外壁や屋根の塗装リフォームは工事が完了したとしてもそれで終わりではなく、塗装工事後も外壁や屋根に劣化現象が起こっていないか定期的に点検し続けなくてはなりません。
外壁塗装後の経年劣化による塗膜の劣化現象や施工不良による劣化現象などを見逃さないために、
- 塗装後の点検がなぜ必要なのか
- 素人が見る場合、どのような点検を行えばいいか
- 定期点検を実施してくれる業者を選ぶコツ
などについて知っておきましょう。
外壁や屋根の塗装リフォームは工事が完了したとしてもそれで終わりではなく、塗装工事後も外壁や屋根に劣化現象が起こっていないか定期的に点検し続けなくてはなりません。
外壁塗装後の経年劣化による塗膜の劣化現象や施工不良による劣化現象などを見逃さないために、
などについて知っておきましょう。
外壁塗装リフォームの工事が完了した後にどうしても仕上がりに納得がいかない点などがあれば、家主としてはやり直しをお願いしたい所です。
この記事では
など、外壁塗装のやり直しに関する様々なことを解説しています。
外壁塗装に使用する塗料を選ぶときは、価格の安さだけでなく機能面にも注目しましょう。
特に「外壁が汚れやすい」、「何度水洗いしてもすぐに黒ずんでしまう」といった外壁の症状にお悩みであれば、光触媒塗料の使用も検討してみるとよいでしょう。
この記事では、塗料の中でも特に耐久性が高いと言われる光触媒塗料について、選ぶ前に知っておきたい価格相場やメリット・デメリットなどについて解説します。
外壁塗装工事について詳しくない方は、見積もり依頼の方法や工事前に済ませておくべき準備などについてわからないですし、工事中や工事が終わった後も不安や疑問が生じる可能性が高いため、外壁塗装工事を安心して終わらせるためには、信頼できる相談先を見つけておく必要があります。
この記事では、外壁塗装工事に関して外壁塗装駆け込み寺に寄せられる相談事例をご紹介しながら、相談先の候補や相談するときの注意点などを解説します。
外壁や屋根に使われる塗料には1液型と2液型という分類が存在します。これは塗料のグレードを指すアクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料の全てに存在する分類となります。
塗料を選ぶときは、グレード、水性塗料、油性塗料(溶剤系塗料、弱溶剤系塗料)といったタイプだけでなく、1液型と2液型を選ぶ必要があります。どちらを選べば、耐久性が高く、綺麗な状態で長期間外壁や屋根を保つことが出来るでしょうか。また、どちらを選べばより低価格で外壁塗装工事を行う事が出来るでしょうか。
それぞれの違いとメリット、デメリットについて解説します。
戸建住宅の外壁塗装は高額な工事なので、一度にたくさんのお金を必要とします。
仮設足場、下地処理、下塗り、上塗りなど、50万円から100万円を超える場合もあります。
そのリフォーム費用を積み立てしているならまだしも、具体的な工事時期を予期していなかった場合、予算を用意しづらい事もありますよね。
ここでは、予算が少ないからといって絶対にやってはいけない8つの事についてまとめています。
外壁塗装の為の予算をしっかりと確保して、安全の為にしっかりとした足場を設置する、塗料の耐用年数分外壁を守ってくれるなどの確実な工事にしましょう。
モルタル外壁でどうしても避けることが出来ない劣化と言えば、クラック(ひび割れ)です。
クラック対策として使用される機能性塗料に、ゴムのような柔軟性と伸縮性を持つ「弾性塗料」があります。
ただし、弾性塗料を選択しても、きちんと工法を守らなければ施工後に膨れが生じたり、数年後に硬くなって結局ひび割れが起きたりする恐れがあります。
特殊塗料である弾性塗料について、しくみや工法の種類、注意点などを知っておきましょう。
外壁や屋根を塗装することで断熱効果を得ようとしている方が多く、それに目をつけて様々な断熱効果を謳った塗料が出ています。
しかし、塗料による断熱効果を本当に実感できるのはごく一部です。しっかりと外壁塗装の断熱に関する知識を得ておきましょう。
外壁塗装を行う時に業者はどこがいいのか、使用する塗料のメーカーはどこがいいのか、色は何色が良いのか、どのような塗料を選べばいいのかなど、外壁塗装を行う際に疑問に思いがちなことを素早く確認出来るようにどこがいいかチェックリストを作成しました。

