「し」からはじまる外壁塗装用語

本記事では、外壁塗装やリフォームに関する用語の内、「し」から始まる用語を解説しています。

目次

仕上塗材【しあげぬりざい】

仕上塗材とは、建物の外壁や天井などの表面を塗って仕上げるための塗料のことです。

仕上塗材は、骨材、樹脂、顔料などを主原料としており、下塗り、主材塗り、上塗りの工程で塗ります。

 

仕上塗材で形成した塗膜の表面は、

  • 凸凹模様
  • ゆず肌状模様

などの模様がつくため、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料などの合成樹脂塗料と分けられる場合もあります。

(画像引用:日本ペイント株式会社

GRC板【じーあーるしーばん】

 (画像引用:GRCA international

GRC(Glassfiber Reinforced Cementの略)板は、ガラス繊維で補強されたセメント板のことで、建物の外壁や内壁に使用される建築材料の一つです。

 

GRC板には、

  • 軽くて耐久性に優れている
  • タイルや木目調などがあり、意匠性が高い
  • 不燃材(燃えにくい材料)が使用されており、火災が発生した時でも被害の拡大を防ぐことができる
  • 断熱効果が高まり、部屋の中の気温が外の気温の影響を受けにくい
  • 凍害に強いため、寒冷地でも使用することができる
  • 塩害に強いため、海に近い地域でも使用することができる
  • 導入コストが非常に高い

などの特徴があります。

CL【しーえる】

CLとは、クリアーラッカー塗料の略です。

シート防水【しーとぼうすい】

(引用:田島ルーフィング株式会社

シート防水とは、合成ゴムシートや塩化ビニールシートなどの防水シートを下地に貼り付けて防水層をつくる防水工事の工法の一つで、

  • 接着工法…シートを下地に直接接着剤で貼り付ける
  • 機械的固定工法…シートを鋼板器具やビスなどで固定していく

の2種類があります。

 

シート防水には、

  • 塗装による防水のように塗料の重ね塗りや塗膜の乾燥を行う必要がない
  • 一度に広い面積を防水施工できる
  • 塗装防水と比べて工期が短い

などの特徴があります。

ただし、下地の表面に凸凹がある場所の上からシート防水工事を行ってしまうと、シートのすき間から水が侵入して雨漏りが発生する恐れがあるため、凸凹が多い場所には不向きの工法です(凸凹が多い場所の防水工事にはウレタン防水などが採用されます)。

 

防水工事についてさらに詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。

C版塗料用標準色【しーばんとりょうようひょうじゅんしょく】

C版塗料用標準色とは、日本塗料工業会が2005年に発行した色見本帳のことです。

G版塗料用標準色【じーばんとりょうようひょうじゅんしょく】

G版塗料用標準色とは、日本塗料工業会が2013年に発行した色見本帳のことです。

シーラー【しーらー】

シーラー

シーラーとは、外壁塗装工事の塗装工程の下塗りとして使用される塗料の一つです。

 

シーラーを先に塗装することで、

  • 中塗り、上塗りで使用する塗料が下地に吸い込まれず、色ムラが発生しにくくなる
  • 中塗り、上塗りの塗料の密着性が向上し、耐久性の高い塗膜を形成させられる

などの効果があるため、塗料が性能を発揮するために必要な塗料です。

 

シーラーには、

  • 水性…臭いが少なく、住宅内の塗装にも適しているが、劣化が激しい下地には不向き
  • 溶剤、弱溶剤…臭いが強く、住宅外の塗装に適している。劣化が激しい下地にも塗ることができる。

などの種類があります。

 

シーラーについてより詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。

シーラント【しーらんと】

シーラントとは、コーキング剤のことです。

シーリング【しーりんぐ】

シーリングとは、コーキング剤のことです。

シーリング工事【しーりんぐこうじ】

シーリング工事(コーキング工事ともいう)とは、目地(外壁に貼り合わせたサイディングボード同士のすき間)などに、シーリング材を充填する工事のことです。

シーリング工事で充填されたシーリング材は、太陽光や雨風にさらされることによって徐々に劣化するため、定期的に目地の点検を行い、10〜15年後を目安に再度工事する必要があります。

 

シーリング工事は、

  1. マスキングテープを使用して、シーリング工事を行う箇所の両側を養生する
  2. シーリングガン(コーキングガン)を使用して、目地にシーリング材を注入する
  3. ヘラを使用して、注入したシーリング材を押し込むように平らにする
  4. シーリング材が乾燥する前に養生テープを剥がす

という手順で行われます。

 

