「つ」からはじまる外壁塗装用語

本記事では、外壁塗装やリフォームに関する用語の内、「つ」から始まる用語を解説しています。

追加工事【ついかこうじ】

追加工事とは、見積書を作成した時には計画されていなかったものの、工事を進める上で必要性ができたために行われる工事です。

 

例えば、外壁塗装リフォーム工事契約後、工事が始まった段階で、

  • 屋根材下の防水シートや下地が劣化していた
  • サイディングボードの内側が腐食していた

など、調査時に見えなかった部分に何らかの不具合が発覚することによって、追加工事が必要になる場合があります。

外壁塗装業者は、事前調査の時に十分にチェックした上で見積もりを出しており、工事開始後に不具合が発覚するということはあまりありませんが、

  • 人やドローンが入るスペースがなく、見ることができない
  • 外壁や屋根の内部の問題であるため、工事を始めた後しか見ることができない

など、家の構造上の理由などでどうしても調査時に見つからなかった時には追加工事が発生する可能性があると考えておきましょう。

 

ただ、悪徳な外壁塗装業者でもない限りは、追加工事が発生したとしても、先に工事をして後から費用請求ということはなく、先に施主に追加工事と費用に関して説明し、再度契約を行った上で追加工事が行われます。

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包み板【つつみいた】

金属屋根の包み板

金属屋根の包み板 画像引用:アサヒ金属株式会社

包み板とは、コロニアル屋根や金属屋根などにおいて、棟(屋根の頂点部)を覆う板のことです。

 

包み板は、屋根の棟に被せるようにして釘で固定され、棟のすき間を覆って雨水が入り込まないようにする役割があります。

包み板の劣化現象としては、

  • 包み板が錆びる、腐食する
  • 包み板が強風などで剥がれる
  • 包み板を固定する釘が抜ける、錆びる

などがあり、屋根内部へ水が侵入して雨漏りなどにつながる可能性があるため、定期的に包み板の劣化具合をチェックする必要があります。

 

ちなみに、包み板には、

  • 棟包み板
  • 棟包
  • むね包
  • 棟板金(むねばんきん)

などの表記や呼ばれ方もあります。

坪【つぼ】

坪とは、土地の面積の広さを表す単位の一つです。

1坪が畳2枚分の広さにあたる約3.3㎡です。

妻側【つまがわ】

妻側とは、住宅の棟に対して垂直な面のことです。

上記画像の場合、手前側も妻側ですが、反対側の面も妻側といいます。

 

ちなみに住宅の棟に対して平行な面を平側(ひらがわ)といいます。

艶消し剤【つやけしざい】

艶消し剤(フラットベースともいわれる)とは、塗料の艶を抑えるために混ぜられる添加剤です。

 

外壁や屋根用の塗料は、本来、艶を持つものが多いですが、艶消し剤を添加する事によって艶を少なくしたり、なくしたりすることができます。

外壁や屋根の艶を抑えることで、

  • 太陽光が反射して眩しいと感じることが少なくなる
  • 落ち着いた雰囲気を出すことができる

というメリットがありますが、本来ある艶をつや艶消し剤によって軽減させた場合、塗膜の強度が添加剤によって若干下がってしまうというデメリットもあります。

 

外壁や屋根の艶に関して詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。

DIYなどに使用できるツヤ消し剤

DIYなどに使用できるツヤ消し剤もあります。画像引用:株式会社アサヒペン

 

艶引け【つやびけ】

艶引け(光沢不足ともいう)とは、艶がある塗料を使用して塗装を行ったにもかかわらず、乾燥後の塗膜にあるべき艶なかったり、短期間で塗膜の艶が失われたりする塗膜不良のことです。

 

艶引けが発生する主な原因とその対策は以下の表のとおりです。

原因 対策
下地が塗装を行うための適切な状態ではなかったために、塗料が下地に吸い込まれてしまった 下地の劣化状況に合わせて下地処理を十分に行い、劣化に合わせた塗料を使用する
下塗りした塗膜の乾燥が不十分のまま上塗りした 下塗りした塗膜が十分に乾燥してから上塗りを行う
  • 塗膜が厚すぎた
  • 塗膜が薄すぎた
塗料のメーカーが定めた塗膜の厚さになるように塗る
塗料の硬化剤が不足していた 規定量の硬化剤を塗料に混合する
使用した塗料の状態が悪かった
  • 古い塗料を使わないようにする
  • 適切な粘度になるように調整する
  • 十分に撹拌する
使用したシンナーが間違っていた 塗料のメーカーが定める適正なシンナーを使用する
使用した下塗り塗料が上塗り塗料と合っていなかった 上塗り塗料や下地の状態に合わせた適切な下塗り塗料を使用する

