本記事では、外壁塗装やリフォームに関する用語の内、「は」から始まる用語を解説しています。
目次
- パーゴラ【ぱーごら】
- パース【ぱーす】
- パーティクルボード【ぱーてぃくるぼーど】
- バードスパイク【ばーどがーど】
- ハードボード【はーどぼーど】
- ハーフティンバー様式【はーふてぃんばーようしき】
- ハーフビルド【はーふびるど】
- パーライト【ぱーらいと】
- 排気口【はいきこう】
- 廃棄物【はいきぶつ】
- 廃棄物の処理及び清掃に関する法律【はいきぶつのしょりおよびせいそうにかんするほうりつ】
- 配筋【はいきん】
- 配筋検査【はいきんけんさ】
- 配筋図【はいきんず】
- ハイサイドライト【はいさいどらいと】
- 排水口、排水溝【はいすいこう】
- 排水枡【はいすいます】
- ハイソリッド塗料【はいそりっどとりょう】
- 配置図【はいちず】
- パイプスペース【ぱいぷすぺーす】
- ハイブリッド塗料【はいぶりっどとりょう】
- バインダー【ばいんだー】
- はかま腰屋根【はかまごしやね】
- 剥がれ【はがれ】
- 掃き出し窓【はきだしまど】
- 白亜化現象【はくあかげんしょう】
- 白色顔料【はくしょくがんりょう】
- 白色ポルトランドセメント【はくしょくぽるとらんどせめんと】
- 剥離剤【はくりざい】
- 爆裂【ばくれつ】
- 暴露試験【ばくろしけん】
- 刷毛【はけ】
- 刷毛漬け【はけづけ】
- バケット車【ばけっとしゃ】
- 刷毛引き仕上げ【はけびきしあげ】
- 刷毛目【はけめ】
- 箱階段【はこかいだん】
- 箱樋【はこどい】
- 箱抜き【はこぬき】
- 箱棟【はこむね】
- はじき【はじき】
- はぜ【はぜ】
- パターン【ぱたーん】
- 端太角、バタ角【ばたかく】
- 働き長さ・働き幅【はたらきながさ・はたらきはば】
- 肌分かれ【はだわかれ】
- 白化現象【はっかげんしょう】
- 白華現象【はっかげんしょう】
- バックアップ材【ばっくあっぷざい】
- バックホー【ばっくほー】
- 撥水剤【はっすいざい】
- ハッチ【はっち】
- ハットジョイナー【はっとじょいなー】
- パツモル太郎【ぱつもるたろう】
- 斫り【はつり】
- パテ【ぱて】
- パテかい【ぱてかい】
- パテ処理【ぱてしょり】
- パテ付け【ぱてづけ】
- 鳩小屋(ハト小屋)【はとごや】
- 鼻隠し【はなかくし】
- 花が咲く【はながさく】
- 鼻桟【はなざん】
- 鼻栓【はなせん】
- 離れ【はなれ】
- 桔木(はねぎ)
- パネコート【ぱねこーと】
- 巾木・幅木【はばき】
- 幅止め筋【はばどめきん】
- 破風【はふ】
- 葉節【はぶし】
- 羽目板【はめいた】
- はめ殺し窓【はめごろしまど】
- 腹起し【はらおこし】
- パラペット【ぱらぺっと】
- 梁【はり】
- バリアフリー【ばりあふりー】
- 貼り紙落書き防止塗料【はりがみらくがきぼうしとりょう】
- バルコニー【ばるこにー】
- ハルスハイブリッド塗料【はるすはいぶりっどとりょう】
- 板金工事【ばんきんこうじ】
- 晩材【ばんざい】
- 半外付け【はんそとづけ】
- 版築【はんちく】
- パンチングメタル【ぱんちんぐめたる】
- ハンドサンダー【はんどさんだー】
- ハンドホール【はんどほーる】
- パントリー【ぱんとりー】
- 万能ガン【ばんのうがん】
- 反応硬化型塗料【はんのうこうかがたとりょう】
- ハンマートン塗料【はんまーとんとりょう】
- 半屋外空間【はんおくがいくうかん】
パーゴラ【ぱーごら】
パーゴラ(日陰棚ともいわれる)とは、木材や金属でできたアーチ型やトンネル型の建造物で、休憩スペースや日陰を作るために
- 住宅の庭
- 歩道
- 公園
などに設置されます。
パーゴラは、屋根部分に建材が等間隔で設置されており、布を掛けたり、植物を絡ませたりすることで日陰を作ります。
パース【ぱーす】
建築業界でいうパースとは、工事完了後の
- 建物の外観
- 建物の室内
などの完成予想図を立体的に描いたもののことであり、建築パースともいいます。
パースには、図面のみでは分かりにくい工事完了後の建物全体のイメージを顧客や利用者にわかりやすく伝える役割があります。
パースには
- 外観パース・・・建物の外観が描かれたもの
- 内観パース・・・建物の室内が描かれたもの
という何を書いたかによる呼称や、
- 手書きパース・・・手書きによるパース。見る人に暖かみを伝えられる
- CG(コンピュータグラフィックス)パース・・・パソコンなどで作成したパース。見る人に正確さ、豪華さなどを伝えられる。
- 手書き風パース・・・パソコンなどで作成して、手書きのように加工したパース。見る人に正確さも暖かみも伝えられる。
などの書き方に応じた呼称などがあります。
(外観パース、もしくは手描きパース。)
(内観パース、もしくはCGパース)
ちなみに、パースは、透視図という意味の英単語「パースペクティブドローウィング(perspective drawing)」を略した言葉であり、コンピュータープログラムなどで使われるパース(解析するという意味の英単語のparseから来ている)とは全く別の意味の単語です。
パーティクルボード【ぱーてぃくるぼーど】
(引用:日本木工機械工業会)
パーティクルボード(パーチクルボード、PBなどともいう)とは、木材のチップを接着剤と熱で板状に圧縮した木質ボードの一つです。
パーティクルボードは、
- 建物などを解体した時に出た廃材
- 合板工場などで出た廃材
- 新築の建物で余った建材
などをリサイクルしたものであるため、地球環境に優しく(CO2増加を抑える)、安価であり、
- 家具
- 住宅の床の下地材
- 建物の構造材
など、多くの用途に使用されています。
パーティクルボードに含まれる木材の大きさは均一ではなく、板の表面部分のチップは細かく、中心ほど大きめのチップが使われます。
また、パーティクルボードは、
- 強度を高める
- 見た目を良くする
などの理由から、表面に別の板材が貼られていることも多いです。
ちなみに、パーティクルボードは、木のチップ(パーティクル)から作られる板であり、
- 合板・・・一枚の板を何枚も張り合わせた板
- 繊維板・・・木を粉状(繊維)になるまで細かく砕き、押し固めた板
とは区別されます。
バードスパイク【ばーどがーど】
(画像引用:Bird B Gone, Inc)
バードスパイクとは、たくさんの針がついたシートのことで、設置箇所にハトやスズメなどの鳥がとまらないようにすることができます。
ちなみに、バードスパイクは、
- バードレスマット
- とげマット
- 鳥よけシート
など、販売業者やメーカーによって様々な名前があります。
日本では、どの地域の家でも、
- ベランダやバルコニーの床部や、そこに干されている洗濯物に糞がつく
- 鳴き声や羽音がうるさい
- 巣を作られてしまう
など、ハト、スズメ、カラスなどによる鳥害に悩まされる場合があります。
バードスパイクを
- ベランダの手すり部分
- エアコンの室外機
などの鳥がとまりやすそうな箇所に設置することで、鳥がとまりづらくなり、鳥が集まらなくなるので、鳥害が減る可能性があるようです。
バードスパイクには、
- ステンレス製
- プラスチック製
などがあり、形、長さ、幅も様々なものがあるので、
- 設置箇所
- 対策したい鳥の種類
などに応じて使い分ける必要があります。
ハードボード【はーどぼーど】