シーリング工事についてさらに詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。

J版塗料用標準色【じぇいばんとりょうようひょうじゅんしょく】

J版塗料用標準色とは、日本塗料工業会が2017年に発行した色見本帳のことです。

ジェットタガネ【じぇっとたがね】

(画像引用:日東工器株式会社

ジェットタガネとは、束になった細い鉄の棒を高速で振動させ、その衝撃で古い塗膜や錆などを剥がす工具です。

ジェットタガネを使用することで、ヤスリなどで落とすことができない硬い塗膜や金属部分の錆を落とすことができます。

 

ジェットタガネには、

  • エアー式…圧縮された空気を動力とする
  • 電動式…電気を動力とする

などの種類があります。

ジェットヒーター【じぇっとひーたー】

(画像引用:オリオン機械株式会社

ジェットヒーターとは、熱を出すことで、

  • 人や空間を温める
  • 物体や空間を乾燥させる

などの役割を持った機械のことです。

 

ジェットヒーターには、

  • 赤外線式
  • 温風式

などがあり、外壁塗装工事などの建築現場では、温風式(熱風式、スポットヒーターというメーカーもある)が使用されます。

 

温風式ジェットヒーターは、バーナーから発した熱を風で送り出することで、コンクリートや塗料を乾燥させるために使用されます。

 

ちなみに赤外線式ジェットヒーターは、人の集まる体育館やゴルフ場などで人を暖めるために使用されます(画像引用:オリオン機械株式会社)。

塩焼瓦【しおやきがわら】

塩焼瓦とは、瓦を焼き上げる工程で塩を入れて焼き上げられる瓦のことで、赤色であることから赤瓦などともいわれます。

 

塩焼瓦は、

  1. 瓦を焼き上げる工程で塩を入れる
  2. 塩が火の熱で分解されてガス状になる
  3. ガス上の塩が窯内の水蒸気と化学反応を起こして酸化ナトリウムと塩化水素が生成される
  4. 酸化ナトリウムが瓦の成分と結合してケイ酸ナトリウムとなる
  5. ケイ酸ナトリウムが瓦の表面で保護層を形成する

という順序で製造されます。

 

また、塩焼瓦は、

  • とても丈夫である
  • 吸水率が低い
  • 凍害に強い
  • 塩害に強い
  • 釉薬ではなく塩を使用するため製造しやすい

などの特徴を持つことから、約40年前以前まではさかんに製造されていました。

 

しかし、

  • 製造するときに有毒な塩化水素(塩素ガス)が発生する
  • 材料や製造方法が適切でないときれいな赤色にならない

など、製造する難易度が高いため、現在、塩焼瓦の使用は大きく減少しています。

示温塗料【しおんとりょう】

(画像引用:アセイ工業株式会社

示温塗料(示温インク、サーモインク、サーモカラーともいわれる)とは、特定の温度になると変色する塗料のことです。

示温塗料が塗られたものは、特定の温度になると変色するため、対象物の温度変化を視覚的に捉えることができます。

 

示温塗料は、

  • 機械の温度管理
  • 熱探知機
  • 子供向けの教材
  • 飲食品のパッケージや食器

など、幅広い用途に使用されています。

 

示温塗料には、

  • 可逆性…指定した温度になると変色し、温度が下がるとすぐ元の色に戻る
  • 準不可逆性…指定した温度になると変色し、温度が下がると時間をかけて元の色に戻る
  • 不可逆性…指定した温度になり変色すると、元の色に戻らない

などの種類があります。

地下足袋【じかたび】

地下足袋とは、鳶職や大工の職人などが履いているゴム底が付いた屋外作業用の靴のことです。

色彩計画【しきさいけいかく】

 

外壁塗装の色選びにおける色彩計画とは、外壁や屋根の色が家の周囲の景観に悪影響を与えないように考慮しておこなう計画のことです。

住宅の外壁は、通常、塗装を行うと10年ほどは再塗装されず、同じ色のままであるため、周囲の景観に悪影響を与えないように十分に配慮した上で色を選ぶことが求められます。

 

色彩計画を行うためには、まず住んでいる市区町村の景観ガイドラインに使用してはいけない色がないかを確認します。

例えば、京都市の景観ガイドラインの中には、

主要な外壁には次の色彩を使用しないこと。ただし,着色を施していない自然素材につ

いては,この限りでない。

(1)R(赤)系の色相で,彩度が6を超えるもの

(2)YR(黄赤)系の色相で,彩度が6を超えるもの

(3)Y(黄)系の色相で,彩度が4を超えるもの

(4)GY(黄緑)系の色相で,彩度が2を超えるもの

(5)G(緑)系の色相で,彩度が2を超えるもの など

京都市「京の景観ガイドライン」より抜粋)

という文言があり、外壁塗装で使ってはいけない色を把握することができます。

 

