目次
チェッカープレート【ちぇっかーぷれーと】
チェッカープレートとは、縞鋼板のことです。
縮み【ちぢみ】
縮みとは、溶剤塗料で重ね塗りを行った時などに、塗膜が縮んでシワが発生する不具合のことであり、リフティング現象とも呼ばれます。
縮みが発生する主な原因とその対策は以下の表のとおりです。
原因 | 対策 |
下塗りした塗膜の乾燥が不十分のまま上塗りしてしまった | 下塗りした塗膜を十分に乾燥させてから上塗りを行う |
下塗りの塗膜が厚すぎた | 下塗りを適正な厚さになるように塗る |
溶剤塗料で使用するシンナーが強すぎた、量が多かった | 溶剤塗料で指定されているシンナーを適正な量のみ使用する |
中性化【ちゅうせいか】
中性化とは、コンクリートに起こる劣化現象のひとつです。
コンクリートは、材料内のセメントと水の化学反応(水和反応という)によって生成される水酸化カルシウムというアルカリ性の物質が多く含まれており、コンクリート自体もアルカリ性の物質です。
建物などに打ち込まれた後のコンクリートも、この化学反応が起こり続けることで、より強固になり、より強いアルカリ性の物質になります。
ただ、コンクリートが空気中の二酸化炭素に長期間触れることで、コンクリート表面のアルカリ性が中和し、徐々に酸性に近づいていきます。
このコンクリートが酸性になっていく現象が、「コンクリートの中性化」という劣化現象なのです。
また、コンクリートの中性化が続くと、表面だけではなく、徐々にコンクリートの内側まで中性化してしまいます。
この時、コンクリート内に含まれる鉄筋も同時に酸化することで錆が発生し、鉄筋コンクリートのひび割れや崩落などを引き起こすのです。
コンクリート中性化現象の順序を簡単にまとめたものが以下です。
- コンクリートが二酸化炭素に触れて表面が中性化する
- コンクリートの内側に中性化が進行する
- コンクリート内部に含まれる鉄筋も酸化する
- 酸化した鉄筋が膨張する
- 鉄筋が膨張した分だけコンクリートが押しのけられてひび割れが発生する
- ひび割れ部分から水や空気が入り込んで錆がさらに膨張する
- コンクリートが耐えきれずに崩落してしまう
コンクリート中性化の予防策としては、
- コンクリートを二酸化炭素に触れさせないために、表面に塗料を塗って保護する
- 鉄筋が錆びるまでの期間を長くするため、コンクリートの表面から鉄筋までの距離を長くする(かぶりを厚くする)
などが挙げられます。
コンクリートがすでに中性化してしまった場合は、状況に応じて補修方法が異なるため、専門業者に調査を依頼しましょう(こちらから無料で相見積もりが可能です)。
チョーキング現象【ちょーきんぐげんしょう】
チョーキング現象(白亜化現象ともいう)とは、外壁などに発生する劣化現象の一つです。
チョーキング現象に関しては、こちらの記事で詳しく解説しております。
蓄光塗料【ちくこうとりょう】
蓄光塗料(夜光塗料(やこうとりょう)ともいう)とは、光を吸収することで、暗いところでも光り続ける塗料です。
蓄光塗料には、太陽や蛍光灯の光を吸収し、暗くなった時に長時間発光する性質を持っています。
蓄光塗料が発光する時間は塗料によって異なり、2〜3時間のものもあれば、最大で8時間ほどのものもあるため、使用する用途によって使い分ける必要があります。
蓄光塗料は、暗くなった時に目立たせる目的で、
- 階段
- トンネル
- アート
- おもちゃ
- 室内灯のスイッチ
- 時計の文字盤
など、様々な場所に使用されます。
ちなみに、蓄光塗料は、紫外線が当たったときに発色する蛍光塗料とは別の塗料です。
中毛ローラー【ちゅうもうろーらー】
中毛ローラーとは、毛足の長さが約10mm〜15mmのウールローラーのことです。
住宅の外壁塗装では、中毛ローラーは、
- 平らな面
- 少しの凹凸がある部分
などを塗る時に使用されます。
明確な定義があるわけではありませんが、ウールローラーは、毛足の長さによって
- 短毛ローラー(約8mm以下)
- 中毛ローラー(約10mm〜15mm)
- 長毛ローラー(約20mm以上)
長毛ローラー【ちょうもうろーらー】
長毛ローラーとは、毛足の長さが20mmほどのウールローラーのことです。
長毛ローラーは、短毛や中毛のローラーよりも一度にたくさんの塗料を含むことができるため、広い面積を効率よく塗ることができます。
その他、長毛ローラーは、住宅の外壁の
- 凹凸が大きい面を塗る場合
- タイル面を溝ごと塗る場合
などに使用されます。
明確な定義があるわけではありませんが、ローラーは、毛足の長さによって
- 短毛ローラー(約8mm以下)
- 中毛ローラー(約10mm〜15mm)
- 長毛ローラー(約20mm以上)
などに分類されます。
貯蔵安定性【ちょぞうあんていせい】
貯蔵安定性(貯安性(ちょあんせい)ともいう)とは、塗料などを保管しておいも劣化や変質を起こしにくい性質のことです。