画像引用:ニチハ株式会社
ハードボード(硬質繊維板ともいう)とは、木材のチップを細かく砕いて繊維化したものに水と熱を加えて、板状に圧縮した板のことで、繊維板といわれる木質ボードの一つです。
繊維板には、
- ハードボード
- MDF
- インシュレーションボード
などがあり、ハードボードは、含まれる繊維の密度がこれらの中で最も高いです。
他の繊維板と同様で、廃材、残材などを利用しているため、安価であり、
- 外壁や床部分の下地材
- ベッドや机などの大きめの家具
- 自動車の内装
などに使用されます。
ハーフティンバー様式【はーふてぃんばーようしき】
ハーフティンバー様式とは、柱、梁、筋交いなどの構造部分を建物の外に露出させ、それらの間にモルタル、石材、レンガなどを敷き詰めて外壁を形成する建物の建築技法のことです。
ハーフティンバー様式による建造物は、ドイツ、イギリス、フランスなどでよく見られます。
ハーフビルド【はーふびるど】
ハーフビルドとは、住宅を建てる工事の一部を業者に依頼し、残りの工事を顧客自身が行うという建築方法のことです。
ハーフビルドでは、依頼する業者や選ぶプランにもよりますが
- 基礎工事
- 屋根工事
- 外壁工事
- 建築材料の手配
などを業者に依頼し、
- 外壁塗装、屋根塗装工事
- 天井板、床板、内壁などの設置工事
- こだわりがある部分の工事
- 電気工事
- キッチン、お風呂、水道などの工事
などを顧客自身で行います。
ハーフビルドには、
- 業者に行ってもらう工事が減るため、住宅を建てる費用を安く抑えられる場合がある
- 施工期間がとても長くなる(半年から一年以上)
- ハーフビルドに対応している業者が少ないため、探す手間がかかる
などの特徴があります。
ハーフビルドでは、設置するものなどを自身で購入する必要があり、まとめて発注している業者よりも購入費用が割増になる可能性があります。
それ故、ハーフビルドは、できるだけ工事費用を安く抑えて低価格な家を作るというよりも、
- こだわりの家を安く作りたい
- 時間がかかってもいいので楽しく家造りを行いたい
などの目的で利用する方が良いようです。
パーライト【ぱーらいと】
(画像引用:芙蓉パーライト株式会社)
パーライトとは、
- 黒曜石
- 真珠岩
- 松脂岩(しょうしがん)
などの火山岩を粉砕して、急速に加熱して膨張させた物質のことで、建築分野では軽量骨材や吹付け塗装用塗料などに使用されます。
パーライトを混ぜ合わせたモルタルは、パーライトモルタル(パーライトコンクリート)と呼ばれ、
- 通常のモルタルの半分の重さ
- 通常のモルタルよりも耐火性、断熱性に優れている
などの特徴から、建築用材料として使用されます。
ちなみにパーライトは、保水性や排水性などの性質を持つことから、農業などの土壌の材料としても使用されます。
排気口【はいきこう】
排気口とは、住宅内の空気を屋外に排出する役割を持つ開口部のことです。
シックハウス症候群などを防ぐためには、十分な換気が重要とされており、2003年(平成15年)7月に施行された建築基準法施行令により、それ以降建てられた家には換気設備の設置が義務付けられています。
ただし、排気口がきちんと機能して排気を行っているかを定期的にチェックする必要があるため、外壁塗装工事の際などに
- 排気口内にゴミが溜まっていないか
- ベントキャップ(排気口についているフタ)やガラリが劣化していないか
- 排気口周りの目地部分のコーキングが劣化していないか
- 排気口の下側の外壁が汚れていないか
などを確認し、必要に応じて業者に修繕を依頼しましょう。
ちなみに外壁に設置された排気口は、外の新鮮な空気を住宅内に入れる役割である給気口と見た目がほとんど同じ場合もあります。
参考:建築基準法施行令(居室を有する建築物の換気設備についてのホルムアルデヒドに関する技術的基準)
廃棄物【はいきぶつ】
廃棄物とは、人や企業が所有していた物の中で、
- 不要になって捨てる予定の物
- すでに捨てた物
のことで、ゴミなども廃棄物に含まれます。
廃棄物には、
- 産業廃棄物・・・会社や業者などが事業を行って出した廃棄物の内、法令で定められた廃油、廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず、がれき類などの20種類の廃棄物
- 事業系一般廃棄物・・・会社や業者などが事業を行って出した産業廃棄物以外の廃棄物
- 家庭系廃棄物・・・家庭からでたゴミなど
などがあります。
外壁塗装業者が出す廃棄物の例としては、
- 産業廃棄物・・・余った塗料などの材料、養生シート、ガラスくず、ペットボトル、塗料缶など
- 事業系一般廃棄物・・・作業員が使った紙コップ、コーヒーかす、紙くずなど
などが挙げられます。
家庭系廃棄物は、住んでいる市区町村の自治体が回収したり、処分したりしてくれますが、産業廃棄物や事業系一般廃棄物などの業者が出した廃棄物は、その業者自身が処分する必要があります。
外壁塗装工事でいえば、外壁塗装業者が塗装リフォーム工事で出したすべての廃棄物は、その業者が廃棄物処理業者に依頼して処理することが義務付けられているのです。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律【はいきぶつのしょりおよびせいそうにかんするほうりつ】
廃棄物の処理及び清掃に関する法律は、廃棄物の適正な処理の方法を定めた法律であり、廃棄物処理法、廃掃法などともいわれます。
この法律は、廃棄物の適正な処理の方法を定めたり、廃棄物が排出されるのを抑制させることで、人々に清潔で健康的な生活を送ってもらうことなどを目的としており、事業者だけが守るべき法律ではなく、一般の人々も守るべき法律です。
この法律は、例えば、
- 廃棄物を発生させた事業者や各市町村は、その廃棄物を適正に処理をする
- 人々は、住む場所や公園などの公共施設をできるだけ汚さないようする
などを義務付けています。
配筋【はいきん】
配筋とは、鉄筋コンクリート造の建物などの建築工事において、設計図に基づいて鉄筋を曲げたり、切断したりすることで組み立てて配置することです。
配筋は、鉄筋コンクリート造の建物の
- 柱
- 梁(はり)
- 壁
- 基礎
- スラブ(床などの板状のコンクリート部)
などの部分で行われます。
配筋関連の用語として、
配筋検査【はいきんけんさ】
配筋検査とは、鉄筋コンクリート造などの建物の工事において、設計図通りに鉄筋が組まれているかを工事監理者や第三者機関が確認する検査のことです。
建物の設計図は、建物の強度、安全性などを十分に考慮した上で作成されているため、実際に建造する建物も設計図の通りである必要があります。
鉄筋は、コンクリートを打設してしまうと、後から見ることが困難となってしまうため、
- 基礎配筋が終わった後に基礎部分の配筋検査
- 梁配筋が終わった後に梁部分の配筋検査
などのように各箇所の配筋作業後、設計監理者が設計図を見ながら、図の通りの配筋であるかを確認します。
配筋検査では、
- 各鉄筋の太さ
- 使われている鉄筋の数
- 鉄筋同士の繋ぎ方
- 鉄筋の網目の幅
- かぶり厚さ(鉄筋周りのコンクリートの厚さ)のためのスペース
などが設計書通りであるかを目視やスケール(メジャー)による計測で確認します。
そして、配筋検査で
- 配筋に問題がなければ、コンクリート打設作業に移行
- 配筋に問題があれば、問題部分の修正を行い、再度、配筋検査を行う
という対応に分かれます。
ちなみに、配筋作業を行う時や配筋検査を行う時に使用する設計図のことを配筋図という場合もあります。
配筋図【はいきんず】
(画像引用:一般社団法人日本建設連合会)
配筋図とは、配筋検査の時に使用する設計図の別称です。
配筋調査【はいきんちょうさ】
(画像引用:Hilti Inc)
配筋調査とは、建設された鉄筋コンクリートの建物において、
- 配筋(鉄筋の位置)
- かぶり厚(鉄筋を囲むコンクリートの厚さ)
- 電線管
- 空洞
などを調べる調査です。
配筋調査には、コンクリートを破壊せずに(非破壊で)調べる方法として
- 電磁波レーダ法
- 電磁誘導法
などがあり、これらの非破壊調査後、コンクリートを部分的に破壊して劣化状況をより詳しく調べるはつり調査を行う場合があります。
(電磁波レーダ法で使用される機器。画像引用:Hilti Inc)
(電磁誘導法で使用させる機器。画像引用:Hilti Inc)
ちなみに、配筋調査はすでに建設された建物に関して行うものであるため、建設中に行う配筋検査とは別の作業です。
配筋調査方法についてよりお知りになりたい方は、国土交通省「非破壊試験によるコンクリート構造物中の配筋状態及びかぶり測定要領」などをご覧ください。
ハイサイドライト【はいさいどらいと】
ハイサイドライト(高窓ともいう)とは、住宅内の天井面に近い部分に設けられた窓です。
ハイサイドライトには、
- 高い位置から光を取り込むため、部屋の奥まで明るくなる
- 見上げると窓から空を見ることができる
- 高い位置にあるため外から見ても住宅内の様子が伝わりにくい
- 夏場の暖かい空気を効率的に換気できる
などのメリットや、
- 開閉しづらい、もしくはできない
- 掃除が行いにくい、もしくはできない
- ホコリ等が溜まりやすい
- 開けっ放しだと虫が入る可能性がある
などのデメリットがあります。
ちなみに天井についている窓のことは、ハイサイドライトではなく、トップライト(天窓)といいます。
排水口、排水溝【はいすいこう】
排水口(排水孔とも書く)とは、水を下水道へ流すための排水設備のことです。
排水口は、
- 陸屋根の屋上
- ベランダ
- 風呂場
- 洗面所
- キッチン
など、家のいろいろな部分に設置されており、使用された水や雨水等が効率よく排水されるように設置されています。
ベランダや陸屋根などの屋外の排水口には、
- ドレン
- グレーチング
などの器具がフタとして取り付けられており、落ち葉やゴミなどが排水管に入らない構造になっています。
ただし、上記器具にゴミや落ち葉が溜まって排水口が詰まる可能性があるので、定期的に掃除をするようにしておきましょう。
ちなみに、全く同じ読み方の排水溝という言葉があり、こちらは主に道路沿いなどに設置されている排水用の溝に使用される言葉ですが、排水口と排水溝の使い分けは曖昧であり、屋内の排水口を指して排水溝と表現しても誤解を与えることはあまりありません。
(道路に設置されている排水溝)
排水枡【はいすいます】
排水枡とは、住宅内から出た排水が流れる排水管の各所に設置されるメンテナンス用の設備です(排水桝、排水マスと表記する場合もある)。
排水枡は、排水桝、排水マスと表記する場合もあり、排水会所(はいすいかいしょ)ともいいます。
排水桝には、
- 住宅内から出た排水に含まれる汚れやゴミを取り除く
- もし排水管が詰まっても清掃や修繕がしやすい
などの役割があるため、
- 排水管が集合する場所
- 排水管が曲がる場所
などのゴミなどが詰まりやすい箇所に設置されています。
排水桝は、
- 台所
- トイレ
- 浴室
- 洗面所
- 雨水
- 立水栓
などの排水管の部分に設置されており、それぞれの場所に応じた形の排水桝が使用されます。
(画像引用:アロン化成株式会社)
排水桝には、
- 塩化ビニール
- コンクリート
- ポリプロピレン
- ステンレス
などが使用されており、いま現在は塩化ビニール製の排水桝が主流です。
以前主流であったコンクリート製の排水桝は、劣化するとヒビが入って水が漏れる可能性があることから、塩化ビニール製に交換をすすめる業者さんが多いようです。
(コンクリート製の排水桝)
ハイソリッド塗料【はいそりっどとりょう】
ハイソリッド塗料とは、使用する際に希釈する溶剤が少なくてすむ塗料のことです。
ハイソリッド塗料の
- ハイは、「高」
- ソリットは、「固形」
という意味で、直訳すると「高固形塗料」です。
外壁塗装などで使用する時の塗料は、
- 希釈剤として使用される溶剤か水
- 耐久性を高めるための合成樹脂
- 色などを調整する顔料
- 艶消しなどの添加剤
で構成されており、この内の希釈剤以外の部分は固形として外壁や屋根などの塗装面に残ります。
ハイソリッド塗料は、この固形の部分の割合が従来の塗料よりも多く、希釈剤の割合が少ないということでこの名前が付けられています。
塗料の中で地球環境や人体に悪影響をもたらす成分が、希釈剤として使われる溶剤が揮発する時に発生するVOC(揮発性有機化合物)であり、溶剤が使われる割合を減らすことで、環境保全に役立つという考えのもとにハイソリッド塗料が作られています。
そういった面から、ハイソリッド塗料は、低VOC塗料、低溶剤塗料などともいわれる場合があるようです。
ハイソリッド塗料は、大手塗料メーカーでいえば、
- 日本ペイントのハイポン20ファインHB
- 関西ペイントのレタンレタンPGエコ HSクリヤーG
- エスケー化研のアーキタイトエコ
などが該当しますが、日本では、まだ外壁や屋根の塗料としてあまり普及しているとはいえません。
配置図【はいちず】
(画像引用:愛知県)
配置図とは、真上から敷地を見下ろした時の、敷地の形や建物の配置などを記載した図面のことです。
配置図は、建物を設計する段階で作成されるもので、
- 敷地内における建物の位置、形、寸法
- 玄関の位置や大きさ
- 建物と周囲の道路との境界線
- 建物と隣地との境界線
- 高低差
- 駐車スペースの位置や大きさ
- 方角
- 排水管位置
などが記載されています。
配置図を見ることで、敷地内の車、人、自転車などの動線を把握することができます。
ちなみに、各部屋の大きさや位置などが書かれた図面のことは平面図(もしくは間取り図)といい、配置図とは違う図面です。
(平面図の例)
また、
- 一つの建物内の部署などの案内図
- 一つの建物だけではなく、その周辺にある建物も合わせて伝えたい場合の地図
なども配置図といわれます。
(建物内の配置図の例。画像引用:前橋市)
(複数の建物の配置図の例。画像引用:東京都健康安全研究センター)
パイプスペース【ぱいぷすぺーす】
パイプスペースとは、集合住宅、ビル、一戸建てなどにおいて、
- 給水管、排水管
- ガス管
- 電気の配管
などの配管や、
- 給湯器
- 電力量計
- 水道メーター
- ガスメーター
などを設置する空間のことです。
パイプスペース(パイプシャフトともいう)は、見取り図ではPSと略して記載されることが多く、メーターボックスと合わせてMBPSと記載されることもあります。
(間取り図に記載されたPSの例)
パイプスペースの近くの部屋をどう使うかを十分に考えておかないと、
- 食事をする場所でトイレの排水音が聞こえる
- 寝室で水が流れる音が聞こえる
などの不便を感じる場合があります。
また、分譲や戸建てをリフォームする場合、パイプスペースは移動させることが難しいため、パイプスペースの位置に気をつけながらどうリフォームするかを考える必要があります。
ちなみに、マンションやアパートなどのパイプスペースは、
- 共用部分であることが多い
- 重要な配管が入っている
- 火災などが重大化することを防ぐ
などの理由から物品を置くことは禁止されているため、私物の保管場所にはしないようにしましょう。
ハイブリッド塗料【はいぶりっどとりょう】