そして、家の周りを散歩して周りの景観を確認し、その色が

  • 周りの建物や自然と調和する色相であるか
  • 彩度が高すぎないか

などを確認して、色彩計画が行われます。

 

その地域で長年運営されている外壁塗装業者であれば、色の選び方をわかっていることが多いので、色選びに迷った場合は、地域の外壁塗装業者に相談してみましょう。

 

色の選び方についてさらにお知りになりたい場合は、こちらの記事もご覧ください。

色相【しきそう】

色相とは、「赤」、「青」、「緑」など、色の色味を表す色の属性のことです。

例えば、青色であっても薄い青、明るい青、暗い青、すべてが青という色相に分けることができます。

(青の色相の例)

指触乾燥【ししょくかんそう】

指触乾燥とは、塗膜の表面を指で触っても塗料が指につかないほどに塗膜が乾燥した状態のことです。

指触乾燥は、外壁塗装の現場で作業する職人が塗膜の乾燥状態を確認するために行われます。

 

指触乾燥した塗膜は、塗膜の表面のみが乾燥している初期段階の乾燥であり、塗膜の中までは乾燥していないため、指で擦ったり強く押したりしてしまうと、塗膜の表面に傷や指紋が付いてしまいます。

JIS【じす】

(画像引用:日本産業標準調査会

JIS(JIS規格ともいわれる)とは、Japanese Industrial Standard(日本産業規格)を省略した言葉であり、工業製品などが安全に使用できるかどうかを定めた基準のことです。

JISは、身の回りにある様々な産業製品に定められた基準であり、外壁塗装で使用する塗料にも定められています。

 

また、JISには

  • 1級(最も高い)
  • 2級
  • 3級

などのように等級が定められており、耐候性試験などでより高い基準を満たすことができた場合にその等級も表示することができます。

例として、日本ペイントのファインという名前がつく合成樹脂が異なる3つの塗料を比較してみると、最も耐候性が高いフッ素樹脂がJISの1級、最も耐候性が低いウレタン樹脂がJISの3級であることがわかります。

合成樹脂 JIS
ファイン
4Fセラミック
フッ素 1級
ファイン
シリコン
フレッシュ
シリコン 2級
ファイン
ウレタン
U100
ウレタン 3級

これらの塗料は、JISのK5658(建築用耐候性上塗り塗料)というJISに合格しているため、ファイン4Fセラミック「JIS K5658 建築用耐候性上塗り塗料1級」などと製品情報に表示することができます。

 

外壁塗装用の塗料でJISを取得するときの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 塗料メーカーがJISの基準を満たす塗料を開発する
  2. 一般財団法人日本塗料検査協会などの登録認証機関に申し込む
  3. 登録認証機関が塗料の試験を行う
  4. 基準を満たしていれば認証の契約
  5. 認証後も定期的に基準を満たし続けているかを審査する

 

公共機関や国の施設などの塗装リフォーム工事では、JISを満たしている塗料が採用される傾向にありますが、「JISを満たしている塗料を使用しなければならない」というような決まりはありません。

一般家庭の塗装リフォーム工事で使う塗料を選ぶときには、JIS合格製品から選ぶ必要はありませんが、「この塗料はメーカーの社内試験だけではなく、第三者機関の試験にも合格している」など、製品の信頼性の参考としてよいでしょう。

 

ちなみに、JISは、日本工業規格といわれていましたが、2019年の法改正により、今では日本産業規格という名称に変更されました。

 

以下のページの、「JIS規格番号からJISを検索」の空欄にK5659やA6909などを入力すると、塗料における規格がどのようなものかを閲覧することができます。

リンク:JISC 日本産業標準調査会

自然乾燥【しぜんかんそう】

自然乾燥とは、塗装を行った後の塗膜に熱風などを当てて乾燥させるのではなく、塗ったまの状態で乾燥させることです。

 

一般的な戸建て住宅における外壁塗装工事の際は、自然乾燥で塗料を乾燥させます。

 

ちなみに、ジェットヒーターなどで乾燥させることを加熱乾燥といいます。

自然塗料【しぜんとりょう】

(画像引用:オスモ&エーデル株式会社

自然塗料とは、原料に石油や顔料を含まず、植物性油などの天然成分を主原料とした塗料のことです。

 

自然塗料は、シックハウス症候群の原因となる化学物質を含まないため、住宅内の木材の塗装などに使用されます。

また、自然塗料は、塗料成分が肌に触れても他の塗料に比べて危険性が低いことから、DIYなどでも使用されます。

 

その他、自然塗料には、

  • 化学物質があまり含まれていないため、使用した際に環境や人に与える負荷が少ない
  • 同程度の耐久性の他の塗料よりも価格が高い
  • 製造しているメーカーが少なく、塗料の種類も少ない

