価格表から相場を確認できますが、使用する塗料の名前やメーカー名の記載がない見積書では、後から見積もりの内容を調べることができませんので使われる塗料は何なのかを業者にきちんと記載してもらうようにしましょう。

2.「一式」表記は材料費がわからない

まれに「施工代 一式○○円」などと表記されている見積書を作る業者もおり、このような「一式」と表記されてしまった場合は、材料費が適切か調べることができません。

顧客が詳細な見積書で混乱しないために業者側が気を使っている可能性もありますが、インターネットなどで材料費の相場を調べられないようにそのような記載にしている場合ももちろんありますので、よほど信頼できる紹介方法である以外は、別の業者に頼むか、相見積もりなどをして自身の家の工事費用の相場を確かめるようにしましょう。

3.定額プランは材料費をしっかり調べよう

業者によっては施工価格をわかりやすくするために、「コミコミ価格」や「パック価格」といった定額プランを用意している所もあります。

例えばシリコン塗料を使った定額プランであれば、30坪で工事費用45万円などと表記し、その中に足場代、養生費用、高圧洗浄費用、下地処理費用、材料費用が全て含まれいるため、全体の費用はわかりやすいかもしれませんが、個別に材料費などが判断しづらくなっている可能性があります。

●材料費がわからない定額プランは要注意

良心的な業者の中には、塗装費用がわからない初心者の方が、安心して見積もりを依頼するきっかけづくりとして定額プランを作っている所もありますが、悪質な業者が提示する定額プランの中には「一軒49万円!」といったような施工面積の計算もせずざっくりと料金だけ記載されているものも存在します。

このような費用設定では、材料費などの内訳が分からず、使われている塗料の種類を調べることもできませんので、安いほうが良いから定額プランを選ぶという場合でも、材料費などの費用の内訳や塗料の具体的な商品名などを書いてくれる業者さんを選ぶようにしましょう。

■材料費が適切かどうか確認する方法

先述しましたが、見積書に記載されている材料費が本当に適切かどうかは塗料の名前から判断することが可能で、使われている塗料の名前がわかれば、その塗料を製造しているメーカーや、メーカーが公開している価格などが調べられます。

1.不安なときは大手メーカーの塗料を選ぶ

もし業者から提案された塗料と材料費が適切かどうか不安なときは、大手三大塗料メーカーの塗料を使ってもらうというのが確実です。

大手三大メーカーというのは日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研のことで、これらのメーカーはホームページ上で塗料の具体的な名前と、それを使った工事がどれくらいの費用がかかるのかといった情報(材料費、人件費などを含めた設計価格という表現が使われています)を公開しています。

 

中小の塗料メーカーでも材料費を公開しているところはありますが、もし契約を検討している業者の見積書や塗料メーカーのホームページで材料費などが判断できない場合、外壁塗装駆け込み寺にご相談いただければ、業者の見積書が適正かどうかを診断し、価格が適正かどうかお調べします。

■おわりに

外壁塗装では何のためにどのような材料が使われるか知っておくと、下地処理やその他の付帯部分の処置といった塗装以外の工事内容もわかるようになり、塗装後の耐久性もある程度予想できるようになります。

大切な外壁を長持ちさせるためにも、外壁塗装で必ず発生する材料費の詳細を知って、正しい材料で適切な施工をしてもらいましょう。