画像引用:日本ペイント株式会社
ハイブリッド塗料とは、異なる複数の成分が組み合わされた塗料のことをさして使われる言葉です。
例えば、合成樹脂塗料にセラミックなどの無機質の成分を組み合わせた塗料などがハイブリッド塗料とよばれます。
ハイブリッド塗料といわれる塗料には、
などがあります(ちなみにこの2つの塗料は、ラジカル制御型塗料でもあります)。
バインダー【ばいんだー】

画像引用:ニッペホームプロダクツ株式会社
バインダーとは、塗装の下塗り工程で使用される塗料の種類の一つです。
主にバインダーは、
- 新築などの下地が劣化していない塗装面
- プラスチックなどの塗料を塗ってもあまり吸い込まない材質
などに使用されます。
下塗り材に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
はかま腰屋根【はかまごしやね】
はかま腰屋根とは、切妻屋根の妻側の屋根の頂点部分を面にした屋根で、半切妻屋根(はんきりつまやね)、ドイツ破風屋根(どいつはふやね)、隈切り屋根(すみきりやね)などともいわれます。
はかま腰屋根を屋根に採用するメリットは、
- 北側斜線制限・・・北側の家の日当たりを考慮した制限
- 道路斜線制限・・・道路への日当たりや通風などを考慮した制限
- 日影規制・・・家の周りの日当たりを確保するための建物の高さの制限
などの日当たりに関する制限や規制を守りながら家を建てることができるという点です。
ただし、はかま腰屋根は、同じような作りの切妻屋根と比べて、屋根のパーツが多くなるため、施工費用やリフォーム費用が高く、雨漏りのリスクなども高い屋根です。
剥がれ【はがれ】
塗装用語における剥がれとは、外壁や屋根の塗膜が密着力を失い、部分的に浮いてしまう劣化現象です。
リフォーム用の塗料は、塗装してから10年~15年ほどの耐用年数が過ぎると、密着力を失って剥がれが発生することがあります。
塗料が持つ耐用年数まで密着力を保持していれば、剥がれが発生したとしても、それは塗料の寿命と考えることができますが、塗装リフォームの後、数ヶ月~数年などの短い期間で剥がれが発生した場合は、塗装リフォームが適切に行われていなかった可能性があります。
塗装リフォームから短い期間で剥がれが発生してしまった場合は、塗装を行った業者か他の業者に調査を依頼しましょう。
剥がれに関してさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
掃き出し窓【はきだしまど】
掃き出し窓とは、引違い窓(ひきちがいまど。二枚のガラス板をスライドさせて開閉する窓)の下辺が床まである窓のことです。
掃き出し窓には、
- 大きいため、光や外の空気を取り入れやすい
- 床と窓の段差がほとんどないため、出入りしやすい(非常時に脱出口としても使用できる)
などのメリットがある一方で、
- 窓部分は断熱性が低いため、室内の気温が夏に暑くなりやすく、冬に寒くなりやすい
- 防犯性が比較的低い(中の様子が確認しやすい。不審者が侵入しやすい)
- 子供が室外へ落下する可能性がある
- 動線が遮られるため、家具を配置しづらい
などのデメリットもあります。
ちなみに、床までではなく、床から1mぐらいの高さにある窓を腰窓(もしくは腰高窓)といいます。
白亜化現象【はくあかげんしょう】
白亜化現象とは、チョーキング現象と同じ意味の言葉です。
白色顔料【はくしょくがんりょう】
白色顔料とは、塗料などの原料として使用される白色の顔料のことです。
外壁塗装用塗料の場合、白色顔料は、白い塗料に混ぜられるだけでなく、他の色の塗料に混ぜることによって、
- 被覆力(ひふくりょく。覆いかぶさる力のこと)
- 隠蔽力(いんぺいりょく。下地を隠す力のこと)
などを増強することができます。
白色顔料の原料としては、
- 酸化チタン
- 亜鉛華(酸化亜鉛、亜鉛白ともいう)
- 硫酸バリウム
などがあります。
ちなみに白色顔料は、塗料以外にも、化粧品用のクリーム、日焼け止め、乳液などにも使用されます。
白色ポルトランドセメント【はくしょくぽるとらんどせめんと】