という特徴があります。

下請け【したうけ】

下請けとは、顧客から直接依頼されるのではなく、元請け業者から依頼された仕事をする業者のことです。

 

外壁塗装業界における下請けは、自社で外壁塗装ができる職人が在籍している業者であり、

  • 営業のみを行う営業会社
  • ハウスメーカーや大手外壁塗装業者などの元請け

から引き受けた仕事を行います。

 

多くの場合、顧客が支払う工事費用から元請けが仲介手数料を引いた費用を下請けに支払うため、下請けが得られる利益は、直接依頼される場合に比べて少ないとされています。

下地調整【したじちょうせい】

下地調整とは、塗装工事において、塗装を行う前に外壁や屋根などの塗装面に対して行う準備作業のことで、

  • 下地補修
  • 下地処理
  • 生地(きじ)ごしらえ
  • 素地(そじ)ごしらえ

など、様々な呼び方があります。

 

下地調整は、下塗り塗料を塗る前の塗装面に対して行われ、塗装面を塗装に適した状態にする役割があります。

 

下地調整の具体的な例を挙げると、

  • 金属の表面に発生した錆びや汚れを落とす(ケレンという)
  • 木材の表面に発生するシミや変色を事前に防ぐ(アク止め)
  • コンクリートやアスファルトの表面に発生した穴を埋める

などが該当します。

 

十分に下地調整を行っていない外壁や屋根に塗装してしまうと、塗料本来の性能が発揮されず、短期間で剥がれるなどの施工不良を起こす可能性があるため、下地調整は塗装を行う前の不可欠な作業です。

下地調整材【したじちょうせいざい】

外壁塗装の下塗り材の選択ミスによる剥がれ

下地調整材とは、仕上げ用塗料を塗装する前に下地の塗装面を調整する塗料のことで、下塗り材、下塗り用塗料などともいいます。

 

下地調剤材には、

などの種類があり、下地の材料によって使い分けられます。

 

下地調整材についてさらにお知りになりたい場合は、こちらの記事もご覧ください。

下塗り材【したぬりざい】

外壁塗装の下塗り材の選択ミスによる剥がれ

下塗り材とは、外壁塗装で一番最初に塗る下塗りで使用する塗料のことです。

下塗り材は、下地塗料、下地調整材と同じ意味ですが、中塗り、上塗りなどと対比するときなどに使われる言葉といえます。

 

下塗り材についてさらにお知りになりたい場合は、こちらの記事もご覧ください。

漆喰【しっくい】

漆喰は、水酸化カルシウムを主原料とした外壁材です。

 

漆喰は、壁の材料であり、瓦、石材の接着剤やつなぎ目の充填剤としても使用されます。

 

漆喰壁と他の壁材を比較した場合、

  • 内壁に使用した場合、室内の湿度を調節する性質がある(調湿作用)
  • 燃えにくいため、火災が発生した時に被害が拡大しにくい
  • カビなどの有害な菌が繁殖しにくい
  • 不快な臭いが発生しにくい
  • 汚れがつきにくい

などのメリットがあり、

  • ひび割れが発生しやすい
  • 導入コストが高い
  • 乾燥に時間がかかる
  • きれいに施工できる職人が少ない

などのデメリットがあります。

シックハウス症候群【しっくはうすしょうこうぐん】

(画像引用:厚生労働省「健康な日常生活を送るために」

 

シックハウス症候群とは、

  • 建築材料に含まれる化学物質
  • ダニ、カビ

などによって空気が汚染された家に人が住むことで発症する

  • めまい
  • 喉の痛み
  • 吐き気
  • 頭痛
  • 鼻水
  • 倦怠感(けんたいかん。だるく感じること)

などの健康障害の総称です。

 

シックハウス症候群は、

  • 住宅の材料や塗料などに含まれるホルムアルデヒドなどの化学物質
  • 湿気によって増えたダニやカビ

などが部屋内に充満していて、換気が十分にできていない場合などに起こりやすいとされています。

 

そのため、シックハウス症候群を発症しないために、

  • 住宅を建てる時やリフォームする時に使用される建材や塗料にホルムアルデヒド含有量が少ないものを選ぶ(F☆☆☆☆など)
  • 新居やリフォームを行った後、一定期間住まずにホルムアルデヒドを屋外へ換気する
  • こまめに掃除する
  • こまめに窓やドアを開けて換気する
  • 室内の湿度を適切に保つ(50%ほど)

などの対処が挙げられます。

湿式工法【しっしきこうほう】

外壁塗装工事における湿式工法とは、モルタルや漆喰(しっくい)などの材料を現場で外壁に貼り付けて外壁を形成する工法のことです。

 