「外壁塗装をできるだけ格安で業者に依頼したい」と考える方は少なくありません。
戸建て住宅の外壁塗装は高額になりがちですが、工夫次第で費用を安く抑える方法があります。
一方で、あまりに安い外壁塗装には、思わぬ落とし穴が潜んでいる場合もあるため、注意が必要です。
本記事では、外壁塗装の費用相場や格安にする具体的な方法、そして、安すぎる業者に依頼する際の注意点や避けるべき行動について詳しく解説します。
外壁塗装を安く済ませたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

外壁塗装にかかる適正な費用相場を知ることは、格安かどうか(安すぎるか、お得なぐらいかも含めて)を判断するうえで重要です。
一般的な戸建て住宅(2階建て・延床30坪前後)で、外壁のみを塗装する場合、おおよそ80~150万円程度が相場とされています。
もちろん、建物の大きさや劣化状況、選ぶ塗料の種類によって費用は上下し、小規模な住宅であれば50万円前後で収まるケースもあります。
外壁塗装の見積もり費用には、足場設置費・洗浄や下地処理費・塗料代・施工人件費・諸経費などが含まれます。
特に足場代は、全体の1~2割程度を占めることが多く、一般的な2階建て住宅では10~20万円程度が必要です。
そのほか、高圧洗浄や下塗り・上塗りの材料費と人件費、付帯部(雨樋や軒天井など)の塗装費用、廃材処理費なども積み上がって総額が決まります。
こうした適正価格の範囲を把握したうえで、相場より極端に安い価格提示には注意しなければなりません。
例えば。相場の半額以下となるような格安工事は、何らかの工程省略や粗悪な施工につながる可能性が高いです。
「他社よりも異常に安い」見積もりを提示された場合には、その理由を必ず確認することが大切です。

ここからは、外壁塗装の費用をできるだけ抑えるための具体的なポイントを解説します。
以下に挙げる方法を組み合わせることで、適正品質を維持しつつ、工事費用を節約できる可能性があります。

外壁塗装で費用を抑える基本は、相見積もり(複数業者からの見積もり取得)です。
1社だけの見積もりでは高いか安いか判断しにくいため、少なくとも2~3社には見積もりを依頼しましょう。
複数社の価格や提案内容を比較することで、適正価格の範囲が見えてきます。
また、業者側も競合他社の存在を意識すると、多少の値引きに応じてくれる場合があります。
例えば、「他社でも検討している」と伝えることで、最終的に見積額が下がるケースもあります。
なお、相見積もりを依頼する際は、それぞれの外壁塗装業者に依頼する条件(塗装面積や使用する塗料グレードなど)を統一してもらうことが大切です。
それぞれに依頼した外壁塗装の条件がバラバラだと単純比較ができず、適正な比較検討が難しくなります。

塗装業者が期間限定で実施しているキャンペーンや、割引プランを利用するのも有効な手段です。
地域の新聞折込チラシや、インターネット広告に目を通し、お得なキャンペーン情報を見逃さないようにしましょう。
例えば、工事が閑散期の時期に「足場代半額」「◯◯円引き」などの割引を提供している業者もあります。
タイミングが合えば、通常より安い価格で塗装工事を依頼できるでしょう。
気になったキャンペーンは、切り抜きやスクリーンショットで保存しておくと、複数業者の見積比較の際に参考資料として使えます。

塗装業界には、塗装リフォーム工事の繁忙期と閑散期があります。
一般的に、春や秋にかけては依頼が集中しますが、梅雨時期や真冬など工事依頼が少ない時期は、閑散期となります。
閑散期には仕事が減る分、価格交渉がしやすかったり、割引サービスが提供されたりすることがあります。
例えば、梅雨時期や1~2月頃に塗装を依頼すると、通常より安く対応してもらえる可能性があります。
ただし、真冬の寒すぎる日や長雨が続く梅雨時期は塗料が乾きにくいため、工期が延びる可能性がある点には注意が必要です。
工期に余裕を持てる場合には、あえてオフシーズンに依頼することで費用面のメリットが得られるでしょう。