白色ポルトランドセメントの外壁を持つ建物
白色ポルトランドセメントとは、ポルトランドセメントの一つで、通常のセメントよりも白いセメントです。
白色ポルトランドセメントは、本来灰色であるポルトランドセメントから、灰色の元となる酸化第二鉄や酸化マグネシウムなどの成分をできるだけ取り除くことで製造されます。
また、白色ポルトランドセメントは、製造に手間がかかる分、普通ポルトランドセメントよりも高価ですが、圧縮強度などの基本的な性質は普通ポルトランドセメントと同様です(成分が若干違うため、全く同じではありません)。

白色ポルトランドセメントと普通ポルトランドセメントの圧縮強度の違いを表したグラフ 画像引用:太平洋セメント株式会社
白色ポルトランドセメントは、着色しやすく、顔料などと混ぜてきれいな色のセメント層を作ることができるため、
- 装飾目的のセメント壁
- 仕上げ用の表面のセメント層
- テラゾー、タイル、ブロック
などとして使用されます。
ちなみに、白色ポルトランドセメントは、
- 白色普通ポルトランドセメント
- ホワイトセメント
- 白色セメント
- 白セメント
などとよばれる場合もあります。
剥離剤【はくりざい】
剥離剤とは、古い塗膜、樹脂、メッキなどを剥がすときに使用される薬剤のことです。
外壁塗装における剥離剤は、塗料はがし剤(塗料はがし液)、塗膜除去剤、塗料剥離剤などともいわれます。
塗装リフォーム工事の旧塗膜を剥がす工程において、剥離剤を使用することで、単に道具で削り取るよりも下地を傷つけずに旧塗膜を剥がすことができます。

塗料を剥離剤で軟化させ、剥がしている様子 画像引用:好川産業株式会社
剥離剤には、
- どのような方法で剥離剤を対象物に塗るか
- 剥離剤が旧塗膜にどのように作用するか
- 液性は酸性、中性、アルカリ性のどれか
- 溶剤は水か有機溶剤か
- 有毒な物質を含むか
などで様々な種類が存在します。
どのような方法で剥離剤を塗るか |
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剥離剤が旧塗膜にどのように作用するか |
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液性 |
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溶剤 |
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有毒な物質を含むか |
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剥離剤には、
- 日本ペイントのリセットエコ
- エスケー化研のハクリタイトエコST
- 好川産業のパントレ
などがあります。
爆裂【ばくれつ】
爆裂とは、鉄筋コンクリートにおける劣化現象の一つで、中の鉄筋が錆びることで、コンクリートが部分的に崩れる現象です。
爆裂現象は、
- コンクリート部分が経年劣化でひび割れる
- ひび割れた部分から空気や水が侵入する
- 侵入したところに鉄筋がある場合、その鉄筋が錆びる
- 錆びた鉄筋は、膨張して体積が増える
- 増えた分の体積を支えられなくなったコンクリートが押しのけられ、部分的に崩れ落ちる
という順序で発生します。
爆裂現象を放置してしまうと、爆裂箇所が広がってしまうだけでなく、崩れたコンクリートの固まりが人に当たって怪我をさせてしまう可能性があるため、発見した場合は、すぐに外壁塗装業者などに調査を依頼する必要があります。
爆裂の補修は、
- 爆裂の規模を調査する
- 崩れたコンクリートをきれいに取り除く
- 露出した鉄筋部分のサビを十分に落とす
- 鉄筋に錆止めを塗布する
- 取り除いた部分に樹脂モルタルを充填する
- その後、外壁塗装リフォームなどを合わせて行えば、補修箇所が目立たなくなる
という順序で行われます。
暴露試験【ばくろしけん】

暴露試験を行っている様子 画像引用:日本ウェザリングテストセンター
暴露試験とは、塗料を塗った板などを屋外に長期間設置することによって、塗料や亜鉛メッキの耐候性を調べる試験です。
暴露試験は、塗料やサイディングボードの製造メーカーが自社で行うか、日本ウェザリングテストセンターなどの第三者機関に依頼して行われます。
キセノンランプなどの特殊なライトを当てることで早く塗料を劣化させる促進耐候性試験とは異なり、暴露試験は、長期間自然環境下に晒す試験であるため、とても長い時間がかかるものの、より実際に近い劣化状況を作り出すことができます。
暴露試験は、劣化状況を効率よく確認できるように、
- 強い太陽光
- 高温多湿
- 海に近く塩害が起きやすい
などの環境を持つ沖縄や、積雪が多い北海道などで行われることが多いです。
ちなみに、暴露試験では、
- 太陽光が十分に当たるように南向き斜め45度で板を設置して晒したもの
- 雨や雪の影響を受けにくくするために、板の上にガラスを設置したもの
などが使用されます。
刷毛【はけ】
外壁塗装リフォーム工事における刷毛とは、塗料を壁や床などに塗る道具の一つです。
現在の外壁塗装工事では、スプレーガンやローラーなどで家の広範囲を塗装し、目地部分などの細かな部分を刷毛で塗装するのが一般的です。
刷毛には、
- 使用する毛
- 使用する場所
- 塗装する塗料
などによって様々な種類が存在します。
使用する毛 |
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使用する場所 |
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塗装する塗料 |
|
刷毛を製造していることで有名なメーカーに、大塚刷毛製造株式会社があります。
刷毛、ローラー、スプレーガンなど、外壁塗装用の道具についてさらに詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。
刷毛漬け【はけづけ】

画像引用:大塚刷毛製造株式会社
刷毛漬けとは、刷毛を保存するための容器で、刷毛壺、刷毛保存箱などともいわれます。
刷毛は、外壁塗装リフォーム工事などで使用した後、放置してしまうと、
- 毛にクセがついて使いづらくなる
- 毛が固まって使用できなくなる
などの不具合が発生する可能性があるため、刷毛漬けなどを使用して適切に保存する必要があります。
刷毛漬けは、
- 刷毛だけを入れて陰干しして保管する
- 液体を入れて刷毛を液体に浸しながら保管する
などで使用されます。
刷毛漬けに液体を入れる場合、
- シンナー
- ボイル油
- エンジンオイル
- サラダ油
など、業者の考え方によって様々な液体が入れられます。
刷毛漬けには、
- 水性塗料用刷毛を保存する樹脂製
- 溶剤塗料用刷毛も保存できる金属製
などの材質がある他、中の液体がこぼれにくい密閉型もありますが、業者がペール缶(鋼鉄製の円柱缶)などで自作する場合もあります。
バケット車【ばけっとしゃ】
バケット車とは、高所作業車のことです。
刷毛引き仕上げ【はけびきしあげ】
刷毛引き仕上げとは、刷毛で掃いたような凹凸模様をつけるコンクリートの床の仕上げ方法の一つです。
刷毛引き仕上げは、同じコンクリート床の仕上げ方法の一つである金鏝仕上げと比べて、
- 雨でコンクリートが濡れたときでも滑りにくい
- コンクリートのムラなどが目立ちにくい
- 滑り止めの施工としては比較的安価である
などのメリットがあるため、
- 門から玄関までの通路
- 車庫
- 駐車場
- 犬走り
などの人が歩くところや車が通るところに使用されるコンクリート床に施工されます。
ただし、刷毛引き仕上げには、
- 凹凸の溝の中にホコリや砂が溜まりやすい
- 掃除をしづらい
などのデメリットもあります。
刷毛引き仕上げを行うためには、床に打設したコンクリートが硬化しきる前に、土間刷毛などの道具を使用して凹凸をつけます。
刷毛引き仕上げの凹凸の溝を浅く仕上げてしまうと、数年で凹凸がなくなり、滑り止めの効果もなくなってしまうため、滑り止めの効果を長持ちさせたい場合は、凹凸の溝が深くなるように施工する必要があります。
刷毛目【はけめ】
刷毛目とは、外壁などの対象物に塗料を塗ったとき、対象物に刷毛の跡の凸凹が残ってしまう不具合です。
刷毛目が発生しないようにするためには、
- 塗装する塗料に合った刷毛を使用する
- 前回使用した塗料がきれいに落とされた刷毛を使用する
- 羊毛などの毛が柔らかい刷毛を使用する
- 希釈率(塗料をどれだけ薄めるか)を守る
- 塗料に適した溶剤を使用する
- 乾燥時間を守る
などが対策として挙げられます。
凸凹の大きな刷毛目が外壁などに発生してしまった場合は、サンドペーパーなどで平坦にしてから再塗装を行う必要があります。
箱階段【はこかいだん】
箱階段とは、側面に収納スペースが設けられた階段のことです。
箱階段は、
- 箱梯子(はこはしご)
- 箱型階段
- 箱段
などともいわれ、昭和明治以前の町家などで採用されていました。
箱階段の側面には、
- 引き出し
- 開き戸
- 引き戸
- 引き違い戸
- 戸無し
などの収納スペースが設置されます。
箱階段は、通常の階段よりも予算がかかるため、現在ではあまり採用されていませんが、小さな部屋でもできるだけ収納を増やしたい場合などには採用されることもあります。
ちなみに、階段型のタンスのことを階段箪笥(かいだんたんす)といい、こちらは階段というよりもタンスの種類の一つです。

階段箪笥の写真
箱樋【はこどい】
箱樋は、内樋や隠し樋などと同じ意味の言葉です。
箱抜き【はこぬき】
箱抜きとは、コンクリート打設工事の時に、型枠で床の開口部を囲うことで、流し込んだコンクリートが開口部内に入らないようにすることです。
箱棟【はこむね】