湿式工法は、乾式工法(サイディングボードなど)と比べて、

  • 遮音性、防火性が高い
  • 意匠性(かっこよさ)や温もりを感じさせる
  • 比較的自由に色や模様などをアレンジできる

というメリットがありますが、

  • 乾燥させるのに時間がかかるため、工期が天候に左右されてしまう
  • キレイに仕上げるためには業者の技術が必要なので、良い施工業者を探すのに時間がかかる
  • 工事費用が高額

というデメリットもあります。

湿食【しっしょく】

湿食とは、金属の表面に水が付くことで、金属に腐食が発生することです。

死膜【しまく】

外壁塗装をリフォームする時、外壁や屋根にすでに塗装されている塗膜を旧塗膜(きゅうとまく)といい、この旧塗膜の内の密着力が残っていない塗膜を死膜といいます。

また、密着力が残っている塗膜のことを活膜(かつまく)といいます。

 

塗膜が死膜の状態だと、塗装面の保護、防水などの塗膜としての性能を発揮できていないため、再塗装の際に除去されます。

縞鋼板【しまこうはん】

縞鋼板(縞板、チェッカープレートなどともいわれる)とは、表面に突起加工を施した鋼板です。

縞鋼板は、駐車場や階段などの滑り止め床材として使用されます。

 

縞鋼板の表面には、45度の角度で突起が連続で付いているため、縞鋼板は、どの方向に対しても滑り止め効果が大きいとされています。

 

ちなみに、縞鋼板の突起は、一本線だけではなく、二本線、三本線、五本線など、様々な本数の縞鋼板が存在します。

(画像引用:Chalco Aluminum Fabrication

階段に使用される縞鋼板(画像引用:株式会社丸和

遮音性【しゃおんせい】

塗料や建材における遮音性とは、音を遮って届かないようにする性能のことです。

 

音は、空気の中で音の振動が広がることによって伝わりますが、遮音性に優れる塗料や建材を使用することで、音の振動の広がりを軽減することができるため、住宅外から住宅内に音が入ってくることを抑えることができるといわれています。

 

ただし、塗料の場合は、どんなに遮音性が優れていたとしても、塗膜自体の厚さが数ミリから数センチ程度であるため、徹底した遮音性を希望する場合は、遮音性の高い建材を使用したほうがより効果を感じられるでしょう。

 

家の防音工事に関して、詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。

弱溶剤型塗料【じゃくようざいとりょう】

弱溶剤型塗料(弱溶剤塗料)とは、希釈剤に塗料用シンナーを使用する溶剤塗料です。

 

外壁塗装で使用される塗料は、

  • 弱溶剤型塗料…希釈剤に塗料用シンナーを使用する
  • 溶剤塗料…希釈剤にラッカーシンナーを使用する
  • 水性塗料…希釈剤に水を使用する

などの種類があり、希釈剤に何を使用するかによって分類されます。

 

弱溶剤型塗料は、シンナーの中でも比較的溶かす力が弱い塗料用シンナーを希釈剤に使用するため、溶剤塗料よりもシンナーの臭いが少なく、人体や環境への影響を軽減させることができます。

 

溶剤塗料について詳しくお知りになりたい方は、こちらの記事もご覧ください。

遮熱塗料【しゃねつとりょう】

遮熱塗料とは、太陽光を反射させることで、特に夏の室内の温度を上がりにくくする効果がある塗料です。

遮熱塗料を外壁や屋根に塗装することで、住宅に当たる赤外線(太陽光の中の当たったものの温度を上げる光)を反射させるため、遮熱塗料には、太陽光による住宅内の温度上昇が起こりにくいという特徴があります。

 

遮熱塗料を使用することで、

  1. 住宅内の温度が上昇しにくくなる
  2. (特に夏の)エアコンの使用を節約できる
  3. エアコンを使用するための電力量が減る
  4. 電気を発電するための火力発電所内の石炭、石油の使用量が減る
  5. 火力発電所から排出されるCO2の削減される

とつながり、環境に配慮することができるのです。

 

ちなみに、遮熱塗料と似た塗料に断熱塗料がありますが、断熱塗料は、熱の伝導を抑える材料が含まれている塗料おり、

  • 遮熱塗料・・・赤外線を反射する(主に夏の暑さに対応できる)
  • 断熱塗料・・・外の気温を家の中に伝わりにくくする(夏の暑さと冬の寒さの両方に対応できる)

という違いがあります。

ジャンカ【じゃんか】

ジャンカ(豆板(まめいた)などといわれる場合もある)とは、打設したコンクリート表面に砂利や空洞が部分的に露出してしまう施工不良です。

 

ジャンカが発生した部分のコンクリートは、非常に脆い状態であり、建物全体の安全性や耐久性にも問題が生じる可能性があります。

 