 

外壁塗装における艶に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。

艶ムラ【つやむら】

艶ムラとは、塗装を行った外壁や屋根の光沢が均一ではない(艶がある箇所とない箇所ができてしまう)塗膜不良のことです。

 

艶ムラが発生する主な原因とその対策は以下の表のとおりです。

原因 対策
塗膜の厚さが箇所によってばらついてしまった 塗膜の厚さが均一になるように塗装を行う
塗料に混合する希釈液の量が適切でなかった 塗料に混合する希釈液の量は、規定量を守る
塗料が十分に撹拌されていなかった 塗料を十分に撹拌してから塗装を行う

 

外壁塗装における艶に関してはこちらの記事でも詳しく解説しています。

面一【つらいち】

建築用語でいう面一とは、隣り合った2つの部分に段差がなく、平らな状態のことです。

 

完全な面一の状態(全く段差がない状態)に施工するのは難しいため、バリアフリーなどでは面一に近い、若干の段差がある場合が多いです。

バリアフリー住宅のドアの床部分

バリアフリー住宅のドアの床部分

通気緩衝工法【つうきかんしょうこうほう】

通気緩衝工法(通気緩衝仕上げともいう)とは、脱気工法のことです。

通気層【つうきそう】

通気層とは、結露などを防ぐために外壁内などに設けられる「空気や水が通り抜けられる空間」のことです。

 

通気層は、サイディングボードと胴縁(サイディングボードを留める柱)の間に設けられており、

  • サイディングボード内に湿気や結露ができないようにする
  • 雨などが入り込んだ場合に排水する

などの役割があります。

サイディングボードが設置される前の外壁内部の様子

サイディングボードが設置される前の外壁内部の様子 画像引用:ニチハ株式会社

突き板【つきいた】

突き板とは、単板と同じ意味で使用される言葉です。

継ぎ目【つぎめ】

継ぎ目とは、屋根材やサイディングボードなどの建築材料をつなぎ合わせた部分のことです。

 

屋根材や外壁材は、1枚の板で構成されているのではなく、1枚1枚の部材をつなぎ合わせて構成されており、つなぎ合わせた部分に継ぎ目ができます。

継ぎ目は、屋根材や外壁材に衝撃や振動が与えられた時に発生する力を分散させることができるため、ひび割れや破損などを防ぐ役割もあります。

 

しかし、継ぎ目に何も処理を施さないと、屋根や外壁の内部に雨水などが侵入する可能性があるため、

  • 屋根材同士の継ぎ目の場合・・・塗装した際の塗料で埋まってしまわないように(埋まると雨水が侵入しやすくなる)、継ぎ目を塞いでいる塗料にカッターなどで切り込みを入れて、水はけを確保する
  • 外壁材同士の継ぎ目の場合・・・継ぎ目から住宅内の雨水が侵入しないように、ゴム状のコーキング材を充填して、雨水の侵入を防ぐ

などの処理が必要です。

 

ちなみに、外壁材の継ぎ目のことは目地(めじ)と呼ぶことが多いです(目地について詳しくはこちら)。

艶消し塗料【つやけしとりょう】

艶消し塗料とは、艶消し剤(フラットベース)を添加して艶を消した塗料のことです。

 

艶に関して詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。

艶【つや】

外壁塗装の艶

外壁塗装における艶とは、塗料が形成した塗膜が持つ光沢のことです。

 

艶がある塗料を使用した場合は、塗膜の表面がキラキラと光を反射し、艶がない塗料を使用した場合、塗膜の表面が光をあまり反射しません。

艶は、塗装工事の時に選ぶことができる塗料も多く、その場合、

  • 艶あり
  • 7分艶あり
  • 5分艶あり(半艶)
  • 3分艶あり
  • 艶なし(艶消し)

などから好みに応じて選ぶことができます。

 

艶に関して詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。

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