画像引用:株式会社護国
箱棟とは、大棟(屋根の頂上部分のこと)に板を張り合わせて箱状にしたもののことで、お寺や神社などの社寺建築でよく採用されます。
屋根裏の換気を促すことができるように換気口がついた換気箱棟などもあります。

画像引用:株式会社カナメ
はじき【はじき】
はじきは、塗膜の表面に下地まで達するような穴が開いてしまう不具合のことです。
はじき現象は、塗装する場所の洗浄や乾燥が十分に行われず、油、水分、ゴミなどが残った状態で塗装された場合などに、塗料が弾かれることで発生します。
ちなみに、塗膜の表面の穴が下地にまでは達していない浅いものは凹み(へこみ)と表現する場合もあります。
はぜ【はぜ】
「はぜ」とは、トタンやガルバリウム鋼鈑などの金属板同士をつなげる時の折り曲げ部分のことです。
金属の板の端を曲げて、二枚を重ね合わせ、その重ね合わせた部分を潰すことで「はぜ」を形成し、二枚の金属板がつながります。
「はぜ」の折り曲げ方や形によって、
- 立てはぜ
- 平はぜ
- 巻きはぜ
- ピッツバーグはぜ(三井はぜ)
- ボタンパンチスナップはぜ
- 二重はぜ
など、様々な種類が存在します。
ちなみに、縦方向に「はぜ」がある屋根の設置方法を縦ハゼ葺きといいいます。
パターン【ぱたーん】
外壁塗装でいうパターンとは、模様のことです。
モルタルやサイディングボードの模様については、こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
端太角、バタ角【ばたかく】
端太角とは、松、杉、ヒノキなどでできた一辺が9〜10cmほどの角材です。
端太角は、
- コンクリート工事の型枠を補強する
- トラックで資材間に置いてぐらつきを防止する
- 重いものの下に一時的に敷く
などで使用されます。
また、端太角は、仮設資材であるため、必要な工程が終わった後に現場から取り除かれ、次の工事で再利用されます。
働き長さ・働き幅【はたらきながさ・はたらきはば】
働き長さ、働き幅とは、瓦を屋根に設置したときに、瓦同士が重なっていない見えている部分の長さのことです。
働き長さが瓦の縦方向、働き幅が瓦の横方向を指します。
また、瓦同士が重なった部分も合わせた長さのことを、全長、全幅(ぜんぷく)といいます。
屋根の面積に対して、何枚の瓦が必要かを計算するときは、重なる部分を省いて考える必要があるため、全長と全幅ではなく、瓦の働き長さと働き幅を用います。
肌分かれ【はだわかれ】
肌分かれとは、浮きと同じ意味のことばです。
白化現象【はっかげんしょう】
白化現象(かぶり、ブラッシングともいう)とは、塗装を行った後、塗膜表面にツヤが出ず、白く変色してしまう現象のことです。
白化現象は、塗料が硬化中に水分が付着したために起こる現象であり、そのため、
- 外壁や屋根などの塗装対象の温度が低い場合
- 湿度が高い場合
などに起こりやすいです。
また、溶剤塗料などの速乾性が高い塗料の場合も、溶剤が蒸発するときに塗装物の温度が下がり、水分が表面に集まるため、白化現象が起こる場合があります。
白化現象を避けるためには、
- 気温
- 湿度
- 使用する溶剤
などをメーカーが推奨する通りの環境で行う必要があります。
白華現象【はっかげんしょう】
白華現象とは、エフロレッセンスと同じ意味の言葉です。
バックアップ材【ばっくあっぷざい】

画像引用:富士護謨産業株式会社
バックアップ材とは、発泡ポリエチレンという素材でできた四角、もしくは丸の棒で、サイディングボードなどの目地のコーキング剤の下に設置する資材です。
バックアップ材を目地に設置することに寄って、後から充填するコーキング材が目地の底に接着しないため、耐久性が高い二面接着という状態にすることができます。
もし、バックアップ材を目地に設置せずにコーキング材を充填した場合、三面接着というコーキング材が劣化しやすい状態になってしまいます。
バックホー【ばっくほー】
バックホー(バックホウともいう)とは、油圧ショベルといわれる建設機械の一種であり、地表よりも低い部分の掘削作業などで使用されます。
バックホーは、ショベル(バケット)が本体側に向いており、本体側に引き寄せるようにショベルを操作します。
ちなみに、バックホーの言葉は、後ろに(バック。back)掘る(ホー。hoe)という意味に由来します。
撥水剤【はっすいざい】
撥水剤(撥水材と表記する場合もある)とは、コンクリート打ちっぱなしなどの外壁に塗布し、浸透させることで、撥水性(水を弾く性能)をもたせることができる仕上げ剤のことです。
撥水剤を塗装した外壁は、
- 汚れたとしても汚れが落ちやすい
- カビ、苔などが発生しにくい
- 酸性雨、塩害、凍害などの水が関係する劣化が起きにくくなる
などのメリットがあります。
ただし、撥水剤は透明である物が多いため、
- 劣化してしまった下地の色あせ
- 補修した跡
などを隠すことができないというデメリットもあります。
撥水剤には、
などがあります。
ちなみに、浸透して撥水性をもたせるのではなく、表面に塗膜を形成することで撥水性ををもたせることができる仕上げ剤のことを撥水塗料といいます。
撥水塗料には、エスケー化研のセラミガードNEOなどがあります。
ハッチ【はっち】
ハッチとは、人や物などを移動させるための開口部をさす言葉です。
ハッチの種類や用途に応じて、
- フロアーハッチ・・・床や天井などに設置された、人が入れるほどの大きさの開口部
- 脱出ハッチ・・・ベランダなどに設置された緊急時脱出用の開口部
- 配膳ハッチ・・・調理場と食事を行う場所の間の受け渡し口
- アクセスハッチ・・・船の甲板と船室をつなぐ出入り口
- マシンハッチ・・・機械を出し入れできるほどの大きなハッチ
などの呼び方があります。

ベランダに設置された脱出ハッチ
ハットジョイナー【はっとじょいなー】

ハットジョイナーの画像。画像引用:株式会社トーコー
ハットジョイナーとは、サイディングボードの目地に設置する金属や樹脂でできた建築材料です。
ハットジョイナーを目地部分に設置することで、
などの効果があります。
ちなみに、窓枠の周りの目地などにハットジョイナーを設置する場合、片側にのみ板がついた片ハットジョイナーという建築材料が使用されます。

片ハットジョイナーの画像。画像引用:株式会社トーコー
パツモル太郎【ぱつもるたろう】

画像引用:デュポン・スタイロ株式会社
パツモル太郎とは、デュポン・スタイロ株式会社(元ダウ化工株式会社)が製造している仕上げ材の商品名です。
パツモル太郎は、同社のスタイロフォームATという外断熱材の表面などの仕上げに使用されます。
その他、パツモル太郎に関する詳細は、デュポン・スタイロ株式会社の資料をご覧ください。
斫り【はつり】
斫りとは、解体する目的や成形する目的で、コンクリートの壁や床を削ったり、砕いたりする作業のことです。
斫りは、主に
- コンクリート
- レンガ
- ブロック
- アスファルト
などでできた壁や地面を
- ハンマー
- ノミ
- タガネ
などを使用して行われます。
ちなみに、ショベルカーなどを使用した大規模な斫り工事は、斫りとはいわず、解体工事といわれます。
パテ【ぱて】

内壁や天井の白い部分がパテです。
パテとは、内壁のクロス(壁紙)貼りや塗装を行う前の下地調整で使用されるペースト状の建築建材です。
パテを使用することで、下地の建築材料の
- 段差
- 釘の穴
- ひび割れ
などを平滑にすることができるため、その上に設置するクロスや塗装に不具合が起きにくくなり、長持ちさせることができます。
- コテやヘラなどで内壁に塗る
- 塗ったパテをヤスリで平滑にする
- 「パテを塗る」と「ヤスリで平滑にする」を2〜3回行う
- 平滑にした壁面に壁紙を貼ったり、塗装を行ったりする
という順序で使用されます(1〜3の工程をパテ処理といいます)。
パテには、
- 石膏(→石膏パテ)
- エポキシ
- エマルション樹脂
- 炭酸カルシウム
- 漆喰
など様々な原料があり、さらに
- 下塗り用
- 上塗り用
- 上塗り・下塗り兼用
など、工程による分類もあります。
ちなみに、パテは、主に平滑にしたい箇所に部分的に塗られますが、総パテという壁面全体に塗る場合もあります。

パテを壁面全体に塗る総パテ
また、壁などに平らに塗られる上記のようなパテだけではなく、
- 建材などの間に充填して部品同士を接合する
- 傷ついた気を補修する
などの役割を持つパテもあります。