ジャンカは、コンクリート内の砂利が一部に集まってしまい、セメントが打設部分全体に十分に行き渡っていないことによって発生します。

ジャンカが発生する主な原因と対策は以下の表のとおりです。

原因 対策
コンクリートに含まれるセメントと砂利が分離した状態で打設してしまった
  • タンクローリーからコンクリートを流しこむ際のシュート(管)を短くする、水平部分を少なくする
コンクリートが型枠の隅々まで行き渡っていない
  • バイブレータで締固め(コンクリートに振動を与えること)を十分に行う
  • 開口部や配管周りはコンクリートが行き渡りづらいので特によく締固めを行う
コンクリート内の砂利やセメントの配合比率が悪かった
  • 適切な配合比率で材料を混ぜる

(コンクリート用のバイブレータ。画像引用:株式会社マキタ

重合乾燥【じゅうこうかんそう】

重合乾燥とは、塗膜に含まれる硬化剤と樹脂が反応することで硬化して乾燥することです。

重合乾燥は、二液型塗料を使用する時に行われる乾燥です。

集合住宅【しゅうごうじゅうたく】

集合住宅とは、ひとつの建物内に複数の住居が集合した住宅のことです。

 

集合住宅には、二世帯住宅、マンション、アパートなどが該当します。

熟成時間【じゅくせいじかん】

熟成時間とは、塗料の主材と硬化剤を混合してから塗装を行う前に放置するべき時間のことです。

熟成時間は、塗料メーカーによって二液型塗料に設定されたものであり、塗料を塗装に適した状態にする役割があります。

主材【しゅざい】

外壁塗装業界における主材とは、2液型塗料で使用される言葉で、

  • 塗膜を形成する
  • 塗装された表面を保護する
  • 色や模様をつける

などの塗料の主要な機能を果たす材料のことです。

 

2液型塗料では、主材の他に硬化剤といわれる塗料を硬化させる薬剤があり、これらを混ぜ合わせることで強固な塗膜を形成することができます。

1液型2液型

(2液型塗料の例)

2液型塗料などについてさらにお知りになりたい方は、こちらの記事をご覧ください。

樹脂【じゅし】

樹脂とは、外壁塗装用塗料などに含まれる原料の一つで、主に塗料の耐久性を向上させる役割をもっています。

 

樹脂という言葉は、もともと樹木などから抽出される油状の物質のことを指していましたが、今ではこれまで樹脂としていたものを天然樹脂といい、石油などを原料として化学的に作られた樹脂を合成樹脂といいます。

 

樹脂が持つ特徴を活かして塗料が製造されるため、樹脂は塗料の特徴ともいえます。

受水槽【じゅすいそう】

受水槽とはマンションなどに設置されている貯水槽(貯水タンク)のことです。

酒精ワニス【しゅせいわにす】

酒精ワニスとは、木材などの表面に塗膜を作ることで保護する塗料の一つで、アルコールワニスともいわれます。

ワニス(ニスともいう)とは樹脂塗料のことであり、溶剤と混合されて使用されます。

この溶剤としてアルコールを使用したものが特に酒精ワニスとよばれます。

出荷証明書【しゅっかしょうめいしょ】

外壁塗装における出荷証明書とは、塗装業者が塗料メーカーに発注を行った時の塗料の個数などが記載された書類のことです。

 

出荷証明書には、

  • 塗装工事を行う物件名
  • 塗装工事を行う業者名
  • 塗料の製品名
  • 塗料の個数
  • 出荷日

などが記載されています。

 

塗装工事を行う業者は、業者によっては塗装回数を少なくしたり(三回塗りするべきところを二回塗りですませるなど)、必要以上に塗料を水で薄めたりするなどの手抜き工事を行う場合があります。

しかし、出荷証明書によって、塗装工事で使用する塗料の個数を明確にすることによって、それらの手抜き工事を抑えることができます。

なぜなら、出荷証明書に記載されている塗料の個数が、塗装工事で消費されていない場合は、「塗装を行う回数が少ないのではないか」「塗料を薄め過ぎなのではないか」などと疑うことができるからです。

主任技術者【しゅにんぎじゅつしゃ】

主任技術者とは、塗装工事を適正に行うために指導や監督を行う人のことで、工事費用が500万円以上の場合などに配置が義務付けられています。

外壁塗装工事における主任技術者は、塗装工事の工程や内容を把握した上で、工事の計画を作成して、工事で使用する材料の品質管理などを行います。

 

工事費用が500万円以下の場合、主任技術者を配置する義務はないため(建設業許可取得業者は義務あり)、外壁塗装工事の場合は、配置されていないこともあります。

聚楽壁【じゅらくかべ、じゅらくへき】

聚楽壁とは、聚楽第(京都の西陣といわれる地域)で採れた土を材料に使用した土壁のことです(京壁といわれる場合もある)。

聚楽壁は、意匠性が高い(見た目が良い)ことから、住宅の和室の内壁などで採用されます。

 