外壁塗装工事を依頼する業者の選択も、費用に影響します。
一般的に、ハウスメーカーやリフォーム会社などの大手企業は、実際の塗装作業を下請け業者に発注するケースが多く、中間マージンが発生するため、費用が高めです。
一方、地域の塗装専門店など、自社施工で工事を行う業者であれば、中間マージンがかからず、比較的安価になる傾向があります。
例えば、足場設置を自社で行える業者であれば、足場を足場専門業者などに外注する必要がないため、その費用が不要となり、リフォーム工事費用を抑えることが可能です。
ただし、大手企業は、割高な分、保証やアフターサービスが充実しているという利点もあります。
費用重視であれば、地元の業者も検討しつつ、各社から見積もりを取り内容と保証条件を比較するとよいでしょう。

塗装業者に出してもらった見積書に、無駄なサービスが含まれていないかチェックすることも大切です。
提示された見積書をよく確認し、「高級すぎる塗料を使っていないか」、「塗装しなくてもよい箇所まで含まれていないか」などを見極めましょう。
例えば、普段あまり目につかない場所や、劣化が少ない部分まで無理に塗装すると、その分、費用は増えてしまいます。
必要最低限の範囲に絞って施工すれば、無駄な出費を避けられます。
ただし、劣化している箇所を工事の対象から外してしまうと、後々不具合が出るため、本当に塗装が不要かどうかは、プロと相談して決めることが重要です。
見積内容で不明な点があれば、遠慮せず、業者に確認し、「何にいくらかかっているか」を明確に把握しておきましょう。

外壁だけでなく、屋根の塗装も近いうちに必要な場合は、いっしょに施工してしまう方がお得です。
外壁と屋根を、別々に時期をずらして塗装すると、足場を二度も組む必要があり、その度に足場代がかかってしまいます。
同時に塗装すれば、1回の足場設置で両方の工事が完了するため、足場費用を1回分節約できます。
また、外壁と屋根は、どちらも定期的な塗装メンテナンスが必要な点は変わりません。
外壁塗装のタイミングで、屋根も一緒に塗装してしまうことを検討してみましょう。

使用する塗料の種類やグレードによっても、塗装工事の費用は変わります。
一般的に、耐久性が高く高級な塗料ほど価格も高くなるため、予算に応じて塗料のグレードを下げれば、工事費用を安くすることは可能です。
ただし、塗料のグレードを下げると、耐用年数も短くなる点には注意が必要です。
安価な塗料を使うと、再塗装までのサイクルが早まり、トータルでは割高になる恐れもあります。
現在、主流のシリコン塗料は、価格と耐久性のバランスが良く、コストパフォーマンスに優れる塗料とされています。
予算内でどのグレードの塗料を選ぶかは、業者と耐用年数と費用のバランスを相談しながら決めましょう。
(塗料の種類ごとの価格や特徴については、こちらの記事も参考にしてください)

お住まいの自治体によっては、住宅の外壁塗装やリフォーム工事に対する補助金・助成金制度が用意されている場合があります。
自治体の条件を満たせば、工事費用の一部について10~30万円程度の補助が受けられることもあります。
たとえば、省エネ性能向上を目的とした断熱塗料・遮熱塗料の使用や、一定規模以上のリフォーム工事を対象に、助成金が出るケースがあります。
補助金を利用するには、着工前に申請が必要で、地元業者への依頼を行っているかや、税金滞納がないことなど、各自治体で条件が異なります。
まずは、お住まいの市区町村の公式ホームページや窓口で、利用できる制度がないか確認してみましょう。
条件に当てはまる場合は、是非、活用を検討したいところですね。

どうしても手元にまとまった資金がない場合は、リフォームローンの活用も検討しましょう。
リフォームローンを利用すれば、一度に大金がなくても、工事費用を分割して支払うことができます。
金融機関でローンを組む方法や、リフォーム業者と提携ローンを利用する方法があります。
ローン利用には金利負担がありますが、月々の支出を平準化できるメリットがあります。
また、一定の条件を満たせば、住宅ローン減税などの優遇策を受けられる場合もあります。
すでに住宅ローン返済中の方は、同じ金融機関でリフォームローンを組めば一本化できるケースもあるため、まずは取引をしている金融期間に相談してみましょう。

意外に見落としがちですが、アパートの外壁塗装工事では、条件次第で火災保険を活用できるケースもあります。
火災保険は火事だけでなく、台風や雹(ひょう)などの自然災害による外壁の損傷も補償対象となる場合があるのです。
例えば、台風で飛来物がぶつかり、外壁に破損が生じた場合などは、火災保険で修繕費用がカバーされる可能性があります。
保険金が下りれば、実質的に自己負担をゼロか、少なく外壁補修ができるため、まずは加入中の保険内容を確認しましょう。
注意点として、保険請求には、被害発生から3年以内など期限があること、意図的な破損や経年劣化は対象外であることが挙げられます。
申請には写真や書類が必要になるため、該当しそうな場合は、早めに保険会社や施工業者に相談すると良いでしょう。