配管と壁の隙間を埋めるために使用されるパテ。画像引用:セメダイン株式会社
パテかい【ぱてかい】
パテかいとは、ヘラやコテを使用し、下地の凹み、段差などにパテをつめて面を平らにする下地調整作業のことです。
パテ処理【ぱてしょり】
パテ処理については、パテ項目内のこちらをご覧ください。
パテ付け【ぱてづけ】
パテ付けとは、面全体にパテを塗り、余剰のパテを取るなどして、平滑に仕上げる作業のことです。
鳩小屋(ハト小屋)【はとごや】
鳩小屋とは、建物内の配管やダクトなどを屋上へ貫通させる部分に設置する小型の建物です。
鳩小屋は、主に陸屋根の屋上などに設置されており、ハトの小屋に似ていることから、鳩小屋といわれています。
鳩小屋を設置することによって、
- 鳩小屋内の配管やダクトに雨風が入りにくくなる
- 配管がむき出しにならず、屋上の美観を保つことができる
などのメリットがあります。
鼻隠し【はなかくし】

平側が鼻隠しであり、妻側が破風板です。
鼻隠しとは、平側の屋根の軒先に設置されている横長の部材です。
鼻隠しは、
- 木
- ガルバリウム鋼鈑などの金属
- 窯業
- モルタル
などでできており、鼻隠しを設置することで、
- 垂木(たるき)を隠すことができる
- 垂木が雨水などの影響から守ることができる
- 雨樋を設置することができる
- 屋根の強度を上げることができる
などのメリットがあります。
鼻隠しが劣化した場合、
- 軽度→再塗装
- 劣化しているが下地に十分な強度が残っている→金属板などで覆う(カバー工法)
- 非常に劣化している→鼻隠しの一部か全体を交換する
などのリフォームが必要です。
鼻隠しのメンテナンス費用に関しては、こちらの記事をご覧ください。
花が咲く【はながさく】
花が咲くとは、下地がガルバリウム鋼鈑やトタンといった金属の場合などに、塗装が部分的に劣化して剥がれてしまう現象のことで、
- 花咲き現象
- フラワースポット
ともいわれます。
塗装面に花が咲いてしまった場合、ケレン作業でしっかりと剥がれを落とし、プライマーなどの下塗り塗料を塗った上で再塗装を行う必要があります。
鼻桟【はなざん】

水が溜まりにくい加工がされた鼻桟。画像引用:セイキ工業株式会社
鼻桟とは、瓦と野地板の間に設置する部材です。
鼻桟は、瓦屋根の軒先側先端の瓦(軒瓦)に適切な勾配をつけるために設置されます。
木製の鼻桟が使用されている家が多いですが、鼻桟は、雨水などの水分にさらされやすく、腐食しやすい箇所に設置される部材であるため、水が溜まりにくい加工が施された樹脂製の鼻桟などに交換することが推奨されます。
鼻栓【はなせん】
建築用語でいう鼻栓とは、木組みの家などにおいて、木と木の組み合わせを固定するためにはめ込む小さい木です。
片方の角材の先端をホゾ(枘)という形状に加工し、もう片方の角材のホゾ穴に差し込み、突き出た部分に鼻栓という小さな角材をはめ込むことで、2つの角材が固定されます。
離れ【はなれ】
建物でいう離れとは、主だった建物(母屋(おもや))から少し離れたところに建てられた建物です。
また、ホテルや旅館の本館ではない建物を離れと表現する場合もあります。
離れは、
- 離れ家(はなれや)
- 離れ座敷(はなれざしき)
ともいわれます。
桔木(はねぎ)
桔木とは、軒先が長く突き出ている構造の建物などにおいて、軒先を支えるために屋根内部に設置される構造材です。
桔木を屋根内部に設置することで、てこの原理によって屋根の重量が分散し、屋根を安定させることができます。
桔木は、一般的な住宅ではなく、大きな屋根が使用される神社やお寺などに使用されます。
また、桔木は、大きな屋根を支えるため、細い角材などではなく、大きな丸太などが使用されます。
パネコート【ぱねこーと】
パネコートとは、コンクリートパネルの片側にウレタン塗料を塗装したものです。
パネコートは、主にコンクリート打ちっぱなしの壁を作るときなどに使用されるもので、表面のウレタン塗料によって、
- 型枠に流し込んだコンクリートの表面がきれいに仕上がる
- コンクリートが固まった後に剥がした合板にコンクリートがつきにくい(コンクリート離れが良い)
などのメリットがあります。
また、パネコートは、
- 通常のコンクリートパネルよりも若干割高
- ウレタン塗料の面にオレンジ色などの色がついている
などの特徴もあります。
ちなみに、パネコートは、
- ウレタンベニヤ
- 塗装コンパネ
- 型枠用塗装合板
などといわれる場合もあります。
巾木・幅木【はばき】
巾木(幅木)とは、室内の壁と床が接触する部分に設置される板状の建築材料です。
巾木の役割には、
- 壁と床の境目には壁が伸縮した時のためにあえて隙間が設けられており、巾木を設置することによって、この隙間を隠すことができる
- 掃除機などが壁に直接ぶつからないようにすることによって、壁に傷や床がつきにくくなり、壁紙が剥がれにくくなる
- 色や材質によって部屋の印象をかえることができる
などがあります。
幅木の材質には、
- 木
- 塩化ビニールなどの樹脂(ソフト巾木という)
- アルミ
などが使用されます。
巾木の中でも特に傷つきやすい入り隅、出隅の部分を補強するために、コーナーキャップというカバーを取り付ける場合もあります。
ちなみに、巾木を設置する代わりに、壁の下部を少し凹ませて加工する入り巾木(入り幅木)という施工方法もあります。
入り巾木には、
- 内壁を入り巾木にすることで、
- 巾木がないのでホコリなどが上にたまらない
- 配線などの通り道として利用できる
などのメリットがありますが、単に巾木を設置するのと違い、壁を加工する必要があるため、工賃が比較的高くなるというデメリットもあります。
幅止め筋【はばどめきん】

画像引用:一般社団法人住宅性能評価・表示協会
幅止め筋とは、 鉄筋コンクリートの壁や梁などで使用される補助用の細めの鉄筋で、コンクリート内の鉄筋同士の幅やかぶり厚(表面から鉄筋までのコンクリートの厚さ)などを一定に保つために使用されます。
また、幅止め筋の両端を、片側が90度、もう片側が135度の角度のフックの形状に加工し、腹筋と呼ばれる鉄筋に引っ掛けて使用します。
破風【はふ】
破風とは、切妻屋根などの妻側にある三角形の部分で、そこに使われる建材を破風板(はふいた)といいます(平側は鼻隠し)。
破風には、屋根部分に吹き付けてくる風を分散させることで、
- 屋根が吹き飛ぶのを防ぐ(屋根は下からの風に弱い)
- 破風の下にある壁が雨風の影響を受けにくくなる
などのメリットや、
- 垂木などの屋根内部に使用される構造材を外から見えないようにする
- 雨や風などが屋根内部に入り込むのを防ぐ
- 万が一、住宅が燃えてしまった時でも延焼を防ぐ
などのメリットがあります。
破風は、雨、風、直射日光に直接さらされるため、同様の機能と設置場所である鼻隠しと比べて劣化しやすいといわれています。
破風の補修方法には、
- 再塗装・・・塗装が若干剥げていて、色あせなどがある場合
- 板金巻き(金属製の破風板でカバーする)・・・塗装が全体的に劣化しているが、下地はまだ使用できる場合
- 破風板全体の交換・・・塗装だけでなく、下地も劣化している場合
などがありますが、どの方法であっても、足場の設置が必須であるため、外壁塗装や屋根塗装などの他のリフォーム工事と合わせて行われることが多いです。
破風は、
- 木
- モルタル
- 窯業
- ガルバリウム鋼鈑などの金属
などの材料が使用されますが、先述の通り、劣化しやすい箇所であるため、木やモルタルなどの劣化しやすい材質よりも、窯業や金属などの耐久性の高い製品を使用する方が良いでしょう。
ちなみに、切妻屋根だけではなく、片流れ屋根などの形状であっても、破風は、雨樋がない面にあります。

片流れ屋根における破風
葉節【はぶし】
葉節とは、丸太などを木材に加工した時に表面にできる節という模様の内、小さいものを指す言葉です。
葉節は、幹が成長する時に小枝などを取り込んだためにできます。
また、葉節は、木材の表面にいくつか集まって現れることもあり、見た目があまりきれいではないため、葉節などの節がたくさんある木材は価格が安く、逆に全く節がない木材は無節(むぶし)といわれ、高価です。
ただ、葉節がたくさんある木材であっても、強度には問題はないため、建物の構造材などの目立たない箇所で使用されます。
ちなみに、葉節のような小さな節のことを、
- 針節(はりぶし)
- 小節(こぶし)
という場合もあります。
羽目板【はめいた】
羽目板とは、天井、内壁、外壁、床などに並べて貼る細長く薄い板で、主に仕上げに使用される建築材料です。
羽目板には、隙間なく並べて貼ることができるように、境目に加工が施されています。
羽目板の加工には、
- 本実加工(ほんざねかこう)
- 本実目透かし加工(ほんざねめすかしかこう)
- 本実突き付け加工(ほんざねつきつけかこう)
- 合決り張り(あいじゃくりかこう)
など、いくつもの種類があり、用途や場所によって使い分けられます。
また、
- 縦羽目板・・・長辺を縦にして並べる羽目板
- 横羽目板・・・長辺を横にして並べる羽目板
- 腰羽目板・・・腰の高さほどの羽目板
- 高羽目板・・・腰羽目板よりもさらに高い羽目板
など、羽目板に関する用語もいくつかあります。
はめ殺し窓【はめごろしまど】
はめ殺し窓(フィックス窓(FIX窓)ともいう)とは、ガラスが窓枠に固定されており、開閉することができない窓です。
はめ殺し窓は、主に
- 採光
- 意匠性を高める
などの目的で壁や天井に設置されます。
はめ殺し窓は、開閉式の窓と比べて、
- 開閉しない分、サッシへの負担が少ないため、大きな窓を設置できる
- 開閉することを考慮しなくても良いため、細長い形状、丸い形状など、様々な形状の窓にすることができる
- 開閉できないため、外部から侵入ができず、防犯性が高い
- 外の花粉、チリなどが窓から入ってこない
- 子供が窓から外に出る、物が外へ落下するなどの危険がない
などのメリットがあり、
- 内側から外側の掃除ができない(高い場所にある場合は掃除すること自体が困難)
- 換気ができない
- 外気温の影響を受けやすい(大きなはめ殺し窓の場合)
- 窓の位置や大きさによっては外部から建物内が見えてしまい、プライベートが確保できない場合がある
などのデメリットがあります。
腹起し【はらおこし】