聚楽壁は、意匠性が高いということの他に、

  • 吸音性に優れているため、部屋の音が外にもれにくい
  • 燃えにくい素材であるため、火災が発生した場合でも被害が拡大しにくい
  • 断熱効果を高められるため、部屋の中の気温が外の気温の影響を受けにくい
  • 消臭性に優れている

などの特徴があります。

竣工【しゅんこう】

竣工とは、建築関連の工事が完了することです。

また、工事が完了したあとにその工事に不具合がないかどうかを確認することを竣工検査といいます。

ジョイント部【じょいんとぶ】

ジョイント部とは、鉄骨やパイプなどのつなぎ目のことです。

ジョイントベンチャー【じょいんとべんちゃー】

建築業界におけるジョイントベンチャー(JVと略す場合もある。共同企業体ともいう)とは、1つの工事に対して、複数の業者が共同で工事を行うことです。

 

ジョイントベンチャーを行うことで、それぞれの業者の強みを活かして工事に取り組むことができるのです。

 

ちなみに、建築業界以外の業界でいうジョイントベンチャーは、共同で出資して新しい会社を設立し、その会社で事業を行うことを指します。

仕様書【しようしょ】

仕様書とは、商品の詳細を記した書類のことです。

 

塗装リフォーム用塗料の仕様書には、塗料の、

  • 塗料名
  • 塗る回数
  • 塗る量
  • 塗る厚さ
  • 重ね塗りを行うまでの乾燥時間
  • 混合する希釈剤
  • 希釈率
  • 塗装方法

などが細かく記載されており、塗装工事を行う時は、仕様書の指示に沿って塗装を行う必要があります。

 

希釈率を無視したり、乾燥時間したりして、塗料の仕様書に記されている施工方法を守らずに塗ってしまうと、塗料本来の性能を引き出すことができないばかりか、剥がれなどの施工不良を起こしてしまう可能性があります。

 

塗料の仕様書は、塗料カタログの裏面などに記されていますが、塗料メーカーのWebサイトで塗料名を検索することで確認できる場合もあります。

例)ニッペパーフェクトトップの仕様書


使用量【しようりょう】

外壁塗装における使用量とは、面積あたりどの程度の量の塗料を塗れば、塗料の本来の性能を発揮することができるのかを示す数字のことです。

 

使用量は、各塗料ごとに塗料メーカーが定めていますが、目安であるため、

  • 下地が吸い込みやすい材質
  • 下地に凸凹が多い

など、塗装面の下地の状況によって、調節する必要があります。

塗料メーカーの仕様書には使用量が記載されている

所要量【しょようりょう】

所要量とは、塗料缶でいえば、入っている塗料でどれぐらい塗ることができるかを表した数値のことです。

 

所要量は、塗料ごとに定められており、1缶当たりで塗ることができる面積を掲載している場合もあれば、㎡あたりの量(kg)を掲載している場合もあります。

また、塗料メーカーによって所要量のことを「標準所要量」などと表現している場合もあります。

 

外壁塗装業者は、建物の外壁や屋根の面積を調べ、塗装工事で使用する塗料の量を計算して塗料缶をメーカーに発注します。

 

例えば、仕様書に所要量「0.11~0.17kg/㎡」と書かれた塗料があるとします。

所要量に幅があるのは、塗装工事を行う現場の状況や仕上げ方法に応じて塗り方が変わるためです。

所要量0.11kg/㎡で塗装面の面積が200㎡だった場合は、

0.11kg(所要量) × 200㎡(塗装面の面積) = 22kg(塗装を行うのに必要な塗料の量)

です。

この「22kg」は塗装を行うのに必要な量は1回塗るのに必要な量であるため、中塗り、上塗りを行う場合はその回数分の塗料が必要です。

シラン化合物撥水剤【しらんかごうぶつはっすいざい】

シラン化合物撥水剤とは、コンクリートの表面を保護する撥水剤です。

 

シラン化合物撥水剤をコンクリートに塗装することで、表面に防水層を形成し、

などの効果をもたせることができます。

 

また、シラン化合物撥水剤によって形成した防水層は、通気性に優れており、コンクリートの内部に発生する水蒸気や湿気を外に排出することもできます。

そのため、コンクリート内部に水蒸気や湿気が溜まることで発生する

  • かび
  • 鉄筋の錆び
  • 凍害

などを防ぐことができます。

 

ちなみに、シラン化合物撥水剤をコンクリートに塗ってから乾燥すると、塗装前と同じ色になるので、コンクリートに濡れ色や光沢は発生しません。

 