見積額からさらに安くしてもらいたい場合、支払い方法の工夫によって値引きを引き出せる可能性があります。
たとえば、現金一括払いや短期での支払いを提示すれば、業者によっては多少の割引に応じてくれることがあります。
クレジットカード払いでは、手数料が業者負担となるため、現金払いの方が歓迎される傾向があります。
また、「他社では○○万円と言われた」といった情報を伝え、価格交渉してみるのも一つの手段です。
ただし、あまりに過度な値引き要求はマナー違反となります。
しつこく無理な値下げ交渉をすると敬遠される恐れもありますので、常識の範囲内で交渉しましょう。

相場を大きく下回る格安料金を掲げる業者に工事を依頼する場合、いくつか注意すべきポイントがあります。
安さだけに飛びつくと、結果的に施工不良や追加費用の発生など、後悔する事態になりかねません。
ここでは、格安業者によく見られる手口やリスクと、その対策について解説します。

外壁塗装はオーダーメイドの工事であり、元々材料費や人件費がかかるため格安価格には限界があります。
企業努力による一定の値引きは可能ですが、相場の半額以下など大幅な値下げは通常不可能です。
極端に安い金額には、何らかの理由が潜んでいると考えるべきでしょう。
安さが適正な経費削減によるものであれば良いですが、多くの場合は必要な工程を省略したり、品質を落とした結果である可能性が高いです。
他社より見積額が著しく低い場合には、「なぜそんなに安いのか」を業者に確認してください。
明確な説明ができなかったり、言葉を濁すようであれば、何か後ろ暗い理由があるかもしれません。

格安業者の中には、コスト削減のために施工の質を落としてしまうケースがあります。
以下に主な例を挙げます。
このような手抜き工事を防ぐためにも、契約前に施工内容を詳細に確認し、疑問点は業者に尋ねるようにしましょう。

悪質な業者の中には、契約後に追加工事を持ちかけて追加料金を請求してくるケースもあります。
初回見積もり時には格安な価格を提示し、契約を取っておいてから「やってみたら追加の補修が必要だった」などと言って当初想定外の費用を求める手口です。
実際に、劣化状況によって追加工事が発生することは、優良業者であってもあり得ることですが、事前説明もなく、契約後に次々と費用が増えるというような被害に遭われた方もいます。
追加料金の対策として、契約前に追加工事の可能性と、の際の費用目安を確認しておきましょう。
また、「塗装してもらえると思っていた箇所が見積範囲外だった」ということのないように、外壁以外の付帯部分(門扉、雨樋、軒天井など)の塗装範囲も含め、見積書に何が含まれているか確認することが大切です。

ここまで述べたようなリスクを避けるため、業者選びの段階で悪徳業者を見抜くことも重要です。
以下のような特徴が見られる業者には注意しましょう。
契約前に以上の点をチェックし、少しでも不信感があれば契約を見送る勇気も必要です。

最後に、費用を節約したいあまりに絶対にやってはいけない行動を確認しておきましょう。
以下のような行動は、かえって損失やリスクを招くため要注意です。
以上の点を踏まえて、適切なタイミングで適切な施工を行うことが結果的に一番の節約につながります。
(費用がないときについやりがちなNG行動については、こちらの記事も参考にしてください)

外壁塗装を格安に行いたい場合でも、適正な相場観を持ったうえで方法を検討することが大切です。
費用を安く抑えるには、複数社の相見積もりやキャンペーン活用、時期の工夫、塗料や工事内容の調整、各種制度の利用など、様々な手段があります。
これらを組み合わせることで、質を落とさずにコストを削減できる可能性が高まるでしょう。
一方で、相場とかけ離れた激安価格には注意が必要です。
格安を売りにする業者に依頼する際は、施工品質や契約内容を十分に確認し、後々のトラブルを防ぐようにしてください。
結果的に、適切なメンテナンスを適切な価格で行うことが、一番の節約につながります。
本記事の内容を参考に、ご自身の条件に合った賢い外壁塗装を実現してください。