横向けに抑えるように設置されているのが腹起し。画像引用:株式会社ホーシン
腹起しは、地面を掘削した時に、掘り出した土が崩れてこないように抑えるために設置する仮設資材の一つで、掘り出して積み上げた土の圧力が直接かかる山留め壁(やめどめかべ)に横方向に設置することで内側から支えます。
パラペット【ぱらぺっと】
パラペットは、建物の屋上の外周などに設置された低い立ち上がり部分のことです。
パラペットを設置した屋上では、降った雨が外壁に直接たれずに、排水溝に流れてから屋外に排出される仕組みであるため、
- 外壁に雨だれがつかない
- 屋上の雨水が外壁に流れないため、外壁が劣化しにくくなる
などの役割があります。
パラペットには、その他にも、
- 人や物が屋上から落下するのを防ぐ
- 外観のデザインを変えられる
- 看板が設置しやすくなる
などのメリットもあります。
パラペットが劣化してしまった場合、その劣化した部分から水が入り込んで、建物内に雨漏りが発生する可能性があります。
そのため、パラペットの上部に笠木といわれる仕上げ用の建材を設置することで、パラペットが劣化しにくいように加工する場合があります。
また、パラペットをより長持ちさせるために、
- パラペットの壁部分がひび割れていないか
- 笠木が錆びる、割れるなどの劣化を起こしていないか
- パラペット横の排水溝が劣化していないか、ゴミなどが詰まっていないか
などの定期的な確認が重要です。
ちなみに、パラペットは、
- 胸壁(きょうへき)
- 扶壁(ふへき)
- 手摺壁(てすりかべ)
などという場合もあります。
梁【はり】
梁は、建物の床や屋根を支えるために水平方向(横方向)に設置される構造部材(横架材)です。
建物内に設置された梁は、建物にかかる
- 曲げ
- 引っ張り
- 圧縮
- 揺れ
- ねじれ
などの力を抑えます。
建物に設置する梁のうち、
- 棟木と平行の部材のことを桁(けた)
- 桁と交差するように設置する部材を梁
と使い分ける場合もあります。
梁には、
- 木
- 鉄骨
- 鉄筋コンクリート
など、建物に合わせた建築材料が使用されます。
ちなみに、梁の中には、
- 大梁(おおばり)・・・柱に直接つながっている梁のこと
- 小梁(こばり)・・・柱に直接つながっていない梁のこと
- 小屋梁(こやばり)・・・屋根を支える梁
- 火打梁(ひうちばり)・・・梁が水平方向に変形するのを防ぐために斜めに掛けられた部材(下記画像参照)
- 床梁・・・床を支える梁
などの種類があります。

梁に対して、斜めに掛けれられる火打梁
バリアフリー【ばりあふりー】

段差をなくすためのスロープが設置されている場面
建築用語で使用されるバリアフリーは、障害者や高齢者でも利用しやすいように建物を作るという考え方や、その考え方で建てられた建物のことをさす言葉です。
バリアフリーという言葉は、英単語の
- barrier(障害、障壁)
- free(解放する、なくす、除く)
からできています。
障害者や高齢者以外にも、
- 妊婦
- 子供
- けが人
- 外国人
などもバリアフリーの対象とされています(国土交通省)。
バリアフリーと似た言葉で、ユニバーサルデザインという言葉もよく使用されますが、
- バリアフリー・・・障害となりうるものを取り除くという考え方
- ユニバーサルデザイン・・・あらかじめ誰でも利用しやすいようにするという考え方
という違いがあります。
ちなみに、建築業界で使用されるバリアフリーという言葉は、物理的な障壁を取り除くことを指す場合が多いですが、昨今は、物理的な障壁だけでなく、
- 制度的障壁
- 文化・情報面の障壁
- 意識上の障壁
などに対しても使用されるようになりました。
それぞれの障壁の例として、
- 物理的障壁・・・足が不自由であるために階段しかないと上の階に行けない
- 制度的障壁・・・知的障害者であるという理由で企業に採用をしてもらえない
- 文化・情報面の障壁・・・耳が聞こえないため、電車やバスのアナウンスが聞こえない
- 意識上の障壁・・・障害者は可哀想であるなどという偏見を持たれる
などが挙げられます。
貼り紙落書き防止塗料【はりがみらくがきぼうしとりょう】

貼り紙防止塗料が塗布されているため貼り紙が剥がれやすくなっている様子。画像引用:関西ペイント
貼り紙落書き防止塗料とは、貼り紙や落書きを除去しやすい状態にすることができる塗料で、主に外壁、歩道橋、電柱などに塗られる塗料です。
貼り紙防止とだけかかれている塗料もありますが、貼り紙と落書きの防止を兼ねた製品が多いです。
貼り紙落書き防止塗料には、製品によって異なるものの、
- テープがつきにくいため、貼り紙がされにくくなる
- 貼り紙がされたとしても、剥がしやすい
- ラッカー塗料などの成分を弾くため、落書きしづらい
- 落書きされたとしても、市販のガムテープシンナーで簡単に除去できる
などの効果があります。

落書きを除去している様子。画像引用:日本ペイント株式会社
貼り紙落書き防止塗料には、
などがあります。
バルコニー【ばるこにー】
バルコニーとは、マンションや戸建ての2階以上の階層において、屋根のない、室外に飛び出したスペースです。
バルコニーは、主に
- 物干し
- 家庭菜園、ガーデニング
- テーブルや椅子を置いて休憩スペース
- ゴミなどの一時保管場所
などで使用されます。
バルコニーには、100cm以上の幅、110cm以上の手すりを設置することが、建築基準法によって定められています。
第百二十六条 屋上広場又は二階以上の階にあるバルコニーその他これに類するものの周囲には、安全上必要な高さが一・一メートル以上の手すり壁、さく又は金網を設けなければならない。
建築基準法施行令第百二十六条
また、バルコニーは、その部屋の居住者のみが使用できる場所ですが、マンションのバルコニーの場合は共用部であるため、
- バーベーキューや飲み会などの匂いや音が出る使い方は避けたほうが良い
- 避難経路前には物を置いてはいけない
などの周りの居住者に配慮した使用が求められます。
バルコニーに関連する言葉には、
- ルーフバルコニー・・・一つ下の階の屋根を利用したバルコニー
- サービスバルコニー・・・エアコンの室外機を設置したり、物を仮置したりする小さなバルコニー
- インナーバルコニー・・・通常のバルコニーのように建物から突き出しているのではなく、建物内に引っ込んでいるバルコニー
- ベランダ・・・建物の外に突き出した、屋根があるスペース
- テラス・・・一階部分の屋根のないスペース
などもあります。
バルコニーに関して詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
ハルスハイブリッド塗料【はるすはいぶりっどとりょう】