シラン化合物撥水剤には、日本ペイントのニッペアクアシールなどがあります。

シリコン樹脂塗料【しりこんじゅしとりょう】

(画像引用:エスケー化研

シリコン樹脂塗料とは、シリコン樹脂を主成分とする塗料です。

シリコン樹脂塗料は、

  • 水をはじく性質を持つ(撥水性)
  • 紫外線や暑さに強い(耐熱性)

という性質を持つシリコン樹脂を主成分としています。

 

耐用年数が10〜13年ほどと長く、価格も比較的安価であり、費用対効果が良いということで、今現在日本で使用されている塗料の中でも主流の塗料です。

 

シリコン樹脂塗料には、

  • 水をはじく性質があり、汚れにくい
  • 塗膜が硬いため、ひび割れが発生しやすい
  • 次回の塗装でさらに上から塗るのは不向きである
  • 光沢やツヤのある仕上がりであるため、キレイな塗膜を維持できる

などの特徴があります。

シワ【しわ】

外壁におけるシワとは、外壁の表面に塗膜が縮んだような模様が発生する不具合のことです。

 

シワの原因と対策は以下の表の通りです。

原因 対策
塗料を厚く塗りすぎてしまった メーカーが定める厚さの塗膜になるように塗る
前の工程の塗料が硬化しないうちに重ね塗りを行ってしまった 重ね塗りの場合、全行程の塗装が完全に乾いてから次の塗装を行う

シングル【しんぐる】

シングルとは、建築業界において、アスファルトシングルのことをさす場合があります。

親水性【しんすいせい】

外壁塗装における親水性とは、雨水とくっ付きやすいという塗料の性能のことです。

 

親水性が高い塗料を外壁塗装に使用した場合、外壁の表面に汚れがついた時に汚れの下に雨水が入り込み、汚れを落としてくれるという効果があります。

 

親水性の反意語を疎水性、もしくは撥水性といいます。

新生瓦【しんせいがわら】

新生瓦とは、カラーベスト、コロニアル屋根などの化粧屋根材の総称です。

浸漬塗り【しんせきぬり】

(画像引用:株式会社あすみ技研

浸漬塗りとは、塗装したいものを塗料の中に浸すことで塗料を付着させる塗装方法のことで、ディップコーティングという場合もあります。

 

浸漬塗りは、塗装を行うものを塗料の中に一定時間沈めておくことで、塗装を行うもののすみずみまで塗ることができます。

他の塗装方法と比較した時の浸漬塗りのメリットは、

  • 細かい部分なども含めて隅々まで塗ることができる
  • 塗料をむだにすることなく塗ることができる
  • 全体を一度に塗ることができる
  • 塗装技術が必要ない
  • 厚い塗膜を形成することができる

という点です。

 

一方、他の塗装方法と比較した時の浸漬塗りのデメリットは、

  • 塗らない部分がある場合は予め養生を行わなければならない
  • 塗料に発生する泡が付着しないようにするなどの他の塗装方法にはない手間がある

などの点です。

 

ちなみに、車のパーツなどを塗装する時に使用する電着塗装も、浸漬塗りの一つです。

(画像引用:マツダ株式会社

シンダーコンクリート【しんだーこんくりーと】

シンダーコンクリートとは、本来は、シンダー(石炭の燃えがら)などから作られるコンクリートのことを指していましたが、現在は防水層の上に敷き詰める軽量コンクリートを指す言葉としても使われます。

浸透性吸水防止材【しんとうせいきゅうすいぼうしざい】

浸透性吸水防止材とは、コンクリートの劣化を防止する保護剤のことです。

 

コンクリートの劣化原因の大部分は雨水や湿気などの水分がコンクリート内へ侵入することによって起こります。

浸透性吸水防止材は、コンクリートの表面に塗ることで内部に浸透し、コンクリート全体に水をはじく撥水性を持たせることができるため、雨水や湿気などが侵入しづらくなり、結果としてコンクリートが劣化することを抑えることができます。

 

また、浸透性吸水防止材は、透湿性にも優れており、外部からの水分を防ぎながら、コンクリートの内部で発生する水蒸気や湿気などの水分を外に排出することができます。

そのため、コンクリート内部に水蒸気や湿気が溜まることで発生する

  • かび
  • 鉄筋の錆び
  • 凍害

なども抑えることができるのです。

シンメトリー【しんめとりー】

(画像引用:Château de Versailles

シンメトリーとは、中心となる線に対して左右対象となるデザインのことです。

 

建物のデザインでシンメトリーが使用されている場合、バランス良く左右のつり合いが取れており、見る人に安定感などの印象を与えることができます。

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