日本ペイントのラジカル制御技術の図。引用:日本ペイント株式会社
ハルスハイブリッド塗料とは、ハルスという安定剤を添加することで塗膜が劣化しにくくなるように改良された塗料です。
ハルスハイブリッド塗料に添加される「ハルス(HALS)」は、塗料が劣化するときの要因の一つである「ラジカル」の発生を抑えるために添加されるヒンダードアミン系光安定剤といわれる添加物です。
ラジカルの発生を抑えることから、ハルスハイブリッド塗料のことをラジカル制御型塗料(ラジカル塗料)という業者やメーカーもあります。
様々なハルスハイブリッド塗料が開発されていますが、その中には、紫外線吸収剤(UAV)を添加することによって、更に劣化しにくい塗膜を形成するとアピールしている製品もあります。
光安定剤を添加することによって、ラジカルを抑える技術が使用された塗料には、
- 日本ペイントのパーフェクトップシリーズ
- エスケー化研のアートフレッシュ、水性クリーンタイトSi
- 株式会社トウペのハイウェザーDC、ハイウェザーダンセイ
- 東日本塗料株式会社のエコトップ、エコトップ遮熱
などがあります(ハルスハイブリッド塗料といわれていないものもありますが、仕組みは同様です)。
ラジカルの発生を抑える塗料に関して、詳しくはこちらの記事もご覧ください。
板金工事【ばんきんこうじ】
板金工事とは、ガルバリウム鋼鈑やステンレスなどの金属製の建築材料を、
- 外壁や屋根
- 棟板金、雨樋、排水溝などの設備
に設置したり、これらの補修を行ったりする工事のことです。
昔の板金工事は、金属製の雨樋を取り付ける工事や一枚の薄い金属板を家の形に合わせて加工して設置する工事などを指していましたが、現在の板金工事は、工場で製造された金属の板や建築材料を施工現場で取り付ける工事を指すことが多く、以前のような工事は少なくなりました。
また、ガルバリウム鋼鈑などの優れた材質が開発され、工場での製造技術も向上したため、実際に現場で行う作業が以前に比べて楽になったものの、板金工事は、本来であれば金属の性質などを熟知した職人が行う、高い専門知識が必要な工事です。
板金工事には、板金工事業の建設業許可というものが存在しますが、工事費用が500万円以上でなければ取得する必要がなく、どの業者であっても施工することが可能です。
それ故、外壁塗装専門業者であっても、ガルバリウム鋼鈑の屋根や外壁を設置する工事は可能ですが、板金工事専門の業者(板金屋さんなどといわれます)に依頼したほうが信頼性の高い工事を依頼することができるでしょう。
自身で板金専門業者を探したい場合は、一般社団法人日本建築板金協会に全国の板金工事専門業者が掲載されていますのでご覧ください。
具体的な板金工事には、
- コロニアル屋根などから金属屋根への葺き替え工事
- ガルバリウム鋼鈑屋根へのカバー工法(既存の屋根の上から設置する広報)
- ガルバリウム鋼鈑外壁への交換やカバー工法
などの大規模な工事や棟板金の交換などの部分的な工事があります。

棟板金の交換も板金工事の一つ
晩材【ばんざい】
晩材(夏材(なつざい)、秋材(あきざい)ともいう)とは、木を形成する年輪のうち、夏から秋にかけて形成される層のことです。
木は、夏から秋にかけては少しずつ生長するため、秋材は、春から夏に生長した層(早材という)よりも
- 厚みが薄い
- 細胞が密で細かい
- 色が濃い
- 塗装した時に着色しにくい
半外付け【はんそとづけ】

サッシの約半分が柱から外に出ており、残り半分が柱の内側に入る設置方法が「半外付け」
半外付けとは、窓サッシなどの設置方法の一つで、サッシの約半分が柱の内側に入り、残りの部分が柱の外側に出るように設置する方法のことです。
半外付けは、窓サッシでは今現在主流の設置方法ですが、サッシの半分が外に出ている状態なので、室内外の温度差が大きい場合に、結露が起きやすいというデメリットがあります。
ちなみに、半外付け以外の設置方法として、
があり、柱や壁の構造や施主の希望に応じて選択されます。

サッシのすべての部分が柱の内側に入る設置方法が「内付け」

サッシを柱の外側に設置する方法が「外付け」
版築【はんちく】

版築で作れた壁
版築とは、壁、塀、基礎などを作り上げる技法の一つで、万里の長城や法隆寺などでも採用された歴史がある技法です。
版築による壁を作るためには、板で枠を作り、中に
- 土
- 砂利
- 粘土
- 石灰
- にがり
- セメント(耐久性を増すために使用する場合がある)
などの材料を混ぜ合わせたものを入れてから、それらをしっかりと押し固めるという作業を何度も繰り返して層を作ります。
版築は手間がかかる技法であるため、塗りによって版築のような模様を作り出す塗り版築を提供する業者もいます。
パンチングメタル【ぱんちんぐめたる】
パンチングメタルとは、金属板に複数の穴をあける加工を施した板であり、さらに形状を加工することで工業製品や住宅部品など、様々な場面で使用されます。
パンチングメタルは、光、水、音、空気、特定の物質などを適度に通過される、もしくは遮断する場合によく使用されます。
例えば、
- 道路沿いのマンションのベランダにおいて、歩行者からの視線を遮りつつ、風を通して通気を良くしたい場合
- 落ち葉やゴミなどが雨樋に入って詰まらないようにしたい場合
などにパンチングメタルが使用されます。

1の例

2の例。パンチングメタルの雨樋カバー。画像引用:FlexxPoint
パンチングメタルの材質は、
- アルミ
- ステンレス
- 鉄
- チタン
- ニッケル
などの金属が多いですが、パンチングメタルの製造を行っているメーカーによっては、塩化ビニルなどの樹脂製品にもパンチングメタルと同様の加工ができるところもあるようです。
パンチングメタルは、どのような場所で、どのような意図で使用するかによって、
- 穴の大きさ(孔径(こうけい)という)
- 穴の形・・・状丸形、十字形、四角型、長方形型など
- 開孔率・・・金属板における孔が占める面積の割合
- 板の大きさ
- 板の厚み
- 材質
などを調節して製造されます。
ちなみに、パンチングメタルの中には、大小様々な穴を組み合わせることで、意匠性の高いデザインパンチングという製品もあり、ベランダのフェンスなどに使用されます。

デザインパンチングの例
ちなみに、パンチングメタルには、JIS規格が設定されておらず、工業会、組合などもないため、各パンチングメタルメーカーは、基準などに沿った製品ではなく、独自の製品を製造しているといえます。
ハンドサンダー【はんどさんだー】
ハンドサンダーとは、木などの表面を効率的に研磨することができる工具で、研磨紙(サンドペーパー)を取り付けて使用します。
ハンドサンダーは、オービタルサンダーなどのように電気を使用する電動工具ではなく、人力で動かす工具です。
ハンドサンダーには、研磨紙を設置する方法によって
- マジックテープ式
- ワンタッチ式
の2種類に分けられます。
マジックテープ式ハンドサンダーは、裏面にマジックテープがついているため、研磨紙の付け外しがしやすいのが特徴ですが、マジックテープハンドサンダー用の研磨紙を用意する必要があります。

マジックテープ式ハンドサンダーの裏面にはマジックテープがついています。画像引用:藤原産業株式会社
ワンタッチ式ハンドサンダーには、研磨紙を挟み込むためのクリップのようなものがついており、専用の研磨紙でなくても取り付けて使用することができます。
ちなみに、ハンドサンダーは、業務用の高品質なものもあれば、100円均一ショップなどで販売されている安価なものもあります。
ハンドホール【はんどほーる】

ハンドホールの画像。実際は地中に埋められているため、上部しか見えません。画像引用:株式会社北関東工業
ハンドホールとは、地中に埋められている電気や通信の配線をメンテナンスするために設置されたコンクリート製の箱です。
ハンドホールは、電気や通信の配線を
- 新たに挿入する
- 点検する
- 補修する
- 撤去する
などのために一定の間隔ごとに地中に設置されています。
ハンドホールの穴の大きさには明確な定義があるわけではなく、
- 作業員が入ることを想定していないものをハンドホール
- 作業員が入ることを想定しているものをマンホール
といいます。
ちなみに、電信柱や電線を地中ではなく地上に設置した場合、
- 景観が良くない
- 歩行者や車の移動の妨げとなっており、事故を起こす可能性が若干上がる
- 災害時に電線が切れる、電信柱が倒れるなどで危ない
- 紫外線や風雨によって電線などが劣化する
などの懸念があるため、特に都市部では通信や電線の地中埋設が行われています。
パントリー【ぱんとりー】
パントリーとは、キッチンの近くにある小部屋で、食品、調理器具、食器、調味料、消耗品などを保管するところです。
パントリーという言葉を、ホテルやレストランで使う場合には、食器に料理を盛り付けたり、料理を受け渡したりする配膳室を指すこともあります。
住宅にパントリーがある場合、あまり使わない調理器、食器、保存食など、様々なものを収納できるため、キッチンが片付いた状態で料理をすることができるというメリットがあります。
万能ガン【ばんのうがん】

万能ガンの画像。画像引用:大塚刷毛製造株式会社
万能ガンとは、
- 吹き付けタイル
- リシン
- スタッコ
- モルタル
などの吹付け塗装に対応したエアスプレー塗装用の器具です。
万能ガンをエアスプレー用のコンプレッサーに接続し、塗料はひしゃくで上部に入れて使用します。
リシンの吹付けで使った万能ガンをスタッコで使用するなど、他の用途で使用する場合、
- ノズルを専用のものに交換する
- 充填する塗料を交換する
- 空気圧を調整する
などを行って使用します。
すべての万能ガンが、先に挙げたような用途に使用できるというわけではなく、施工できる用途は製品によって異なるため、万能ガンを製造しているメーカーのホームページなどで対応している施工方法を確認する必要があります。
反応硬化型塗料【はんのうこうかがたとりょう】
反応硬化型塗料とは、2液型塗料のことです。
ハンマートン塗料【はんまーとんとりょう】
ハンマートン塗料(ハンマートーン塗料)は、金属に塗装する塗料の一つで、吹き付けることで金属をハンマーで叩いたような模様をつけることができます。
半屋外空間【はんおくがいくうかん】
半屋外空間とは、建物の敷地内において、屋外と屋内の要素を併せ持った空間で、風や光を積極的に取り入れるような目的で設置される場合が多いです。
半屋外空間には、窓、ドア、屋根などがない場合もあります。